2020年2月29日土曜日

日経平均株価・マザーズ指数分析(6)3月からの方向は?

激動の2月が終わったので、例によって指数の分析を試みたい。1月迄の見識とはだいぶ様子が違ってきたようだ・・ともかく長期足から順番に解析しよう。

【月足】

コロナウイルス問題が騒がれだしたのが1月末からであったので、この月は大陰線をつける大暴落である。高安値の差は3080円ほど。
この陰線1本のせいで、一か月前の記事まで「エリオット波動のB波調整中」としていた月足はいよいよC波に突入したようだ。
「過熱」というピークアウト感がないままだったので、ずっとB波調整にこだわっていたのだが、いよいよ引導を渡されるようである。日経は2番天井をつけて下落トレンドに入った。当面は直近高値を上抜くことはないだろう。

焦点はこのC波下落がどこまで続くかだ。

ところで、この2月の高低差3,080円は実際に大きい数字だが、ちょっと前にはもっと大きな下落があったことはご存じだろうか。そう2018年の10月である。この時は3477円だった。そして翌11月の戻しを経て、12月の3750円は、直近では最大下落である。
この3か月間の下落幅は、ちょうど5500円であるという事実を我々はすでに経験している。

同じようにこの下落幅を2番天井と思われる1/30の24115円に当てはめよう。

18615円

こんな数値が見えてきた。E値計算式ではこうなる。考えるだに恐ろしい。下落は道半ばだということである。
またABC調整波は1波から5波全体の調整であるから、1波基点6994円から計算して、その38.2%押しが17780円なので、やはりここら辺が当面の目標となるのだろう。

もちろんこれは中長期の目標値であり、月曜日からまたグングン下落が続くということではない。日足で考えてみよう。

【日足】

ナイアガラとはよく言ったものだ。本当にそう見えてくる。2/3の分析記事『日経平均株価分析(5)』では21680円が大底メドと書いたが、やはり筆者の予想なぞ甘々の平凡予想であった。

さておき、この下落が22500円程度までで終わり、反発に転じたのであれば、単なるジグザグ調整であり、新高値挑戦・達成の可能性もあった。(筆者はそれを念じていたが・・)

しかし、1波の1.618倍以上の値幅下落となった以上、23995円からの下落は推進波第3波動であり、たとえ月曜日から上昇に転じたとしても、その先には第5波の下落が待ち構えていると考えなければならない。若く、苦しい展開が予想される。

以上で、日経平均株価の分析を終える。具体的な日経225MINI先物の戦略については月曜朝までには書きたいと思っているが・・・

次に、筆者がずっと気にかけていたマザーズ指数の分析に移りたい。こちらは世間で騒ぐほど悲惨とは筆者は思っていない。金曜日の下落はちょっと余分だったかなと思う程度で、逆に底打ちでは?との期待も抱かせる。ともあれチャートを見よう。

【月足】

月足はきれいなエリオット波動が描かれている。しかも、赤線3本目フィボナッチ61.8%戻しラインに到達したのだ。第4波の押しとしての値幅調整は終了したのではないかと思うわけである。

しかも、この辺りは2013年から2016年初頭まで揉み合った時期の下限辺でもあり、少々の下げはあったとしても、反発が期待できはしないだろうか。ここら辺の事情は日足を見るとわかりやすい。

【日足】

まだ5波の下落を経験していない日経平均とちがって、マザーズ指数はすでに5波が進行中である。どこまで進行するかはわからないけれども、その後はABC調整の上昇が待っている。

そしてその調整が下値を切り上げる展開になった場合は、長期月足の第5波上昇に転換するのである。
この辺りの理屈は昨11/3の『日経平均&マザーズ指数分析』で書いた。マザーズ指数の明日は明るい日だ。

マザーズ大底説の根拠は他にもある。東証マザーズETF(2516)の出来高に注目してほしい。木曜日、金曜日の大出来はかなりの投げが出たのではないかと推測される。ピークアウトはもうすぐだ。

ともあれ上記分析に基づき、筆者としては、「マザーズ先物」でこの5波を獲りに行くつもりである。まずは日足でのダウを待つ。高安値の切り上げを確認してからでも十分である。

以上、天井騒ぎの【今日のカラ騒ぎ】でした。ご清聴ありがとうございました。

2020年2月28日金曜日

【緊急配信】日経225MINI先物、本日(2/18水)の展望

2/19(水)も、「押し目買い」だ。「但し」付きで


月曜日日中ザラ場は予想通り、23300円台で下落は止まり23500円半ばまで上昇した。半分を利確した筆者は残りを大きく育てたかったが、昨日ロスカット。まあこんなもんでしょう。

さて、本日は勝負処である。日本株の命運をかけた戦いが、今週ヤマ場を迎えると思われるが、その初日の今日の値動きは最も注目されるところである。

先を急ごう。
【週足】【日足】は割愛する。先週末記事を参照されたい。筆者の見解は変わっていない。

【2時間足】
結論から言えば、エリオット波動第4波はまだ続いている。月曜日23315円で打ち止めかと思われたが、まだ下があっただけの話だ。この下落の限界は23005円である。第1波の頂点がそれで、ここを割ることは、筆者の根拠が崩れることになる。エリオット波動理論には「4波と1波は重ならない」という厳密なルールがある。

なので、筆者はもう一度自分の予想を信じたいと思っている。




日経225MINI先物3月物のチャートをひも解きたい。

【週足】

筆者は『日経平均は当面レンジ相場』との立場をとっているので、先週記事同様来週も2週前の陽線内でのレンジ相場とみる。ナイトですでに先週の安値23555円を下回っており、この下落がどこまで続くかが焦点。小さな陰線で収まればいいが・・・

【日足】

示唆に富んだ日足チャートである。

とうとうフィボナッチファンライン(オレンジ色)1本目をナイトで割り込んでしまった。
これは何を意味するかというと、もし月曜日の大引けにこの位置(23600辺)まで戻るか、あるいは翌火曜日にその位置を取り戻すほどの強い陽線で反発しなければ、価格は次のラインを目指して下落するということである。同じ現象は1/30から2/3の値動きでも観察できるが(この時は2/3安値が2本目に到達してから反発、1330円の急騰をしている)、今回は23000円近辺までの下落を覚悟しなければならない、ということである。

3本の赤色のフィボナッチ比率ラインは、22650円から23980円への上昇に対する押し目を計るために引いた。上から23470円、23315円、23160円となっている。1本目38.2%押しはナイトで達成したので、この位置からの反発は十分考えられることだ。そうなれば、月曜日の高値は23600円を超えてくるだろう。

最後に、23980円と直近の押し安値23555円の値幅(425円)と同じだけ23555円から下落した場合は、23130円であることも心の片隅にでも小さくメモしておくといい(E値計算)。
これは上記フィボナッチ61.8%押しに近いので、要注意だ。

では、いよいよ短期足の分析に移る。

【2時間足】

木曜日寄付までは「いよいよエリオット波動第5波に移行するか」と身構えていたが、ヘッジファンドのお抱え通信社の報道で、寄付から一直線に下落したのは記憶に新しい。おかげで第4波は継続されることになった。

ナイトでは、その第4波のボックス相場が下に崩れた処である。

先週記事同様、第3波のフィボナッチ押し目ライン(赤色)3本の1本目は達成。2本目の50%押し23385円以下に向かうところに見える。BOX相場を下放れたのであるから、月曜日寄付での売り圧力は相当に強いと見るべきだろう。

そして、筆者がもっとも重要視していると書いたネックライン(23365円~23335円のピンク帯)がその下に控えている。この2時間足大陽線の基点から、一気に売り方を殺しに行ったのである。先週は、いずれ価格はここに向かうと予想したが、いよいよその時が来たのかもしれない。

【30分足】

先週記事で「30分足の上昇トレンドが終わりを告げるのは23545円(今回は青線)を下抜けてから」ということを書いた。当たり前だが、ナイトではここでも下放れた。

日足同様、すぐ盛り返さなければ日経に明日はない。もう一度23000円割れを試すことになるだろう。(もっとも、上昇トレンドが崩れた=下落トレンドに移行、というわけではないが)。

また、オレンジの上値抵抗ラインは戻り売りの目途である。そこに差し掛かる位置では強力な売り圧力がかかる。23600円を超えるのは並大抵ではなさそうだ。

以上の分析を踏まえて、いよいよ2/17(月曜日)の戦略を練ってみる。

【戦略】あくまで押し目買い

短期足、長期足とも買い方は窮地に追い詰められているようだ。特に短期足は重要なラインを割っており、明らかに分が悪い。なので、寄付からすぐ下落方向に向かうと予想される。機敏なデイトレーダーであれば、この値動きに乗ってひと旗上げられるだろう。

が、筆者にそんなプレイは無理なので、当然この下落を耐えるしかない。買い玉を持っていないので安心して下落を見ていられる。

しかし、この下落はどこまで続くのだろうか。まず寄付から23400円に近づくまでは順調に下がると思われる。23400円は買い方・売り方の攻防ラインである。ここで下落は終わり、反発するのが一つのパターンで、ここからの上昇は買い気が強ければ23600円近くまで続くかもしれない。

このパターンから逆順で、寄付から先に23600円近辺まで上昇した場合は「売り」から入るだろう。寄りから勢いよく下落する場合に比べて、このショートプレイにはたっぷり余裕が与えられるからだ。100円幅くらいは獲れるだろう。

しかし筆者の本当の狙いはそうではない。23400円割れを狙う。おそらく23400円を割れば
【2時間足】ネックラインの23365円から23335円まではイッキだ。買い方の総投げが出るからである。そこを満を持して「買い」出動する。
買い玉は大事に育てたい。エリオット波動第5波の上昇が待っているからである。

が、当然そこを割ればいったん撤退だ。今度は23000円が意識される位まで下げ続けるだろう。
その場合は、節目節目での「売り」を交えての闘いになる。

そして、23000円を完全に割れた場合は、もう「買い」が入りこめる余地はない。その時は売り方に転身する時である。戻り売り中心の戦い方になろう。

以上。天井騒ぎの≪今日の大言壮語≫でした。ご清聴ありがとうございました。

【大陰線攻略】セラク(6199)は下落の始まりか?

