2021年7月31日土曜日

日経平均株価分析(11)8月相場のゆく方は?

27000円割れはあるだろう。それが大底だ。

きょうはおのれの弱気心を叱咤激励するために、しばらくさぼっておった日経平均株価を長期分析してみようと思う。

金曜日の下落を云々するまでもなく、日経平均株価は200日線をもすでに下回っており、25日線は下向きを変えないままである。しかし、両者のデッドクロスはまだ生じておらず、完全に下落トレンドとも判断付けできない。

このなんとも宙ぶらりんな値動きが筆者を苦しめているのだ。特にスイングで大きいホームランをかっ飛ばせないでいる。

よし、再度基本に立ち戻ろう!エリオット波動で分析を試みる。

【月足】








昨年の3月からは新しい上昇第1波が始まったことは周知の事実だ。そして現在はその調整波である第2波が進行中であることもわかるだろう。7月はちょいと目立った陰線が引かれたが、押し目としてはそうでもない。

1波の23.6%押しが27326円であるから、それを少し超えた程度。でも、そのことが逆に不安にさせるのも確かで、38.2%押し25230円までいってくれたら少しは安心できるのだが、と勝手なことを思ってみたりもする。


【週足】









月足では第2波であっても、週足では③-4波であると観測される。ラインの引き方によっては単なる4波ともとれる。

どちらにしても4波で、その特徴=長期・複雑系の値動きはまさに今年3月以降の値動きそのものであると言えよう。

また右肩下がりのトレンドラインは上昇型フラッグパターンで、これもまた1波の強トレンドの調整をあらわしていると言えるだろう。いずれ③-5波、あるいは5波の上昇に移行するにちがいない。

問題は押しがどこまでかであろう。

赤色の水平線は、第③-3の基点(23096円とした)からの長さの半値押しライン26905円である。気分的には、この前後までなら面倒をみてやろうという気になってはいる。


【日足】








ここに至っては、もう筆者の限界を通り越している。修正波はX、Y、Z、Wだの、なんちゃらパターンとか、複雑すぎて覚える気にもならない。ましてや声に出して読みたい専門用語でもないので、「単なる修正波だけど、値動きは複雑だよ、いつ終わるとも知れないよ」とだけの認識十分と思う。

だが、上値抵抗線とそのチャネルラインがきれいに引けることは確かで、実際にこの間で逆張りしていれば百戦百勝の恐いもの知らずであった。

じゃあ、このラインを頼りに次の底値を推測してみれば27000円割れは確実、26700円位は正当化できるだろう。

その価格帯をさらに確固たるものにするのが、左端に赤丸をつけたおいた二つの窓=ギャップである。本当は三つあったが、一番上の赤三角印のは5月にすでに埋められている。

二つのうちの一つは金曜日に半分だけ埋められた。強気の時は埋めないマドも、弱気になった時にその窓埋めの為に立ち戻ってくるのが相場である。まるで都会で傷ついた若者が帰る、あるいは帰ってみようかなと思う、生まれ故郷のようなものだ。

だからこの残された二つの窓は必ず閉められる。たぶん上の窓が半分しか閉められずに反転したら、それはダマシである。なぜなら、今の相場状況はマドを閉めずに反転上昇するほど強いものではないからである。むしろ弱気に傾いており、そのような相場環境においては、開けっ放しで放置されていた窓は格好の目標になるのである。

