■■トランプも石破も帳消しか■■今週(11/18~)と月曜日の日経225MINI先物分析&トレード戦略202411018W

日曜日, 11月 17, 2024

日経225MINI先物

t f B! P L

 ここんところずっと、土曜の朝の寝覚めは悪い。ロクなニュースがない。

きのうもまた同じだった。スマホを見て愕然とする。え!?あれからこんなにも下落したのか!!

筆者の予想はずっと調子っぱずれが続いているが、ここまで期待を裏切られてはなす術がない。ついにメインシナリオの「リーディングダイアゴナル説」は取り下げざるを得なくなったようである。敗北感は極まりない。

『なんで日本株は上昇しないのだろうか』

『いつまでこんな狭い範囲のレンジ相場をつづけるつもりなのか』

『もしかしたら完全に下落トレンドに入ってしまう前兆なのか』

日経のチャートを見ても返答がない。仕方ないので米国株式指数のチャートを見た。

『トランプラリーも終わったのかな』

今週後半は下げが増幅し、ナスダックやS&Pは、トランプが次期大統領に決まった11/6の大陽線を下回り、前日とのギャップを埋めにかかっている。特にナスダックが酷い。そのギャップの60%ほどを埋めたことになった。

けれども、ダウに関してはまだギャップには至らず、6日大陽線の半値押し水準でとどまっている。

したがって、下落率で言えば、ナスダック>S&P>ダウということになる。

しかし、面白いのはラッセル2000指数だ。これは金曜日、大陽線安値をほんの少し下回っただけで、最後は反転して大陽線の実体内で引けていた。

したがって、下落率はナスダック>S&P>ラッセル>ダウということになる。

・・・おかしいではないか。もし、アメリカ市場が下落トレンドに変わろうとしているのなら、ラッセルからまず初めに下落していくはずである。ラッセル2000指数が最大の下落率になるはずである。それがS&P500指数より下落が小さいなんて!

先週の下落はトランプ大統領選出を否定するものではない。別に何か理由があるはずだ。

市場概況を読んでいたら、アメリカが下げた理由は「12月の金利引き下げなしかも」の予想が出てきたからとのこと。

なるほど、それならナスダックが最大の下落率になるのもうなずける。また、アメリカ株は下落トレンド入りにはなっていないと確信した。

よって、この騒動が相場に織り込まれるまで、特にナスダックは下げ続ける。ギャップを完全に埋めてしまうだろう。いや、そればかりか、それ以上に下げるだろう。

そうなれば、ナスダックと相関性が高いと言われる日経にはたまったものではない。煽りを喰って下落トレンド一直線なのか。ますます暗い気持ちになる。

しかし、さっきも言ったように、米国市場はまだ下落トレンドではない。よって、大きくは下がらない。ナスダックやS&Pはギャップを埋める以上に下がるだろうが、そこから下げ続けることはない。

まずはこんな想定をした。もちろん今週だけのことだ。来週以降についてはまだわからない。

そうすると日経が考えやすくなった。

それでもやはり、ダイアゴナル説はほとんど取り下げだ。たしかに支持ラインを昨ナイトセッション安値に引き直せば、先すぼみ三角もち合い形状のダイアゴナル形状は維持できる。が、あまりにも下げ過ぎだ。ほとんど全戻しに近い。また昨ナイト安値で下げ止まったとも思えないし・・・。

そうなると・・・


【日足】

で、次はサブシナリオの「上昇トレンド3-2波説」ということになる。今週はこれでいこう。

ところで、アメリカ株はトランプの大統領選出の帳消しに向かっていると書いた。ダウ指数がギャップを埋めるようなことがない限り、たぶん大丈夫と思われるが、完全に消されるかどうかの方向に向かっているのは事実である。