昨日のカカクコムはどうだっただろうか?筆者はちょっとチグハグ。寄付1本目の5分足に上ヒゲが出たのを見て、2530円でINしたが、2490円で止まったのを見て利確。そこまでならよかったが、反発を警戒しすぎて前場終了前に2450円でロングを仕掛けてしまった。案の定後場は売られっぱなし。大引けでの損切となってしまった。相変わらず、技術はヘボい。

前日も大陰線続出のため、今日もそれを攻略する。セラクをおかずにする。攻略法は前日記事『ローソク足別・翌日のデイトレパターン1≪大陰線編≫』を、再度熟読しイメージトレーニングを強化する予定。

まず日足分析から。

今年に入ってマド開け・ストップ高を経験して急騰したが、昨日大陰線をつけて急落してきた。その前から高値は切り下がっており、それでも何とか多重帯(1211円~1177円)で踏ん張ったが、この地合には勝てなかったようである。

長期的に見ても、下落傾向は否定しようがなく、マド埋めの900円処までは下がると踏んでいる。

筆者としては、この昨日の大陰線を手掛かりに、この銘柄の下落トレンドをうまく頂戴したいと思っているわけである。前日記事ではデイトレにこだわったが、仕掛け値次第ではスイングでもいいと思うが・・・

では、前日記事に従って、エントリーポイントを考えていきたい。30分足だ。

本来、チャートには細かなラインや言葉を記入せず、前日のカカクコムのようにトレード台帳に手書きで書き込むのだが、苦にならない場合は、チャートに直接書き込んでもいいと思う。(ただ時間がかかるのが難)

まず、前日記事のカカクコムと違う点が一つある。カカクコムの終値は大出来だったため「重要価格」と指定したが、このセラクの前日終値の出来高はそれほどでもない。これはつまり、まだ買い手の投げが出ていないということであり、売り手も大きくポジションを増やしていないということでもある。転換点はまだ先ということだ。

従ってその終値のラインは引いてない。前日記事に書いてある通りだ。ラインを引いたのは高値、安値、そして戻り高値だけ。もう一つ敢えて加えるなら、高安値の半値(赤い点線で一応表示したが)ラインである。

このラインによって区分けされるエントリーの価格帯はA~Dの4つ。だが、今朝も日経先物ナイトは下落しているようなので、今回はCとDだけに説明を絞りたい。

まず今日の寄付がC価格帯の中で始まった場合。
前日の30分足チャートを見ればわかるが、戻り高値を形成した陽線は大きな上ヒゲを出しており、いかにも買いの失敗をあらわしていると言えよう。通常ならC価格帯上部(1147円近く)での戻り売り戦略が妥当なのだが、今日はそこまでは戻るまい。寄り付いてすぐ、あるいはD価格帯への突入、つまり安値切り下げ決定での「成り売り」が正解だろうか。

確率的に最も高いのがDでの寄付だ。つまりギャップダウンでの寄りだろう。GDが小さい場合は、ウップスを通常なら警戒しなければならないが、今日はせいぜいが前日安値まで。すぐ下方向に行っちゃうような気がする。

GDが比較的大きかった場合(20円以上?)は、しばらく様子見とする。日経先物も安く寄った後買い物が出るかもしれない状況であるのも確かだからだ。そうなると反発を確認してからのショート戦略(上昇はせいぜいが安値付近までである)が功を奏す。そのまま下落した場合はあきらめるのがいいだろう。

いずれにしても、この銘柄の、今日に限っての買いはない。だが、ある程度の下落した後の反発にはくれぐれも警戒し、利確を遅らせてはならないだけだ。

以上、天井騒ぎの【今日の詐術】でした。ご清聴ありがとうございました。

2020年2月27日木曜日

ローソク足別・翌日のデイトレパターン1≪大陰線編≫

大陰線の翌日のデイトレは超カンタン。始値で分かるその日の値動き。<筆者のトレード台帳を一部公開>

下落の日々が続いている。が、個人投資家の押し目買い意欲は強いようで、朝方下げていても前場終わり位から反発する銘柄が多いように見受けられる。前日比はマイナスだけれども、ね。

この世界的なコロナウイルスショックの終息が見えてこない限り、大底値を当てようなんていう行為は死に至る病であり、ましてやそれを見込んでの買い建て玉のホールドは自殺行為に等しいと、筆者は思うのだが。

今はじっとガマンの時期。と言っても、何もしないわけにもいくまい。ウリもカイも玉を翌日に持ち越さない<デイトレード>で、この難局を乗り越えたいと思っている。

そこで、今日から前日のローソク足別でのデイトレ攻略法を、何度かに分けて書いておきたい。教材(銘柄)が都合よく見つかればよいのだが・・・ともあれ、ここに掲載する図案は、筆者のトレード台帳ほぼそのままである。手書きで見にくいが、筆者が相場に臨む際に必要なアンチョコともいうべき貴重なものなのである。

では、今日の教材はカカクコム(2371)。今日のテーマである大陰線を昨日つけた。この銘柄で、本日はデイトレードして儲けてみようと思っている次第だ。


さっそく解説を試みる。左の図を見ながら説明しよう。
1)まずラインから。
昨日高値(2674円)と、終値(2558円)、そして30分足での戻り高値(2605円)は重要である。特に後二者は赤線で描くほどの最重要ラインだ。あまり重要ではないが、引いておくべきなのが昨日安値(2553円)と昨日の高安値から計算した76.4%戻し、61.8%戻し、50%戻しの各ライン。(説明は後ほど。)これらのラインを自分のわかりやすいように書き込む。筆者は図のようにノートに手書きで書くが、5分足や10分足、30分足のチャートに直接ラインを引いてもいい。自分がわかればなんでもいい。

2)終値の出来高を調べる。
これは5分足の、できれば1週間か、10日ほど見れるチャートを開いて調べる。具体的な数字は必要ない。比較するだけでいい。他の日のどの5分足より大きければ、その終値の数字は最重要だ。一番でなくとも、比較的大きいと思われる位でもいい。出来高のバーチャートで確認してほしい。(注)もし終値の出来高が少なければ、ラインは必要ない。消してOK.その代わり、前日安値が重要ラインに浮上する。因みにこの日のカカクコムの終値は、最も大きかったので、最重要ラインとなった。

その他もろもろ書き込むことが少々あるのだが、煩雑になるので割愛。

ここまで準備できたら、デイトレ戦略に移る。

前提になるのは、筆者にとってトレード当日の始値は重要である、ということだ。前日より高く寄り付くのか、安いのか、ギャップはどうかなど、前日の値幅に対する、当日の始値の位置を重要視する。それが図中にあるA・B・C・Dの位置である。

Aは高値からギャップアップで寄り付いた場合。
Bは戻り高値から高値の間で寄り付いた場合。
Cは戻り高値から終値までの間で寄り付いた場合。
Dは終値より、安く寄り付いた場合である。

この4つのパターンによってデイトレ戦略を変えるというのが筆者の方法論である。順番に説明する。

Aの場合は、確率的に少ないが、まれにある。ミクロ、マクロのグッドなニュースが出た時などで、よってほぼロングオンリーとなる。押し目を狙うなら前日高値であるが、GUした後そこまで下がってくれる保証はない。出来高が異常に膨れて、活発に取引されているようなら、少々高値と思われても買ってみる。

Bの場合も何かしらのいいニュースがあったか、買い戻しが大きかった場合などに起こる始値だ。この場合は、このBの範囲での往来となる。つまり価格が上位(高値近く)ではショート、下位(戻り高値)付近ならロングとなる。買い気が強い場合は上位でのショート玉は損切となる場合もあるが、それほど気にする必要もない。レンジ相場と割り切って逆張りが良い。
逆に戻り高値を下回ればロングは損切となるが、よっぽどの相場変調がない限り、それも気にせず臨みたい。

Cの場合がもっとも面白い。出来高の多い終値は鉄板とみなすので、これに近い価格で買い勝負するべきだ。少なくとも戻り高値までの上昇はあろう。運が良ければ、B帯で引いた3つのフィボナッチ比率ラインまでは上昇する。分割利確が好ましい。この終値を何円か下回ったらロスカットは言うまでもない。所詮前日は陰線なので、弱いと見なければならない。

Dの場合はショートとなるのは当然だろう。出来高大の終値の下に寄り付くようでは当日上昇の意思は全くない。終値を背に【売り】でどこまでも利益を追求するべきだとは思うが、乖離率等の指標もあって買い戻しには十分注意が必要とされる。その勢力の出現が見て取れたら、ド転ロングもあり

以上が筆者のデイトレ戦略であるが、今日の始値がすべての命運を担う。尚、ラインの数値には2、3円までの余裕をもって見てほしい。終値マイナス1円から始まる逆襲はよくあることである。
さあて、今日(2/27)のカカクコムはどの価格帯で始まるでしょうか。楽しみです。

以上、天井騒ぎの【今日の、そんじょそこいら】でした。ご清聴ありがとうございました。


2020年2月26日水曜日

日経225MINI先物、様子見宣言発令す。

今は手を出さぬ方が無難。だが、予想をせずにはいられない。

起きてビックリの大暴落であった。先週末から、筆者の算出した指標はことごとく破られ、効かなくなっていたので、これはおかしいとは思っていたが・・・買い玉を欲をかいて利確せぬまま放っておくほどおバカではないが、ま、ここら辺の感性が相場師として凡庸たる所以である。

ところで、こういう異常時では、筆者は「見」の一文字である。チャンスととらえる向きも多いと思うし、腕に自信があれば大きな収益が見込まれるだろう。だが、ラインや指標に頼る筆者のようなトレーダーは、それらが効かない時期に突入した以上、実践は命取りになる。命あってのものだねだ。

だが、監視はする。どのライン、指標が通用するのか、最後まで見極めるくらいはしないとトレーダーとは言えないと思うから。

さっそく当たらない予想をしてみる。

3月物ナイト終了時までの日足チャートである。当たり前だが、今週頭に掲載したチャートと大いに様相を異にしている。何とかそれらしいラインを見つけ出し、引いてみた。今さら何を言ってもアト付けとの批評を頂くのは承知の上で、売買のポイントだけを抜き出して書いておくに留める。これらの数字が効果あればいいのだが・・・