窓は閉められる。窓埋めは目標にされる。

ならば、日経平均株価は26664円まで下がる。それが3月から始まった調整波の底である。

ライトタッチとマド埋め、このダブルスタンダードを手立てにトレードしようと思う、きょうこの頃である。


以上、天井騒ぎの【今日の代わり映えせず】でした。ご清聴ありがとうございました。


2021年7月30日金曜日

今朝の環境認識とトレード戦略20210730

【個別株】

〇目ぼしい銘柄見つからず。前日に好決算発表の中からデイトレ中心にトレードする予定。


【225MINI先物】

週末、月末が重なって本日も重苦しい動きとなりそう。ナイトセッションのレンジをたどりそうだが、ちょっとだけ上への狂い先にも備えたい。

♦レジスタンスとサポート♦

①28415・・・4時間足76.4%戻し

②28245・・・1時間足大陰線第2裏目標値

③28215~28195・・・日中マド1

④28155・・・4時間足B転ポイント

⑤28025・・・1時間足B転ポイント

⑥27920・・・ナイトセッションバリュー上限

⑦27840~27800・・・日中マド2

※27760・・・ナイトセッション終値

⑧27750・・・4時間足大陽線実体高値、ナイトセッションバリュー下限

⑨27740・・・1時間足大陰線実体高値、

⑩27625・・・15分足S点ポイント

⑪27575・・・4時間足大陽線実体安値

⑫27500辺・・・4時間足支持ライン

⑬27495・・・1時間足大陰線実体安値


<詳細>

あんなマドも完全に閉められないのかと思うと情けない。きょうは埋めると思うが、その後はやはり苦しい展開が待ち受けるか。

想定レンジは、28920円~27500円。⑦を埋めた後はせいぜいが⑥までか。その代わり下はしっかりしてそうなので27700円前後で買いたい。しかし、1時間足はクモのくびれに直面しているので、朝方は波乱が予想される。なるべくなら大きな押し目を作ってほしい。できれば27600円割れなら悩まずに済む。逆に⑦埋めが先だったら悩むところ。28000円超えの色気もあるだけに、むやみにショートできない。展開待ちになりそう。


以上。 

2021年7月29日木曜日

今朝の環境認識とトレード戦略20210729

【個別株】

メイコー<6787>・・・前日陰線は典型的な美人局足だ。うっかり手を差し伸べるとえらいことになる。すでに目標値まで下落しており、本日は反発の日でロング中心で。3150円辺以上ならショートOKだが、あまりうまみはないか。


【225MINI先物】

安値切り上げてきた。押し目買い作戦でいいだろう。この薄商いのうちは、まだまだこまめに利確しなきゃダメだな。

♦レジスタンスとサポート♦

①28415・・・4時間足76.4%戻し

②28245・・・1時間足大陰線第2裏目標値

③28215~28195・・・日中マド1

④28150・・・1時間足1.618倍伸び点

⑤27890・・・4時間足B転ポイント

⑥27880・・・1時間足N字到達点

⑦27865・・・ナイトセッションバリュー上限

⑧27840~27800・・・日中マド2

※27765・・・ナイトセッション終値

⑨27720・・・1時間足38.2%押し

⑩27710・・・15分足S転ポイント

⑪27665・・・1時間足50%押し

⑫27620・・・ナイトセッションバリュー下限

⑬27610・・・1時間足61.8%%押し

⑭27495・・・1時間足大陰線実体安値


<詳細>

上に書いてはいないが、1時間足大陰線の実体が支持ゾーン(高値は27740円)となることが分かった。なので⑩をメドに積極的に仕掛けたい。但し⑫完割れなら撤退する。前日に発生した⑧日中マド2は簡単に突破できそうだが、すぐ上には⑦が控えており利確の思案処。買い意欲強ければ③まで行けそうな気がするが、やはり28000円手前で失速するかな。

想定レンジは、28000円~27600円。


以上。 

2021年7月28日水曜日

今朝の環境認識とトレード戦略20210728

【個別株】

NOK<7240>・・・上方修正済みなので、正式発表日8/3までは大きな下落はない。それまでは大陰線をゆっくり埋める波動になるだろう。逆にきょうのような寄り安が想定できる日はラッキー。前日安値近辺での仕込みができそう。また同様の狙い方としては、イーグル工<6486>もある。


【225MINI先物】

大下落したがあくまで押し目の好機ととらえたい。前の安値27050円を割らない限りは強気でいいだろう。但し、押し目底は正確に仕留めることが大事だ。

♦レジスタンスとサポート♦

①28415・・・4時間足76.4%戻し

②28245・・・1時間足大陰線第2裏目標値

③28230・・・4時間足N字到達点

④28215~28195・・・日中マド

⑤27840・・・今日形成されるだろう日中マド上辺

⑥27600・・・ナイトセッションバリューハーフ

※27505・・・ナイトセッション終値

⑦27470・・・4時間足61.8%押し(済み)