日本の場合はどうか。あれれ、すでにトランプは否定されている! 11/6の日中ザラ場安値38690円は完全に下回った。

これで、下落率の順番は、日経>ナスダック>S&P>ラッセル>ダウとなった。

でも、大丈夫。だって、日本の場合はトランプ自体を評価してなかったじゃないか。11/6こそ大陽線で引けたが、翌日からすぐ下げ始めたのが証拠だ。日本人はトランプの負の部分ばかり見ていたからだろうか。

理由はともかく、日本人にとってはトランプよりも自国の方が大切だ。何よりもわかりやすい。日本の政局である。

10/28。自民党大敗にもかかわらず、相場は暴騰した。悪材料出尽くしが理由だ。だから日経のトレンド判断はこの日の大陽線安値を下回るかどうかにかかっている。

それは、大多数のトレーダーが想像している、予想の範囲内であろう現物37757円、ミニ先物で37500円、ラージで37550円は、そういう意味を持つ大事な価格なのである。

先週の下落率から言えば、日経>ナスダック>S&P>ラッセル>ダウということになるのだから、ナスダックがギャップを埋めてトランプ否定するのが早いか、日経が10/28安値37500円を割りこんで石破を否定するのが早いか、同時かである。たぶん日本が先かな。今週一番の見ものとなろう。

ともかくトランプラリーが終わらない以上(※)、まだ買い余地があると思っている。トランプ大統領就任の1月終旬までは期待で買われるはずと見る。本当の下落は就任式以降だろうと読んでいる。そして米国が買われる余地ありとすれば、日本もまたある。(ただし、同じように上昇していくとは限らないが)


※トランプトレードの最たるものは知っている限り、ビットコイン相場だ。チャートからは天井波乱に近いような感じも見受けれるが、まだまだ上昇の余地ありの感じもする。これが大崩れしない限り、米国相場も安泰かなと。)


以上のことが、筆者がいまだ(これほどコテンパンにやられても)上昇トレンドにしがみついている理由となっている。

3-2波説に戻ろう。もう一度、チャートを。

2波の形状はフラットか、ジグザグ修正波だろう。どちらの場合でも、その3波動目c波が進行しているものと思われる。

N値は37370円となっている。よって、37500円を下回ることは避けられそうもない。図ではちょうどその近辺に平行チャネルラインが通っている(赤色点線)。月曜日即タッチなら37190円処だろうか。

フラットなら、この赤色点線の平行チャネルラインが上昇3ー2波説の支持ラインのひとつである。

しかし、フラットでもc波巨大型フラットやジグザグ修正波なら、もっともっと下落を考慮しておくべきだろう。拡大目標値(a波の1.618倍値)が35675円だから、デッドラインの35000円を試すことは絶対に想定しておくべきだ。

よって、今週は平行チャネル近辺で下落が止まるか止まらないかをまずは見ていくことになる。筆者は最終的には35675円までの下落を見込んではいるが、今週に限れば・・・とも思っている。なんとも微妙だが。

しかし、、最終的でも35000円割れはないと考えるのは、3-2波説からなら当然であろう。

・・・・・・

では、いったいいつから日経は上昇するのだろうか。つまり3-2波から3-3波に進行するのだろうか。

それは【イベントスケジュール分析】を考えるしかない。

結論から言うと、筆者は当限月内での上昇トレンド進行はほぼほぼあきらめている。2波がまだもう少し続くと思っている。

それはアメリカの金利問題だ。12月に金利の引き下げをやるやらないで、先週後半ああも株価に影響を与えるのなら、その金利問題が片付いてからでないとアメリカも日本も株価は浮上しないと考えざるを得ない。