【22450】日足フィボナッチファン38.2ライン
【22425】週足フィボナッチ38.2%押し
【22370】5日移動平均線

【21920】日足フィボナッチファン50.0ライン
【21905】週足フィボナッチ50%押し

【21735】週足フィボナッチファン61.8ライン

【21405】日足フィボナッチファン61.8ライン
【21385】週足フィボナッチ61.8%押し

これらが本日の重要なラインである。赤色の処はナイトですでに達成されている。ほぼほぼ当たってはいるが、反発は小さい。なので今日のプレイはやるなら≪戻り売り≫に決まっているが、各平均線との乖離率の大きさも気になるところであり、筆者としても実践に活かせない原因となっている。

ただ、通常時での平凡な動きを分析しての戦略を考えるなら、フィボナッチファン1本目ラインから3本目ラインとのレンジ相場、すなわち
22300円~21900円~21400円前後の往来に当面は終始するのではないだろうか。
平凡すぎるね、やっぱり。

以上、天井騒ぎの【今日のでっち上げ】でした。ご清聴ありがとうございました。









2020年2月25日火曜日

【買い】JSR(4185)の底力を信じる

しかし毎週、週頭は波乱続きだな。買い玉の週マタギはますます無理になってくる。金曜日のKlabも警戒して利確しておいてよかった。残るはZOZOの売り玉のみで、こちらは本日寄りから様子を見て利確させていただく予定。750円以下になってくれればオンの字.それ以上は深追いしない。

個人投資家の買い意欲は強い。本日どこで寄り付くかは銘柄によって違いがあるだろうが、そこから必ずよみがえる銘柄もたくさんあるはずだ。JSRもそんな強い銘柄のひとつとにらんでいる。

銘柄の平均値幅を考慮して、この難局を乗り越える、

が今日のテーマだ。日足を見てみよう。

大引けこそちょっと戻されたが、年初来高値更新である。三度目の挑戦での栄光で、世が世なら、今日はめでたく連続の高値更新の日となったであろう。

全ての移動平均線が上向きであり、目立たない地味な値動きであるが、確実に一歩一歩歩んできた、いわば苦労人である。

こういう銘柄はちょっとやそっとでは動揺しない。寄付はさすがに売られるだろうが、一定の投げが出た後は買い戻しが入る。

では買いポイントを探ってみよう。

まずもって、今日のようなGDでの寄付が予想される日に便利な指標が、銘柄各自が持つ平均値幅である。1日に動く高安値の差の平均値ことだ。JSRの場合、この数値は38円ということになっている。今の価格の2%にも満たない値幅である。小さい値幅であるがゆえに、生粋のデイトレーダーからの人気はないが、こういう銘柄こそ固い、とも言える。

ところで、下落からよみがえるといっても、多くの銘柄は前日比はマイナスになるはずだ。前日を上回るのは一部のテーマ株だけであろう。とすれば、この場合、前日引値2167円-38円=2129円なので、買値はこれ以下ということになる。これ以上で買うことは、今日の場合許されない行為なのである。

日足チャートに引いた赤線は月足でのネックラインである。2104円だ。過去もだいたいこのライン前後での攻防が繰り広げられているのでわかりやすいはずだ。

筆者は、この2104円と2129円の間に今日の安値ができるのではないかと踏んでいる。もちろん寄付時の下落が大きかった場合は2104円以下にもなることは大いに考えられる。しかしそんな大きな下落ならば、そこからの上昇も早いはず。引けまでには戻る。

なので、寄りからの下落が大きかった場合は2104円以下で、通常の下落なら2104円~2129円の間で買いエントリーすることになるだろう。

だがしかし、これらは通常時のGDの場合の計算である。今日のような、パニック的な下落が予想される日は、平均値の2~4倍の数字も計算に入れておかなくてはならない。すなわち、2倍なら2091円、3倍なら2053円、4倍なら2015円。これらの数字が安値のポイントとなり、同時にそれらが買いポイントとなるわけだ。

さて利確である。もし引けまでにあまり買い戻しが期待できなくとも、上記価格帯での買いであるならば、大きな損失は被らないだろう。だが当然その場合は引けまでに決済しておくべきだ。明日はもっと下がるだろうから。

しかし運よく上昇したら、明日に賭けてみるのも一興。月足では2250円辺に抵抗帯が見えているので、最大でも100円~150円ほどの利益幅になるだろうが、それを1泊2日でもらえるならリスクは負えるはずだ。

以上、天井騒ぎの【今日のひっちゃかめっちゃか】でした。ご清聴ありがとうございました。



日経225MINI先物、本日(2/25火)のエントリー戦略≪追加と反省≫

日経は暴落になったようである。おかげで筆者の22250円のCFD買い指値は、ロスカットされてしまった(△100)。まさか?と高をくくっていた証左である。反省する。

これで、CMEの引値が22230円に戻らないことも予想されるため、昨日の【戦略】に以下のことを追加しておきたい。

D)『寄付が22230円より下だった場合』
この場合は、寄付から30分くらいは様子を見るほうがいいが、チャンスでもある。寄り底を狙って、腹をくくって買いをやってもいい。また寄りから更に下落したら、買いチャンスが増える。要はこれほどの下落ならきっと買い戻されるはず、という値頃感の買いである。但し、今日の日中限りの話だ。戻りの強さ次第ではあるが、引けまでには返済しておくほうがいい。あまり戻らなければ、返済に決まっている。

言えるのは、22230円今日に限っては生きているということである。

以上、簡単に。

2020年2月24日月曜日

【緊急速報】日経225MINI先物、明日(2/25火)のエントリー戦略

日足チャートを再掲しておく。
土曜日の分析は見事失敗。
CME日経先物(円建て)は、フィボナッチファン2本目の23000円から一直線に急落、筆者がレンジ相場の下限値とした、ネックライン22870~22760円をも割り込んでしまった。これでアメリカさんがよっぽど頑張ってくれたとしても、23000円まで戻ることはないであろう。

明日の日経先物もGDは確実で、以降はフィボナッチファン3本目(61.8%)と23000円とのレンジ相場が続くことになるだろう。

以上のことを踏まえて、簡単にエントリーポイントを記す。明日の朝の数値を待ってあれこれ談義する余裕は、やっぱりない。

【戦略】

現在(16:20位)CMEは22600円弱。なんとか小康状態を保っている。ここから朝までどっちにいくかが問題だ。そこで明日朝の寄付がどの価格帯に落ち着くかでエントリーに違いが出てくる。非常に簡単だが、これしか方法がない。

A)『寄付が22870~22760円より上だった場合』

この場合は、明日は23000円前後には戻る動きに一度はなる。寄りから下落しても例のネックラインで止まるようなら【買い】だが、上記で説明したように、当面は23000円が天井だ。なので当然23000円では売られることになる。戻り売りが正着。

B)『寄付が22870~22760円位だった場合』

これは上下どちらに行くかわからないので、寄りからの動き次第。

C)『寄付が22870~22760円より下だった場合』

この場合は、この価格帯を背にしてショート一辺倒で闘うことになる。価格はフィボナッチファン3本目22230円を目指して動くことになるだろう。誤差は5円、10円だろうか。だから22300円を割ったら反発を警戒する。そして22250円を処では一応利確、ド転ロングだ。

筆者はCFD口座でこれから22250円での買い指値をして、いったん相場から離れることとする。明日朝までに、この買い指値に刺さってくれればラッキーなのだが・・・

以上、天井騒ぎの【でっち上げ】でした。ご清聴ありがとうございました。



2020年2月22日土曜日

日経225MINI先物の下値を考える

日経平均は、あくまで「レンジ相場」続行中であることを忘れてはいけない。

日本は月曜日が休日であり、月曜夜のダウやCMEの日経先物の数値がわからないので、ここでは3月物の簡単な分析に留めておく。時間があれば火曜日朝にでも詳しいエントリー戦略を記す予定だが・・・

【日足】

先週記事で筆者は次のように書いた。

「とうとうフィボナッチファンライン(オレンジ色)1本目をナイトで割り込んでしまった。
これは何を意味するかというと、もし月曜日の大引けにこの位置(23600辺)まで戻るか、あるいは翌火曜日にその位置を取り戻すほどの強い陽線で反発しなければ、価格は次のラインを目指して下落するということである。(中略)今回は23000円近辺までの下落を覚悟しなければならない、ということである」

奇しくも3/20(水)に1本目ラインを突破する動きを見せたが、午後から失墜。上ヒゲを残す形でライン下に戻ってしまった。そして金曜日ナイトでの体たらくである。安値は23000円までアト100円も残っていない処まで売り込まれている。2/7からの一連のローソク足を見る限り、明らかに日経は下落トレンドを描いており、また前回安値22650円を目指しているように映るのは仕方ない。

しかし、2本目(50%ライン)はちょうど23000円である。ここで止まるか、あるいはここを若干下回り、下ヒゲを残す形でここに戻るかする。3本目22250円まで火曜から一気に行くことはない。いったんはここで反発する。前回のように反発後急騰するとは限らないが、少なくともいったんは止まる。それがフィボナッチファンという指標だ。

ピンク帯は昨11月初旬から発生したネックラインである。数値は22870円~22760円。チャートで分かるように、先物はこのネックラインを下辺とし、24100円を上辺としたBOX相場になっている。

なので2本目フィボナッチファンラインをもし下抜けてもここで止まり、急反発して2本目ラインまでは最低限戻るだろう(戻ってから再度下抜けるかもしれないが)。

【2時間足】

回記事をお読みになった方はご存じだろう。今週がエリオット波動第4波調整波であることを。
しかし当時の筆者の思惑は、この調整が23300円処で終わるとしたもので、23080円迄の深押しには少々面食らった。だが、よくよく考えてみると、この深押しはまだ4波調整の範囲内なのである。まだ第5波の上昇は残されている。筆者の前提が崩れるのは、価格が23005円を下割れした時である。この数値は第1波の頂点として割り出したもので、『第1波と第4波は重ならない』というエリオット波動の公式がある限り、ここを割ることは許されないのだ。最もピーク時の行き過ぎはよくあるので、「ヒゲはともかく、実体で割らなければ」というように筆者は柔軟に考えている。
つまり、ここを割ればそれまでの波動は関係なく、再度「波」を数え直さなくてはならない立場に追い込まれる。それこそ【日足】で見たように、22800円前後までの下落を覚悟するべきである。