⑧27355・・・ナイトセッション安値

⑨27335・・・4時間足大陰線第二目標値

⑩27310・・・4時間足76.4%押し

⑪27275・・・1時間足大陰線目標値


<詳細>

ナイトセッションのローソク足の上下ヒゲどちらを試すかが問題。その基点が⑥で、ここを上抜けば⑤まで、上抜けなければ⑪までを試す動きになるだろう。なので2波底は27275円となる。この辺りでも買いが有効にならないなら、もう日本株への幻想はやめる。

想定レンジは、27650円~27250円と安値試しが本線。もちろん押し目買いが相当強い場合は27500円前後の寄付きからイッキ27840円までの動きもありうる。


以上。 

2021年7月27日火曜日

今朝の環境認識とトレード戦略20210727

【個別株】

タマホーム<1419>・・・いい処まで落ちてきたが、もうひと押し欲しい処。週足大陽線の深押しレベル2574円以下ではどうか。


【225MINI先物】

ナイトは5日線に助けられた形。きょうは再度「壁」突破チャレンジか。この好地合いを逃してほしくない。押し目買いのみで勝負する。

♦レジスタンスとサポート♦

①28415・・・4時間足76.4%戻し

②28350・・・日足上値抵抗ライン

③29305・・・1時間足3波大目標値

④28245・・・1時間足大陰線第2裏目標値

⑤28230・・・4時間足N字到達点

⑥28215~28195・・・日中マド

⑦28070・・・1時間足200MA

※27950・・・ナイトセッション終値

⑧27805・・・ナイトセッションバリューハーフ

⑨27665・・・ナイトセッションバリュー下限

⑩27660・・・5日線


<詳細>

目標の⑥まではさしたる抵抗ラインはないので割と簡単に到達できそうだが、そこから上には名だたる抵抗線が待ち受けている。まずは⑥突破までで満足すべきだろう。押し目は⑧の27800円前後。それを割れば27665円までの下落はある。15分足ではまさしくクモくびれに直面しており、朝イチの波乱に備えるべし。

想定レンジは、28250円~27800円


以上。 

2021年7月26日月曜日

今朝の環境認識とトレード戦略20210726

【個別株】

サイゼリヤ<7581>・・・7/15に天井を打った。8月決算銘柄で少なくとも半ばまでは用無しに。2545円を下回れば下げが加速するだろう。目先は支持ラインのある2470円まではショートで獲れる。まずは少し上昇してほしい。


【225MINI先物】

CME清算値は28180円、最高値28235円をつけて戻ってきた。当面は買い1本に絞ってもよさそうだ。

♦レジスタンスとサポート♦

①29305・・・1時間足3-3波=3-1波×1.618倍

②28245・・・1時間足大陰線第2裏目標値

③28215~28195・・・日中マド

④28155・・・4時間足61.8%戻し

⑤27965・・・1時間足=N字達成値

⑥27960・・・ナイトセッション、バリュー上限値

⑦27945・・・4時間足半値戻し

※27925・・・ナイトセッション終値

⑧27735・・・4時間足38.2%戻し

⑨27675・・・5日線


<詳細>

どこで寄り付くかは今の時点ではわからないが、28000円前後なら買いの一手だ。ここから28200円前後まではほぼ確定的。上手くいけば28300円以上はつけるかもしれない。途中の壁はやはり③。ここでの売りをこなせれば、もう怖いものなし。

想定レンジは、27950円~28310円。


以上。 

2021年7月24日土曜日

【日経記事分析1】サプライズ決算の銘柄はどれか?

日経新聞の記事をエリオット波動を使って分析してみる。


 新シリーズをスタートする。直近1週間の日経新聞の朝刊記事から主に個別株の売買に役立つ記事を選び、筆者なりに分析を試みた上で、有望銘柄を発掘しようという企図である。いつも通り、上手くいきますれば拍手喝采願います。

まず元になる記事は7/22付朝刊のスクランブル欄『視界不良の株式市場 頼りは業績「高進捗」銘柄』なる記事である。不安要素を色々抱え、不安定な値動きが続く日本の株式市場のなかでも頼りになるのは好実績株であるというレポートである。