そこで、この日程だ。

12/18(水)FOMC政策金利発表

12/19(木)日銀政策金利発表

12/20(金)米国メジャーSQ日

つまり、この両国の中銀会議を終えるまでは、特に日本の株価はレンジ相場を脱することはできないだろうと思っているのである。

日本のメジャーSQ日まであと19日間残っている。のんびり相場を眺めながら乗り切っていきたいと考える所以である。

・・・・・・

ではさすがに明日の戦略を。

簡単に言えば、月曜日はナイトセッションのやり直しだと思っている。高値も安値も更新せず、セッション足で言えばナイトセッションのハラミ足と想像するのがメインである。

なので、カイもウリもありますという、当たり前の両方向戦略だ。


【4時間足】

副次波c波は緑色ラインの如く5波動目に入っている(ように見える)。なのですぐにでも上昇を開始してもおかしくはない。

ここで注意。a波は図では赤色①〜⑤の5波動であらわしているが、この5波動は3波動にいつでも変えられるほど曖昧な屈折だ。3波動構成と言ってもいい。ジグザグでもフラットでもどちらでも通用するようにラインを描き直すまでだ。

よって、ここから安値更新することなく上昇すれば、3-2波はトライアングル修正波だとということも考えられるだろう。SQ日までの19日間をのんびり過ごすにはもってこいの修正波となろう。ここからのd波は前のb波高値には達することなく反転して、e波になっていくだろう。またe波の終点ははっきりわからないが、3-3波の底値であるのだから、上昇を確約されたも同然で買いやすいったらありゃしない。

しかし、トライアングルではなく、緑色の5波動目がエクステンションするために上昇して5-2波を作りに行くとも考えられる。その場合は5-3波以降の下落が待っているのだから、どちらにせよ上がったら売られることになろう。(このケースはぞっとする。上で書いた35000円を試すケースに発展していく。)

筆者も買玉を長く持つつもりはない。上昇したらまずは売玉を持つ方にも動くつもりである。

下位足の【1時間足】で見てみると、現在が青色ライン4波中であることがわかる。

だけども、ライン引きがあいまいだし、すでにナイト後半の4本のローソク足で4波が終わったかもしれず、そうなると月曜日はここからすぐ下落してしまうかもしれない。


<重要ライン>

①41570〜41910・・・日中マド1

②40310〜40840・・・日中マド2

③39695〜39930・・・4時間足大天ネックゾーン

④39605・・・日足直近下落76.4%戻し

⑤39130・・・4時間足戻り高値

⑥38790・・・4時間足上値メド

⑦38710・・・5日線処

(参考)38690・・・11/64時間足大陽線安値

⑧38635・・・ナイト高値

⑨38605・・・ナイトセッション・バリュー上限値

⑩38600・・・前日日中マド埋めライン

⑪38450・・・1時間足直近下落50%戻し

⑫38440・・・上昇転換ライン

⑬38430・・・ナイト下落76.4%戻し

⑭38400・・・ナイトセッション・バリューハーフ

⑮38305・・・ナイト下落61.8%戻し

⑯38280・・・目先戻しメド

⑰38270〜38675・・・4時間足中天ネックゾーン

⑱38100・・・ナイト下落38.2%戻し

⑲38090〜38290・・・1時間足直近下落浅戻しゾーン

※38035・・・ナイトセッション終値

⑳37815・・・ナイトセッション・バリュー下限値

㉑37770・・・ナイト安値

37375・・・4時間足下値メド1・・・37695に訂正(18日朝)

㉓37500・・・日足押し安値

㉔37430〜37180・・・日中マド3

㉕37370・・・日足ジグザグ下落N値

㉖37360・・・4時間足ジグザグ下落チョイ拡目標値

㉗37190・・・日足平行チャネルラインタッチ

㉘36880・・・4時間足ジグザグ下落拡大目標値

㉙36770・・・本日下落可能値

㉚36605・・・日足ジグザグ下落チョイ拡目標値

㉛36475〜36455・・・日中マド4

㉜35635・・・日足ジグザグ下落拡大目標値

㉝35000・・・デッドライン


<詳細>

想定しているレンジは⑨〜⑳。絞れば⑭〜⑳だ。この範囲でのもち合い相場を想定している。

で、上が先か下が先かになるわけだが、上が先なら⑭を超えた辺りでショートは言うまでもない。⑨まで持ち上げられたとしても、この場合はまだ5波動目の下落が残っている。含み損は我慢してじっとしているべきだろう。いずれはまた⑳までは下落するし、スイングなら最低限㉕あたりまでは見込める。