【まとめ】

売り圧力は相当強い。短期トレードでは戻り売り戦略が基本になってくると思われるが、追い過ぎは危険である。上記日足でのネックライン付近では「買い」チャンスを大きくしっかり狙いたいと思っている。簡単ではあるが火曜日からの基本戦略としたい。

以上、天井騒ぎの【今日の食わせ物】でした。ご清聴ありがとうございました。

2020年2月21日金曜日

【買い】Klab(3656)はボリンジャーバンドを活用する

なかなか大きく勝たせてくれないね。前日上がったものは翌日大概売られる。今の地合いがそうとは言え、そんな銘柄ばかり選んでやってるような気がする。昨日はZOZOをショートしといてよかった。

しかし、今日のロング銘柄はいつもとは趣きがチトちがう。さっそく日足を鑑賞だ。

長期の足を見ると、とても買えたものではないが、直近の動きからは買える。

図の緑色〇印で囲った部分

十字線+陽線=買いサイン

よくスイングの教科書に載ってるやつである。この陽線の高値を上抜いたら、買いエントリーとなる。陽線の高値は前日の高値を超えていなければならない。つまりダウ理論に則った法則だ。

重要なのはボリンジャーバンドとの併用が功を奏するということ。底値とされるマイナス2σ以下の位置での十字線の出現でなければ、効果はない。

利確目標は、反対側のプラス2σ(今回は850円辺)とのことだが、こんな地合いだし、中央の25日移動平均線までなら、本日、明日にでも到達するだろう。今回の例なら800円位だろうか。

陽線の翌日、つまり今日は反落する例もよく散見されるようだ。その場合は翌日に仕掛けるのがいいだろう。いつもの筆者のやり方だとそんな場合に備えたエントリー方法での「買い」となる。740円台で買えれば最高だ。

この買いサインが銘柄の長期低迷の払拭につながるかもしれない。筆者にはそんな気がしてならない。とは、やっぱり欲目か。

尚、この十字線+陽線の買いサインは、天井圏では十字線+陰線=売りサインとなることは言うまでもない。

以上、天井騒ぎの【今日の朝令暮改】でした。ご清聴ありがとうございました。

2020年2月20日木曜日

美人局足、見掛け倒し足とは何か?

昨日のテクノHRはうまくできた。結果は上。三角保合いの頂点までは利を伸ばしたい。一部は下心丸出しのホールでもいいかなと思っている。今日も隙あらばデイトレ感覚で利を追求、増し玉も考える。

と同時に、今日の銘柄ZOZOのショートも格好のエントリーで中期ホールドを目指す。
さっそく日足チャートの点検だ。

しかし、筆者にしては素直な銘柄選択だ。いつもなら、「前日のこの陰線はあまりにも白々しい。罠だ。美人局足(下記注※)に違いない」と逆張り目線で様子を窺うのだが、今日に限っては素直な順張りになる。

ま、誰が見ても長期下落トレンドは間違いなく、それも底値から急騰後、25日線を上抜くことができず、からの反落であるから、いくらひがみ根性丸出しの筆者でも、こればかりは素直子ちゃんにならざるを得ないだろう。

直近安値の1470円もあっさり下回っていくに違いないと思っているほどだ。

だがしかし、ここでエントリーくらい筆者らしい論評を述べさせてほしい。

まあ腐ってもZOZOである。買い方も簡単に引き下がるわけにはいくまい。前日がなぜ下落したのかははっきりわからない。直近の底から買いあがった買い方が、ここが限度の利確を急いだのかもしれない。25日線をなかなか抜けないをみた売り方の一斉攻撃があったのかもしれない。

出来高もちょっと膨らんだことを見ると、下げの初動であることは間違いないが、連続下落の前に必ず大きな戻しがあると踏んでいる。この陰線を見て、今日の寄りにでも我先にカラ売ってきたものに鉄槌をくらわし、自らの買い玉を減らしたいと思っているはずだ。そのためにはダマシの陽線が必要となる。

だから、大戻しを狙う。いや、狙わなければこちらがロスカットさせられるということだ。

その観点から30分足を見てみよう。

まず、前日の高値1809円からのフィボナッチ61.8%戻しは1782円。最低これくらいは戻る。チャート図にBOX相場をあらわす、紫色の四角を書いたが、この中にも当然入ってくる。1800円迄は戻すかもしれない。でなければ、売り方のロスカットを促すダマシ線にならないからである。用心にこしたことはない。

おそらく5分足で1本の大陽線か、3本くらいの陽線を続けて、カラ売り勢を脅しにかかるはずだ。筆者としては、ここをじっと見守る。30分足か、1時間足なら上ヒゲを引いているはずだと信じ込んで、Sエントリーを入れる予定でいる。

このプレイは筆者の得意とするプレイでもある。この前日陰線を下落のエリオット波動第1波であると見た場合、第2波の大戻しを狙う戦法だ。この辺りのことは、値動きのカラクリ(2)『エリオット波動・第2波の研究(2)』に書いた。再度徹底して臨みたい。

エリオット波動論に基づいた戦法なので、損切は前日高値1809円超えである。ということを最後に付け加えておく。

以上、天井騒ぎの【今日の作話】でした。ご清聴ありがとうございました。

※注)美人局足(つつもたせあし)とは
筆者の造語。例えば「わたし。もうだめですぅ~。ひとりで生きていくことなんてできないかも」と科を作りつつか弱い事を言う女。たいがいの男は「よっしゃ、このオレが…」と男気出すのはいいが、下心は当然見ぬかれているわけで、いざベッドインの段になると、どこからか恐いおあ兄さんが出てきて「わいの女房に何さらすねん!この落とし前はどうつけるねん」と、大枚をむしり取られるのがオチ。
こんな男の心情とその行く末をローソク足にたとえた。ZOZO2/19の陰線が、まさしくそれである(今回はそれを否定したが・・・)
尚、美人局足は、陰線の場合に使われることが多いが、陽線の場合は『見掛け倒し足』と呼ぶこともある。その意は、女が立派な陽根にうっとりカラダを許したはいいが、見かけとは裏腹に、えらい早漏だったとか、テクニックも何もありゃしないとか、結局はやられ損となる、ということである。
つまりはダマシの陽線・陰線のことだが、もっと情緒豊かに表現した言葉である。



2020年2月19日水曜日

【様子見】テクノHR(6629)は放れた方につく

昨日は散々なひであった。買い候補銘柄は、何度か買ってはロスカットの泣きをみた。では売り候補は?と言えば、こちらは寄付からGDで始まり急落していったので仕掛けられず。何とか値保ちの良かったカプコンも明日はわからないので、薄利で手放すことに。おかげで軽くなったともいえるが・・・

日本株全体も今日が勝負で、23000円を死守できるかどうかにかかっている。その結果次第で筆者の手法も変わらざる負えない。

さておき、今日の銘柄に移ろう。
筆者は前回記事でとりあげた時(2/5)「大陽線の深押しを拾う」作戦で小利を得たのであるが、それは、この銘柄がまだ上昇トレンドの最中だと盲信していたおかげであるに過ぎない。下落トレンドでは、大陽線自体がダマシになるからだ。

が、あれから2週間、今回はちとわからなくなった。チャートの形は変化がないように見えるが、時は確実に進んでいる。そして投資家を混乱に陥らせる。

具体的に言う。三角保合いは更に先端がすぼまり、2度目のS転換ポイント(749)までの下落である。なんとかしがみついているような感じにも見える。
今日の値動き次第で奈落の底に落ちそうではないか?

実は昨日はNR7の日、しかもハラミ足でもある。意味するところは、翌日の大転換だ。デイトレード手法では、このNR7は高安値いずれか放れた方につくのが正着とされているらしい。

昨日でS転換ポイント(749)をザラ場で下回ったのは5回目であるが、いずれも749円を下回らずに引けた。さて今日はどうなるであろうか。上に行けばもう少し保合いが続くだろうし、下に放れれば地獄だ。600円近辺までは早期実現するかも。非常に楽しみでもあり、狙う!

この銘柄の歴史的転換の日に立ち会えるかもしれないという幸運を祝そうではないか。

以上、天井騒ぎの【今日の雀躍】でした。ご清聴ありがとうございました。




2020年2月18日火曜日

【売り】UTグループ(2146)を30分足で攻略する

昨日のカプコンは前日高値を上回ったのを確認してからの買い。その後あまり伸びなかったので、今日に期待してみる。ゲーム関連銘柄は、隠れた防疫テーマ株にならないか?

今日の銘柄は2146UTグループ。またマイナーな銘柄を持ってきたよ、この人は。というような声も聞こえそうだが、ざっと日足を確認してみたい。

上・中・下に多重帯があって、読み解きづらい日足だが、25日線、50日線はすでにデッドクロスしており、下降トレンドには違いない。短期的というより、もっと長いスパンで見ても、この株の上昇場面はありえない。

だからと言って、どんどん下がり続けるというわけでもなく、200日線も控えているので、長い保合い相場になるのだろう。

昨日のローソク足は塔婆。上値での強い売り圧力を示しているといわれている。25日線近くまで上昇してきて、さすがに恐くなって利益確定されたのであろう。今日の方向は「↓」であることは容易に想像できる。どこで売っても利益はでそうだが、初めに言ったように、読み解きづらいのも一方ではある。エイ、ヤーとはいかない。

そこで筆者が重要視するのは30分足である。エントリーやロスカットポイントを探るうえで必ず確認するべきチャートである。

あ~ら不思議。2/7の安値から昨日の高値まで、きれいにエリオット波動の5波動が完成しているではないか。そして昨日後場からの連続陰線は、その調整波の始まり(A波)をあらわしていると見える。

終値と変わらない程度の位置の寄付ならば、最後の陰線の高値2825円をロスカットポイントに置き、売りを浴びせるかすれば勝てるような気がする。

が、ここで注意しておくべきことがある。昨日最後の陰線である。始まりの陽線を凌ぐ長さの陰線で、なかなかインパクトがある。これをどう解釈するかだ。すなわち利確の売りを(買い方の損切を含めて)すべて出し切ったと見るべきかもしれない。

その場合の寄付きは高い。そして、そこから能天気にショートを仕掛けたものの損切を交えて急上昇劇を演じるはずだ。

だが、慌ててはいけない。この急上昇は最後まで見守るべきである。しょせんは下落トレンドなのである。上昇はせいぜい昨日の高値までである。ここで売りエントリーだ。うまくすればWトップの先端で売れることになる。利確目標は2700円割れが第一目標になる。

以上、天井騒ぎの【今日の寝ぼけ眼】でした。ご清聴ありがとうございました。


2020年2月17日月曜日

【買い】カプコン(9697)の高値更新を盲信する

日本株にとっては試練の週になるか・・・

こんな地合いのなかでも上昇する銘柄は当然あるわけで、本日のカプコンもそのひとつかもしれない。というより、今はトレンドの明瞭な銘柄のデイトレや短期スイングを中心にやった方が効率がいいと思う。

さっそくチャートを見てみよう。
2/6に高値を更新して以来、6日間停滞しているが、もちろんこれは、新高値に向けてのエネルギー充填というやつで、やがて上に抜けていくに違いないと勝手に決め込んでいる。

特にここ4日間は十字線(矢印)内でのレンジ相場で、しかも前日はここ7日間でもっとも値幅の狭い、いわゆるNR7が示現した。さらにはらみ足ときては、もう明日爆発しますよと言わんばかりの形状だ。

なので、当然十字足の高値3330円を超えたら買い、ということになる。そして終値でもしっかり超えていたら、デイトレで終わらせるのはもったいなく、しばらくスイングで値幅を大きく狙ってもいいと思っている。

が、ここまでは素人さんの読みだ。筆者ぐらいの、罫線引き引き、損ばかり出している玄人トレーダーになると逆読みしたくなる。つまり、今日は陰線での下落で、ふるい落としさせられるのではないか、との疑念である。この成熟した株式相場である。敵はどんな手を使ってくるかわからない。

でも筆者には盲信がある。たとえ十字線安値3220円を割って終わっても、今日の撤退はない。翌日以降早いうちにムクムク起きだすに違いない。1かけ、2かけ、3かけて、仕掛けた〇〇〇は途中でやめられないものである。

そのためには、寄付からの下落を切に願うばかりである。

以上、天井騒ぎの【今日の退屈しのぎ】でした。ご清聴ありがとうございました。




2020年2月15日土曜日

日経225MINI先物、来週の展望と月曜日(2/17)のトレード戦略

2/17(月)は、正攻法では「押し目買い」だ。

日経225MINI先物3月物のチャートをひも解きたい。

【週足】

筆者は『日経平均は当面レンジ相場』との立場をとっているので、先週記事同様来週も2週前の陽線内でのレンジ相場とみる。ナイトですでに先週の安値23555円を下回っており、この下落がどこまで続くかが焦点。小さな陰線で収まればいいが・・・

【日足】

示唆に富んだ日足チャートである。

とうとうフィボナッチファンライン(オレンジ色)1本目をナイトで割り込んでしまった。
これは何を意味するかというと、もし月曜日の大引けにこの位置(23600辺)まで戻るか、あるいは翌火曜日にその位置を取り戻すほどの強い陽線で反発しなければ、価格は次のラインを目指して下落するということである。同じ現象は1/30から2/3の値動きでも観察できるが(この時は2/3安値が2本目に到達してから反発、1330円の急騰をしている)、今回は23000円近辺までの下落を覚悟しなければならない、ということである。

3本の赤色のフィボナッチ比率ラインは、22650円から23980円への上昇に対する押し目を計るために引いた。上から23470円、23315円、23160円となっている。1本目38.2%押しはナイトで達成したので、この位置からの反発は十分考えられることだ。そうなれば、月曜日の高値は23600円を超えてくるだろう。

最後に、23980円と直近の押し安値23555円の値幅(425円)と同じだけ23555円から下落した場合は、23130円であることも心の片隅にでも小さくメモしておくといい(E値計算)。
これは上記フィボナッチ61.8%押しに近いので、要注意だ。

では、いよいよ短期足の分析に移る。

【2時間足】

木曜日寄付までは「いよいよエリオット波動第5波に移行するか」と身構えていたが、ヘッジファンドのお抱え通信社の報道で、寄付から一直線に下落したのは記憶に新しい。おかげで第4波は継続されることになった。

ナイトでは、その第4波のボックス相場が下に崩れた処である。

先週記事同様、第3波のフィボナッチ押し目ライン(赤色)3本の1本目は達成。2本目の50%押し23385円以下に向かうところに見える。BOX相場を下放れたのであるから、月曜日寄付での売り圧力は相当に強いと見るべきだろう。

そして、筆者がもっとも重要視していると書いたネックライン(23365円~23335円のピンク帯)がその下に控えている。この2時間足大陽線の基点から、一気に売り方を殺しに行ったのである。先週は、いずれ価格はここに向かうと予想したが、いよいよその時が来たのかもしれない。

【30分足】

先週記事で「30分足の上昇トレンドが終わりを告げるのは23545円(今回は青線)を下抜けてから」ということを書いた。当たり前だが、ナイトではここでも下放れた。

日足同様、すぐ盛り返さなければ日経に明日はない。もう一度23000円割れを試すことになるだろう。(もっとも、上昇トレンドが崩れた=下落トレンドに移行、というわけではないが)。

また、オレンジの上値抵抗ラインは戻り売りの目途である。そこに差し掛かる位置では強力な売り圧力がかかる。23600円を超えるのは並大抵ではなさそうだ。

以上の分析を踏まえて、いよいよ2/17(月曜日)の戦略を練ってみる。

【戦略】あくまで押し目買い

短期足、長期足とも買い方は窮地に追い詰められているようだ。特に短期足は重要なラインを割っており、明らかに分が悪い。なので、寄付からすぐ下落方向に向かうと予想される。機敏なデイトレーダーであれば、この値動きに乗ってひと旗上げられるだろう。

が、筆者にそんなプレイは無理なので、当然この下落を耐えるしかない。買い玉を持っていないので安心して下落を見ていられる。

しかし、この下落はどこまで続くのだろうか。まず寄付から23400円に近づくまでは順調に下がると思われる。23400円は買い方・売り方の攻防ラインである。ここで下落は終わり、反発するのが一つのパターンで、ここからの上昇は買い気が強ければ23600円近くまで続くかもしれない。

このパターンから逆順で、寄付から先に23600円近辺まで上昇した場合は「売り」から入るだろう。寄りから勢いよく下落する場合に比べて、このショートプレイにはたっぷり余裕が与えられるからだ。100円幅くらいは獲れるだろう。

しかし筆者の本当の狙いはそうではない。23400円割れを狙う。おそらく23400円を割れば
【2時間足】ネックラインの23365円から23335円まではイッキだ。買い方の総投げが出るからである。そこを満を持して「買い」出動する。
買い玉は大事に育てたい。エリオット波動第5波の上昇が待っているからである。

が、当然そこを割ればいったん撤退だ。今度は23000円が意識される位まで下げ続けるだろう。
その場合は、節目節目での「売り」を交えての闘いになる。

そして、23000円を完全に割れた場合は、もう「買い」が入りこめる余地はない。その時は売り方に転身する時である。戻り売り中心の戦い方になろう。

以上。天井騒ぎの≪今日の大言壮語≫でした。ご清聴ありがとうございました。

2020年2月14日金曜日

【買い】インターアクション(7725)の短期出直り相場を頂く

昨日のJMSは忙しい相場ではっきり言って、苦手な銘柄の部類に入ることがわかった。一応ホールドしているが、今回限りの銘柄になるだろうか。筆者にはもっとゆっくり上げ下げする銘柄の方がいいかな。

その点ではまだ、今日のこの銘柄の方がいいかな。さっそく日足を見てみよう。

2日前に一度多重帯に再入を果たし、前日にそのことをはっきり意思表示した。これからは多重帯上辺(3070円)の方向に向かいますよ、というサインが見てとれる。25日線にも乗って、地合が堅調ならば、おそらく3000円は突破するだろう。それも来週中に。

前回高値を上抜くかどうかは疑問ながらも、短期調整が終わったこの銘柄の出直り過程の一部分を狙いたいのである。

今度は30分足チャートを見てみようか。
当たり前だが、三角保合いブレイクしたのが見てとれる。念のため、その三角保合いに戻ってくるのを待ちたい。

2750割れがあれば拾いたいところだ。あまり下がらないようであれば、2800円割れで。その場合は、もし引け前までにある程度上昇していれば、デイトレでの決済とするかもしれない。上昇が3日続いたのであれば、その次は一服するかもしれないからだ。その一服時に再度第一希望の価格でエントリーしてみたい。

以上、天井騒ぎの【今日の御託】でした。ご清聴ありがとうございました。

2020年2月13日木曜日

【買い】JMS(7022)のもうひと伸びを期待する。

期待するような利益にならない。どうもちぐはぐだ。Jストリームは再買いを超える逃す。本日はこの銘柄で心機一転。

月足、週足を見てはいけない。誰がどう見ようとも高値圏である。相場全体が好調な時ならいいが、リスクオフになった時は真っ先に売られる銘柄のひとつだろう。だが、日足は極めて魅力的だ。

たぶん決算発表後に動意付いた(理由は未確認)。この9本のローソク足がはたして、この先の躍進を表すわしているものなのか、高値波乱を予言しているのか・・・

筆者は、前者に賭けてみることにする。全体の地合いの良さを味方にしているからに他ならない。今週から来週のいつの日までかの勝負をしてみたい。

今の処の二番天井948円を超える展開になったら、買いを急がなければならないが、そうでなければ、例えば今日下落してくれれば、少しずつ株数を集める作戦だ。焦ることはない。多重帯下辺(904円)前後までは、もう一度下落する。筆者としては5日線と10日線の絡み合いが見たいわけで、それを狙うのである。