それでも、やはり月曜日はちょっとした阿鼻叫喚のウリが寄付きから先に出そうだ。イッキに下げてくれた方が買いやすくなるのも事実。ここは先に下がることを期待する。

しかし、すでに寄付きから安ければ何でもショートというわけにはいかないかもしれない。特に⑳に近ければ近いほど売りづらくなる。ここは腹を括って買って出るか、⑳を割りこむのを待つかであろう。

⑳で買う場合は⑨や⑭までの上昇を見込む。4波はトライアングル的な保ち合い相場となるだろう。(筆者はまずここで買う。ダメならすぐロスカットする覚悟。)

すっと素通りでもしてくれれば追っかけ売りもやりやすいか。すでに4波の調整が終わっているのであれば、やはり㉕まではイケそうな気がするので、(そこで買うつもりだから余計に)ショートを1枚持つつもりである。安値更新がなければそれまで。討ち死にとなるが。

※ここで、38690円を超えてきたら注意。非常にほのかだが、調整が終わって今度こそ3-3入りの可能性を期待できるかもしれない。特に37500円前後までの下落のあとならその確率も高くなる。アメリカの先週末の下落自体は週末の利益確定売りだとする見方もある。SQ日が終了して月曜日からまたラリーをやり直すかもしれない。

日本の場合も38690円を超えるという意味は上で書いた通りでもあるし、何と言ってもネックゾーンを再び上抜けしてくるような値動きは、今度こそ3-3波ではなくても、少なくとも下への調整が終わって、再度レンジ上限に向かうものと思われる。安易なショートはロスカット設定を怠りなく。

こんな誘惑にまた乗ってみたくなっている自分がいる。


<ポジション>

売0() 変わらず

買0() 1枚減

※なんともかんとも、センスのなさが光る。


<前日勝負手概説> 

日中はカイばかりだったが、案の上小利小損の繰り返しで言うことなし。予想自体が外れていた。大引け前の下落でマイナス100円を計上。腹の立つ値動きだった。また前日のホールド玉も38750円を割れてから利確。大きく含み益を減らした。

39000円台の値動きを真剣に見ておくべきであった。

ナイトは一転、5時すぎから38570円ショートで勝負。が、30分後38520円で利確してしまう。昼間の負けを取り戻しただけ。

その後はヤル気ナシ。酒に溺れる。


以上。



<コーヒーブレイク>

あの大人の英語塾が筆者のスマホに居座っている。気になったのでクリックしてみた。

Today is my day!

直訳はきょうは私の日。これはすぐわかった。「きょうはツイてるね、のってるね」の意だ。逆は

Today is not my day. (散々だった。)

これらは使えそうだ。じゃあ、

You made my day.

直訳は君は私の日を作った。「君のおかげだよ」。こんなこと言ってもらえるようなブログを書きたいもんだ。でも、それよりか

I'm happy now!!   You made my day.

これで金髪ナオン、口説けるかなあ。

こんなことわざもあるようだ。

Every dog has his day.

どの犬もみんな彼の日をもっている。「くよくよすんなって。明日は晴れるさ」。株が上がるといいな。


まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

◎まずジグザグ波動の徹底マスターから始めよう。

ジグザグ修正波だけでもこれだけのことができる! 4波修正波は難攻不落である。 その修正波の動きは種類もいっぱいある上に、それらが複雑に絡み合って、長期化すれば長期化するほど値動きのドロ沼にはまってしまう。個人投機家は、この4波の予想がつきがたい値動きに翻弄され、3波でしこたま稼い...

役に立ったらクリックお願いします。

自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

お問合せ#お気軽に

名前

メール *

メッセージ *

このブログを検索

ブログ アーカイブ

QooQ