そして必ず今の週足での上髭を埋めに行く、と盲信することが大事なのである。ただし、株価が900円前後で膠着するようなら、すばやくあきらめる。買い集めるのは今日か、明日限りである。それ以降は、保合いが長引くか、下落の危険性がぐっと増すからだ。

上記948円を超えれば、もうひと買い、乗せるかもしれない。そして後は上ヒゲ先端まで高みの見物である。

以上、天井騒ぎの【今日のちぎっては投げ、ちぎっては投げ】でした。ご清聴ありがとうございました。






2020年2月12日水曜日

日経225MINI先物、本日(2/12水)のエントリー戦略

2/12(水)は、売り向かう

シカゴCMEは23800円台後半で高く引けたようである。


【週足】
敢えてチャートは載せないが、今週の大陽線は先週の大陰線を丸ごと包み込む「包み足」となっている。一見強そうだが、筆者は『日経平均は当面レンジ相場』との立場をとっているので、来週はこの陽線の範囲内での保合い相場とみている。あるいは悪材料が重なれば、22500円割れも想定しているが・・・。
この辺りのことに関しては、『日経平均株価分析(4)』を参照されたし。

【日足】

ナイトで23655円迄下落。3本目にあたる大陽線に対する調整2日目を形成しつつある。ここから陽線に逆転するシナリオには無理があるだろう(よっぽどの好材料が必要である)。
斜めのオレンジラインはフィボナッチファン、赤い水平線は2/3安値から2/6高値に引いたフィボナッチ・リトレイスメント。一番上の38.2%押しラインは23470円である。

その水平線、斜線から鑑みるに、月曜日の日中ザラ場安値は23500~23450程度であろうと想像できる(よっぽどの悪材料が重ならない限り)。

尚、5日線は23580円程度か。通常なら、この辺りでナイトからの下落は止まる。

では、短期足はどうなっているだろうか。

【2時間足】

割合ときれいなエリオット波動が現れた。今は調整第4波である。4波は第3波の調整波動であるから、始点23785円から終点23980円のフィボナッチ押し目ライン(3本の赤線)を引いてある。上から、23525円、23385円、23240円である。

中央のピンク帯は23400円の壁を破った時のネックライン(23365~23335円)で、月曜日以降、その価格帯に向かって動くのではないか?と考える。エリオット波動第4波の調整の安値を探るうえで非常に重要な価格帯であると思われる。

【30分足】

下降チャネルラインが引けはしないか(下辺はちょっと不自然だが)。その間を価格が往来するとすれば、上はせいぜい23800円処、下は23550円処ではないか。

そして、この30分足チャートを見て錯覚してはいけないことがある。今は「真の下降トレンドではない」ということだ。Wトップのネックライン(紫線)を下抜いているので、下降基調であるのはまちがいない。しかし、30分足のそれまでの上昇トレンドに、疑問符が付くのは、保合いから上昇が始まった23545円(赤線)を明確に割ってからなのである。だからまだ今は「押し」のレベルにある。

以上のことを踏まえて、いよいよ2/10(月曜日)の戦略を練ってみようと思う。

【戦略】押し目買い

ナイト終値に近い位置から下落するのであれば、それを追って「売り」を入れることはしない。あるポイントまでは、下落がどこまであるか見るだけである。通常時なら23550円までだ。なので23600円から23550円での買いエントリーとなる。しかし、そのポイントをあっさり割るような勢いの下げなら、エントリーするのは中止。次の下げ止まりポイント(23400円)まで様子見することになる。

あるいは「売り」に転じることになるかもしれない。【30分足】での分析で解説した、トレンド転換点付近だからである。また悪材料が重なって、23550円前後からの寄付きで急落した場合もショートだろう。これは追っかけてもいいプレイの部類に入る。最初の5分足=陰線に注目だ。

週末から月曜日にかけて更なる悪材料が出なければ、ナイト終値よりおそらく高く始まる。上昇志向も結構強いので、先に上昇するかもしれない。その場合は追っかけての「買い」はしない。せいぜいが23830円までか、それを10円、20円超えたくらいであるから、そうなれば「売り」で対処する方針である。

利確はその都度決める方針なので、今はっきり言うことはできない。B・Sどちらにしても、30分足が決定の主導権を握ることになる。もし目先の底や天井(だとして)で運よく玉をつかむことができたなら、スイングトレードに移行するかもしれない。

また損切は、筆者の場合タイトである。せいぜいが50円幅逆に行ったら即実行することにしている。ただし、狭い範囲の保合い相場であることが予想されたときは、プラマイゼロ圏での指値決済をする。

【売り】IDOM(7599)は程よく伸びてから

IDOMは、1/23に買い推奨して、その日東証1部の値下がり率第1を記録した、いわばいわくつきの銘柄である。その時の軽微な損は数日後取り戻したが、またチャンスが巡ってきた。今回は「売り」で勝負する。

月曜日は1/14の保合い安値573円をかろうじて保って終えた。S転換を免れたと言ってもいいかもしれないが、この銘柄の真の天井は、12/24の650円である。

今年の679円では?との疑問もあろうが、それはその前の調整が大きかったところに、身に余るサプライズ決算が出たという行幸による、一発花火である。11/14安値446円からの上昇はあまりにも一本調子過ぎた。

週足の上ヒゲ陰線を持ち出すまでもなく、当面は「売り」の方に分がありそうだ。

しかし間がいいことに、今朝のCMEの数字から見れば、ほとんどの銘柄は買い戻される日のようである。この銘柄もここ3日間売られているので、おそらくは寄付き買い戻される。こんな日は、朝一に逆らってはダメだ。買い方の売り方いじめを十分にやらせてから、とりかかるのがいい。

目途は10日線(587円)、あるいは25日線(602円)。この数字でもいいかもしれないが、石橋叩きとしては、その数字を超えたところでエントリーしたい。売り方を追い詰めるように、じりじりと、徐々に価格をあげて行き、最後に総仕上げの急騰をしたところが合図だ。たぶんわかる。何度も引っかかっているので・・・

また仮に、月曜日の終値からあまり変わらない寄付値なら、高値577円を超えるか超えない程度に上昇したら、すぐ勝負してもいいかもしれない。
しかし寄りから急落した場合は、追っかけての「売り」は控えるべきである。前に言ったように、好業績銘柄である。また下落トレンドではない。買い気は非常に強いのだ。

終値で前回安値558円を割ってくる展開なら、いいのだが・・・

以上、天井騒ぎの【今日のジョーク】でした。ご清聴ありがとうございました。



2020年2月8日土曜日

日経225MINI先物、来週の展望と月曜日(2/10)のトレード戦略

2/10(月)は、押し目買い


【週足】
敢えてチャートは載せないが、今週の大陽線は先週の大陰線を丸ごと包み込む「包み足」となっている。一見強そうだが、筆者は『日経平均は当面レンジ相場』との立場をとっているので、来週はこの陽線の範囲内での保合い相場とみている。あるいは悪材料が重なれば、22500円割れも想定しているが・・・。
この辺りのことに関しては、『日経平均株価分析(4)』を参照されたし。

【日足】

ナイトで23655円迄下落。3本目にあたる大陽線に対する調整2日目を形成しつつある。ここから陽線に逆転するシナリオには無理があるだろう(よっぽどの好材料が必要である)。
斜めのオレンジラインはフィボナッチファン、赤い水平線は2/3安値から2/6高値に引いたフィボナッチ・リトレイスメント。一番上の38.2%押しラインは23470円である。

その水平線、斜線から鑑みるに、月曜日の日中ザラ場安値は23500~23450程度であろうと想像できる(よっぽどの悪材料が重ならない限り)。

尚、5日線は23580円程度か。通常なら、この辺りでナイトからの下落は止まる。

では、短期足はどうなっているだろうか。

【2時間足】

割合ときれいなエリオット波動が現れた。今は調整第4波である。4波は第3波の調整波動であるから、始点22785円から終点23980円のフィボナッチ押し目ライン(3本の赤線)を引いてある。上から、23525円、23385円、23240円である。

中央のピンク帯は23400円の壁を破った時のネックライン(23365~23335円)で、月曜日以降、その価格帯に向かって動くのではないか?と考える。エリオット波動第4波の調整の安値を探るうえで非常に重要な価格帯であると思われる。

【30分足】

下降チャネルラインが引けはしないか(下辺はちょっと不自然だが)。その間を価格が往来するとすれば、上はせいぜい23800円処、下は23550円処ではないか。

そして、この30分足チャートを見て錯覚してはいけないことがある。今は「真の下降トレンドではない」ということだ。Wトップのネックライン(紫線)を下抜いているので、下降基調であるのはまちがいない。しかし、30分足のそれまでの上昇トレンドに、疑問符が付くのは、保合いから上昇が始まった23545円(赤線)を明確に割ってからなのである。だからまだ今は「押し」のレベルにある。

以上のことを踏まえて、いよいよ2/10(月曜日)の戦略を練ってみようと思う。

【戦略】押し目買い

ナイト終値に近い位置から下落するのであれば、それを追って「売り」を入れることはしない。あるポイントまでは、下落がどこまであるか見るだけである。通常時なら23550円までだ。なので23600円から23550円での買いエントリーとなる。しかし、そのポイントをあっさり割るような勢いの下げなら、エントリーするのは中止。次の下げ止まりポイント(23400円)まで様子見することになる。

あるいは「売り」に転じることになるかもしれない。【30分足】での分析で解説した、トレンド転換点付近だからである。また悪材料が重なって、23550円前後からの寄付きで急落した場合もショートだろう。これは追っかけてもいいプレイの部類に入る。最初の5分足=陰線に注目だ。

週末から月曜日にかけて更なる悪材料が出なければ、ナイト終値よりおそらく高く始まる。上昇志向も結構強いので、先に上昇するかもしれない。その場合は追っかけての「買い」はしない。せいぜいが23830円までか、それを10円、20円超えたくらいであるから、そうなれば「売り」で対処する方針である。

利確はその都度決める方針なので、今はっきり言うことはできない。B・Sどちらにしても、30分足が決定の主導権を握ることになる。もし目先の底や天井(だとして)で運よく玉をつかむことができたなら、スイングトレードに移行するかもしれない。

また損切は、筆者の場合タイトである。せいぜいが50円幅逆に行ったら即実行することにしている。ただし、狭い範囲の保合い相場であることが予想されたときは、プラマイゼロ圏での指値決済をする。

以上。天井騒ぎの≪今日の流言≫でした。ご清聴ありがとうございました。










2020年2月7日金曜日

【売り】MS&AD(8725)はウリウリの声の後で

昨日のシグマクシスの後場は売り一辺倒だったね。1900円を明確に割らなかったので前場で撤退してしまった。小利を得たが、相変わらずガマンのできないオトコだね。

【今日の通り一遍】

三空踏み上げには売り向かえ
酒田五法の厳かなルールだ。この銘柄の場合も、もし今日の寄付がGUしたら、多くの売り勢力が出動することになる。しかし大概は討ち死にすることだろう。地合いを考えない行動だからである。

チャートをよーく眺めてほしい。
上げ初めたばかりに見えないか?昨日の赤いローソク足は、まるで借金地獄に苦しんでいる衆生を救う蜘蛛の糸のように見えないか?その天よりたらされた糸を、今つかんでおかないと地上に這い上がれないと思わないか?
三角保合いブレイクからの年初来高値を刻んだこの銘柄は、いかにも強すぎる相手に見える。そしてここ数日の日経の強さである。大型株のこの銘柄にとっては強い味方となろう。日経は今日も堅調だろうから、連動するこの銘柄もなかなか崩れないと思う。そう、売り勢力以上に買い勢力もいると思わなければならない。やっぱり売りは控えるべきなのであろう。

だがしかし、それは幻想にすぎない。上記のことは通常時でのことである。この銘柄は、決算発表を来週の金曜日に控える身なのである。決算発表前とわかれば、この上昇はいかにも面妖だ。「上方修正するのでは?」そんな期待を抱かせるに十分な陽線に見える。

しかし、たとえ我々には知りえない情報が内包されているにしても、上げるには時期尚早。インサイダー側の立場なら、3日前位の価格で買い集めておればいいことであろう。その方が儲けられる。

だから、やっぱり逆張りの「売り」なのである。(その辺りのことは『決算発表シーズンにおける売買法1』参照)

問題はどこで売るかだ。これだけの強い日足を見せている銘柄であり、今の地合いだ。下手に売っては買い方の餌食になる。というより買い方はむしろその売り方のロスカットを狙っているのである。十分に高くなってもらわねば手を出さない。

寄付三空完成なら、5分足での勢いを見て下げ始めを狙うか、安全策で2番天井を狙うか。もっと石橋を叩けば、昨日の終値を下回ってからでもいいだろう。(今日の高値はせいぜいが3840円辺が目途であることも付け加えておく)。要するにフライング仕掛けの空売り勢がロスカットした後にゆっくり仕掛けることである。

また簡単なのは、昨日の終値3791円より5円以上で寄り付いた時である。その場合は昨日の高値か、終値近辺を本日の高値と想定してカラ売りを決行するべし。昨日の安値近辺までの下落を利益に変えることはできる。

こんな売買法なら、利益は少ないかもしれないが大きな損を出すことはない。お釈迦さまも知らぬ仏で済ましてくれるだろう。









2020年2月6日木曜日

【売り】シグマクシス(6088)の上昇に敢然と対峙する

昨日のテクノHRは前場ハラハラのしどうしだったが、後場は上がってくれた。ホールド。今日、あまり上にGUしないで、ゆっくりの上昇を望む。また今日は昨金曜日に仕掛けた日経レバの利確の日である。これもどうなることかと思われたが、結構な利益になるだろう。

【今日のアリよりのナシ】
本当は、B・Sどちらか迷っていたのだが、寄付上昇が予想される本日だからこそ、カラ売りに踏み切ろうと思う。

迷っていたとは言え、この銘柄に将来性は感じられないのは筆者だけではなかろう。昨年10月までのソロソロ上昇まではかわいかったが、11月初頭のマド明け急上昇以降で、噴火は終わったと見るべきだ。

実際、日足はW天井を完成しているし、長期月足を見ても、それは明らか。今月は調整の陰線3本目が形成されることになろう。

ソロリ、ソロリの長期上昇に続く急上昇はいったんは元の位置に戻る、というのを経験則として知っている。だとすれば、多重帯を通り越して、マド埋めまで下がってはくれないか。1600円処まで希望は長期的観測だが、今日の上昇(予想)を乗り越えられれば明日以降大いに楽しみになってくる。

第1天井を示す、年末の大陰線終値(2095円、赤ライン)に入り込んだら、買い勢力が俄然活気を取り戻すので、これを背にしてSエントリーしたい。そして再度W天井ネック1978円以下に落ち込んでくれたら安心してホールド体勢になれる。

重要なのは今日のGUの位置だ。昨日陰線の実体部分の下位での寄付には注意したい。その後ぐーんと急上昇される。つまり昨日の高値を抜けていくかもしれないので、今日は様子見になる(昨日の陰線はダマシになる)。そして明日以降に再度チャンスをうかがうことになろう。もっとも、その上昇が日足W天井のネック1978円処で止まるようなら安心なのだが・・・

この銘柄が本当に下げトレンドならば、昨日の高値を超えていくことはないし、もっと厳しく言えば、30分足で1965円を超えることは許されない。これはロスカットの判断において最重要材料となる。

かなり文章が迷走しているのは、やはり警戒しているからだろう。それでもこの銘柄の場合はBよりSの方が、当たった時の喜びは大きいのである。挑む価値はある。


2020年2月5日水曜日

【買い】テクノHR(6629)の深押しを拾う

しかし、昨日はロクな日じゃなかったな。ナイトで挽回したが・・・

【今日のフェイク】
月曜日に多くの銘柄が当面の底をつけたようだ。個人投資家の逆張りの勢いはすざましい。恐れ入った。
さて、その月曜日に寄り底陽線をつけた銘柄の2日目、つまり昨日の値動きは様々で、1日目同様の陽線で連騰したものや、続伸でも上昇率が小さいものなど様々だったのは当然である。しかし、筆者がもっとも興味あるのは、本日の銘柄のような、陰線を付けての反落銘柄である。

特に、この銘柄の前日の陰線はわかりやすい。寄付から上、と見せかけての下落で、純粋なデイトレーダーたちは、さぞかし美味しい思いをしたのだろう、と思わせる。

しかし、筆者が興味深く思うのは昨日ではなく、本日の値動きである。

もう一度胸に刻もう。「第2波の深押しを狙う」というマイルール。(『値動きのカラクリ(2)』を再読して、寄付前のイメージトレーニングを繰り返すべし。)
すなわち、昨日はそのエリオット波動第2波に当たる日なのである。従って第1波は月曜日ということになる。

では、その押し目はいくらか?例によってフィボナッチ比率から導き出したい。
月曜日安値731円から昨日の高値822円から導き出されるのは、61.8%押しが766円。これは前日の終値でもある(美しいかな、フィボナッチ)。そこから8円さらに押したのが昨日の値動きであった。深押しとしては合格点である。

筆者がもっとも得意としているプレイのひとつであるから、取りこぼしは許されない。イメージをふくらまそう。

まず、本日寄付から、先に下落方向に走った場合(これはもっとも歓迎すべき動きである)の注目価格としては、やはり749円であろうか。この価格はS転ポイントであり、終値でこれを割ることになれば、この株の上昇トレンドに大きな?が付くことになる重要なポイントである。前日安値の758円を下回り、749円に近ずく途中で買いエントリーするのが理想である。もちろん758円を下回らないこともあり(その場合の方が多い)、注意深い観察が必要だ。

寄りから上方向にいった場合は、むつかしい。すでに61.8%以上の深押しを体験しているので、すぐさま上昇トレンドに戻ってもおかしくはない。筆者なら、5日線辺りに指値して寝て待つ作戦になるだろう。

損切ポイントは単純である。月曜日を第1波に指定したのであるから、その安値731円を1円たりとも下抜くことは許されない。終値ではなくザラ場でもである。下抜いた時点でジエンドだ。

最後に一言。うまく安値で買えたからと言って、すぐ第3波の上昇が始まるなどと思わぬことだ。調整は何日も続く場合もある。特に前日の安値割れを買った場合などがそうだ。その場合はアト1、2日間ほど寝かすことになる。ーーーでも大丈夫、この株は上昇トレンドなのだから。




2020年2月4日火曜日

【買い】丸井G(8252)は、Sの誘惑を断ち切って吉

やっぱ相場は自分のシナリオ通りには動いてくれないもの。昨日の古河電工は寄付からあまり下がらなかったので、エントリーできず。

【今日の漫談】
この日足チャートを昨夜見た時思わずつぶやいた。「わ、罠だ」

25日線と50日線がDXしようとしている。昨日のローソク足が多重帯から完全に下放れた。昨日、あれだけの銘柄が、寄り底陽線をつけて引けを迎えたにもかかわらず、何故この銘柄だけが陰線なのか?しかも三日後に決算発表を控えているにもかかわらず・・・

「罠にちがいない・・・」筆者は一瞬に感じ取ったのである。

では、罠を仕掛けたのは誰だ?それは当然、買い方ということになる。昨日の買い方は他の銘柄同様、寄付から買いあがることを虎視眈々狙っていたはずだ。だが、ここの買い方は仲間の買い方に元気がないのを見て、前場後半からやる気をなくしてしまったのだ。そして、勝負は明日に持ち越し、もっといい成果が出るように「罠」を仕掛けてその場から逃げたのだ。カラ売りの輩にカウンターパンチを喰らわすために。

だから筆者としてはそれに乗るわけにはいかない。敵の巧妙に仕掛けられた地雷を踏んではいけないのだ。買い方に回る。おそらく今日、明日上昇し、多重帯の下辺(2530円)には戻って、何食わぬ顔で6日の決算発表を迎えるに違いない。

よって、買値は限られてくる。寄付がGUなら、割と即参戦。下であってもせいぜいが10円位昨日の安値を下回る位で反発に転じることだろう(そこから更に下がれば損切するべし)。利確ポイントは金曜日の終値までか。まあ2530円を超えれば上出来だ。

しかし、この銘柄の下げトレンドは確実である。決算発表が控えてなければ悠然とSスイッチを押している。たぶん発表の翌日はBS転換線(ピンク線)や200日線(緑線)までも下抜ける大ギャップダウンでの寄付となるだろう。あるいは上方へのサプライズ決算であっても、直近高値までの上昇はあってもそれまで。そこから次第に売られていく運命なのだ。

ここ数年日本株を支えてきた株が、またひとつ値を消していく。寂しい限りであるまいか。


2020年2月3日月曜日

【買い】古河電工(5801)の売り勢力を一発で仕留める

あれからいろいろ考え、売り、買いそれぞれ2、3銘柄は候補として浮上してきた。ウリのほうが簡単かもしれないが、あえて買い銘柄のこれを本日取り上げようと思う。

【今日の画餅】
W天井完成からの下降トレンド真っ盛りのこの銘柄を、あえて「買い」で儲けようとするなど、自分ながら気が触れたとしか言いようのない行動である。そんな遠回りをせずとも、もっと簡単に儲けられる方法があるのでは?といつも思うのだが、性分なのか、フツーのやり方では勝てない癖がついてしまっているのでしょうがない。それに土曜日に書いた『値動きのカラクリ(4)』の正当性を証明したいという下心あってのエントリーである。

ではチャートを読んでみよう。
「買い」の根拠はいくつかある。
まず、昨8/2の多重帯に株価が舞い戻ってきており、この多重帯(2651~2553円)がサポートになるのではないかという淡い思い。
次に、フィボナッチ。8/29の最安値から11/11の直近高値までの61.8%押しが2609円に当たることから、これくらいで調整完了では?との計算。これはエリオット波動第2波深押しの鉄則にもまあ合致している。(詳しくは『値動きのカラクリ(1)』及び『同(2)』参照)

結果論としては、どちらも値頃感からの買いだと揶揄されても仕方ないが、先週5日間の内3回陽線が立っているのを見れば、あながち間違ったトレードとは言えないだろう。

理由はまだある。本日はテーマ株を除くほとんどの株がGDから始まるのは確定的である。この銘柄もたぶんそうなるに違いない。そういう日だからこその戦い方の一つとして、移動平均線からの大きなマイナス乖離が生きてくるはずだ。

このように、こんな弱い銘柄にでも、これだけの買い材料が揃っているのである。

では具体的な戦術を披露する。
敵(売り手)は寄付でのGDをいいことに、我先にとカラ売りを仕掛けてくる。それと歩調を合わせた現物ホールド組のブン投げという援軍が加わって、株価は急激な下落に見舞われるに違いない。寄りから急上昇するような、いわゆる「寄り底」は、弱いトレンドのこの銘柄では期待しないほうがいい。期待するのは、下げ切った処からの反転しかない。

だから、寄付から仕掛けるのは愚の骨頂。少なくとも30分は様子見を続けることになるだろうか。いや、時間論としてはそれは正しいが、価格によってはもっと早く仕掛けることになるかもしれない。下落の底は早々につけるかもしれないからだ。とにかく下落のスピードが緩むのをじっと観察するべきだろう。集中力はそんなに必要ないと思う。

想定する価格で言えば、筆者なら、上記多重帯の下辺(2553円)割れを狙う。それも大きく割れるのを狙う。この銘柄の日中値幅は平均で62円だから、2500円近くまで落ちてきても不思議ではない。たぶん2530円を割った辺りからポチポチ買いが入る。それは今日の、今日限定の値頃感での買いである。それに追随するわけである。

この値頃衆は心強い。下落し続けるローソク足を見ただけで、途中参戦してきたカラ売り勢の深追いを、鉄砲一発でたしなめる。それらの雑兵は弱腰なので、すぐに退散するはずだ。そう、上昇を追いかけるのは、上記2553円までが無難かな。こちらも深追いしてはならない。なんせ敵は大軍、強力なのである。少数の敵を追い払ったら、すぐ自陣に引き下がるべきであろう。

2520円台での買いエントリーであれば、利確チャンスを見失っても、大引けまでには薄利で決裁はできる。重要なのは、今日の買いはデイトレで済ますことである。決算発表は2/5だ。

以上、このシナリオは昨晩の『麒麟がくる』を見ながら考えた。ええかげんなもんである。


2020年2月2日日曜日

日経平均株価分析(5)

月足での波動や、上昇した場合の目標値は年末の記事『日経平均株価分析(4)』と変わらない。調整B波の最中だし、25,000円を超えることはないだろう。だが、ここんところの新型コロナウイルス問題で大きく下落する心配が出てきたので、日足での分析を急ぐ。

【今日の伊達や酔狂】
おなじく年末の記事では次のように書いた。

「しかし、第2波の調整が短期の値幅調整に終わっているので、この調整は長期間の時間調整になるやもしれない。そうなるとグダグダした苦手な日足の動きになる。下落幅でいうなら最高でも22600円前後までの下落だろうか?」

いや、しかし今まさにその22600円を迎えようとしているではないか。それどころか明日月曜日にその位置を割るかもしれない勢いである。

そもそも22600円というのは、第3波の押し目38.2%が根拠である。長期期間の調整を選択した以上、下落幅としてはそんなもんなのではないかという軽い気持ちから出た推論であった。そして、そんなにも下がるわけないしなとも思っていたのである。

なので、先木曜日の陰線安値(22892円)が1/6の安値を60円位しか下回らなかったのを見た筆者は、金曜日の日中、日経225MINI先物で勝ち名乗りをあげさせてもらった。22900円底説に則ったおかげである。

が、金曜日のナイトで状況は一変した。やはり22600円か。いや、もっと下なのか?底を推量するのにはフィボナッチ計算が役立つ。
38.2%押しは22610円、50%押しなら22140円、そして68.2%押しならば21680円となる。

まさか10月の忘れ物を取りに戻るようなことはないと思うが、三空目のマド埋め22219円はあるのかも。とはいえ,今朝の日経朝刊に、「底目途22200」との記事が掲載されていたことを鑑みると、そんな数字では収まらないのだろう。やはり22000円割れが予想としては、より現実にかなっていると思う。22140と21680円の中間かな。

つまるところ、この記事は日経平均の長期上昇トレンドはまだ崩れていないというのが前提である。だから、筆者としてはその都度その都度、調整の底を探るだけである。

時間が無くなった。日経225MINI先物は明日また買い出動する予定とだけ書いて終わる。先に安値をつけに行った場合はナイト安値22650円割れは断固買いなのである。底をつかみたい。

2020年2月1日土曜日

決算発表シーズンにおける売買法2

いよいよもって、日本株がえらいことになってきたようで。こういう時はとにかく慌てないで、ふだん通りにプレイするのみだ。事前に計画していた通りに淡々とエントリーとエグジットを繰り返すーーーーーーーーそれが完全にできればいいのにね。

『決算発表シーズンにおける売買法2』

昨夜の日経先物ナイトは米国株に引きずられて急落。明けての月曜日は投げも出て、日経平均株価は22500を割るかもしれない。多くの個別銘柄は、寄付きギャップダウンから始まることになろう。
今回はそんな特殊な日における株の銘柄選びの方法で、いわば前回の『・・・売買法』の続編、しかも応用編ともいえる内容である。

今回のように全体相場の急落が予想されている時、投機家にとっては大チャンスであることは言うまでもないが、特にデイトレーダーや超短期スインガーにとっての最大の関心事は、その日「狙っている銘柄が陽線になるか、陰線で終わるか」である。始値と終値とに差ができれば、寄付きでB、Sどちらかにかけて大引けで決裁すれば小利でも手に入るからである。デイトレーダーはこの2つの方向を予想することに頭を悩ますことになる。

だが通常時ならば難解なこの問題を、今、このシーズンに限ってという条件付きで解決してみようと思う。例によって結論から先に書く。

決算発表シーズン、暴落の日に買っていい株、売っていい株とは?


買い対象銘柄≫つまり当日が陽線となる確率が高い銘柄

決算発表が1週間以内に控えているもの。明確な上昇トレンドでなくとも、そんなトレンドをうかがわせるものでも良い。下落トレンドの銘柄でも、ここ数日保合い調整中の状況なら構わないだろう。
理由は簡単だ。決算発表が近いせいで、売り手側にとってはその株の下落をどこまで追いかけていいのか不安になるからである。上方修正のニュースが出るのでは?、押し目は完了したのか?など、そんな不安を抱えた状態の中、株は買い戻される。そして反転を確認した買い手が参加して、株価は急上昇する。って寸法だ。

すなわち、寄付き時に十分なギャップダウンでの下落があれば、その株はほとんど始値を大きく割ることなくすぐに上昇に転じるだろう。これが寄り底のからくりである。
また、寄付き時につけたダウン幅でも満足しなくて、そこより更に下落した場合は、陽線で終わる確率は低いけれども、下ヒゲは必ずつける。売られたものは買い戻されるからである。ただし、この場合は前の場合より買い手が得る利益は少ないと見ておいた方がいいだろう。

ただし、プレイ当日に決算を控えている銘柄はやらないほうがいいかも。売り手、買い手、どちらも神経質になりすぎて、相場はあまり動かないかもしれないからだ。

売り対象銘柄≫つまり当日が陰線になる確率が高い銘柄

上記買い銘柄以外のすべて。と言いたいが、も少し限定してみる。
すなわち、決算発表がすでに終わった銘柄。今はやりのテーマ株に属する銘柄群以外なら、たとえ上昇トレンドのものでも、発表時に上方修正したものでも構わない。売りまくるべし。買い手側の反撃は弱い。なぜなら日本株全体が総弱気に傾いているからだ。昨日のタツタ電線(5809)の記事にも書いたが、投資家の大半は発表の終わった会社には未練はない。どこで利益を確定するかだけが関心事なのである。しかも自分が買いに回る時は、押し目は大きいほどいいと考えているので、中途半端な価格で助け舟を出すはずがなかろう。

ただし、寄付きから急上昇したものはやめといたほうがいいだろう。下落は十分と見なされているからだ。カラ売りするのは翌日に持ち越したほうがいい。

というわけである。
具体的な銘柄とその攻略の戦術は月曜日朝までに探し出し、練ることになる。チャンスだが、大きく儲けようと思ってはいけない。自分の技術の分だけしか相場は儲けさせてくれはしない。

以上。