なんでも三菱モルガンの集計では、4~6月期(1Q)の進捗率が会社計画の通期経常利益に対して30%以上あったなら、決算発表の翌日から40日間までは同期間のTOPIXを2%程度上回るリターンが得られるらしい。

そこで記事中に紹介されている高進捗率銘柄の中から、サプライズ決算を発表しそうな銘柄を発掘してみようと思う。

有望な順番にチャートを掲載しよう。同時に決算発表予定日も書いておく。

ミクシィ<2121>、決算発表日8月上旬








コメリ<8218>、同7月27日








UACJ<5741>、同8月5日




 




 近鉄エクスプレス<9375>、同8月5日




 




 川崎汽船<9107>、同8月4日








もうお気づきだと思うが、これはエリオット波動論を元にした予想である。オレンジ色の波動をそれぞれのチャートにつけ加えておいた。筆者にはファンダメンタルを云々する知識はないので、エリオット波動のみを利用して予想している。それを確認しつつ以下の説明を聞いてほしい。

◎ミクシーと〇コメリは甲乙つけがたい。

コメリはやや斜陽の面影があるようだが、逆に言えばそれだけ第2波としての調整が進んでいる証拠であり、3波がN字で終わったとしても直近天井までの上昇率は大きい。

ミクシィは直近三角保合いを形成しており、今がその底近辺である。決算発表日8月上旬とはっきりした日付はわからないが、波動からは決算出尽くしとならず、むしろ更なる上方修正期待の方が大きく、発表後すぐさま3波入りとなる魅力があると思う。仕込むなら7月中か。

ひとつ飛ばして、近鉄エクスプレスと川崎汽船は無印とした。

近鉄・・・は今が4波であり、当面調整が続く公算が大きい。サプライズ決算を仮に出したとしても5波になる前に調整の波に飲み込まれるだろう。が、いずれは5波として伸びてくる逸材なので、長期ならOK。

川崎汽船は波動的に伸びきった感がある。好決算を発表したとしても、出尽くしで売られるだろう。買い玉があるならむしろ手放し時である。

一発の魅力タップリなのが▲UACJである。すでに3波入りを果たしており、その波長は1波の1倍をちょっと超えた程度。1.618倍まで伸長するとすれば3105円以上には帯びてくるだろう。ただし直近高値2940円へは4度目の挑戦となるだけに、もしまたしても超えられないとすれば当然失望売りが重なる。注意したい。


筆者としては、ミクシィの発表前の仕込みに挑戦してみたいと思う。意に反して三角保ち合いを下抜けてきたら逆に買いのチャンス到来と捉えて買い出動しようと思う。どうだろうか?


以上、天井騒ぎの【今日の支離滅裂】でした。ご清聴ありがとうございました。




2021年7月21日水曜日

今朝の環境認識とトレード戦略20210721

【個別株】

朝日インテク<7747>・・・スイング的には深押し2812円以下を拾っておくのは当然だが、寄り後揉んだ後に2863円を軽く突破してくるようならデイトレ用として買ってもいい。


【225MINI先物】

思い描いていたようなC波形成となった。あとはこのC波の長さが問題なだけ。連休前なだけにやはり後場は売られそうだ。

♦レジスタンスとサポート♦

①28215~28195・・・日中マド2

②28195・・・1時間足C波=A波×1.618倍

③28155・・・4時間足61.8%戻し

④28110・・・1時間足200MA

⑤27945・・・4時間足半値戻し

⑥27860・・・1時間足C波、N字達成値

⑦27815・・・1時間足大陽線目標値

⑧27815~27780・・・日中マド1

※28740・・・ナイトセッション終値

⑨27735・・・4時間足38.2%戻し

⑩27550・・・ナイトセッション、バリューハーフ

⑪27370・・・ナイトセッション、バリュー下限

<詳細>

調整が先になっても⑩前後までだろうから、そこでの押し目買いが有効だ。連休前でもあり、またナイトで⑧突破を目前に反落してしまったこともあり、本日が⑧の下から始まるのなら、突破しても⑥では確実に売られるだろう。日中は27500円~27860円のレンジを予想。けれど、大戻しの可能性も否定はできない。その場合は28200円までノンストップ。←これは夜かもしれないな。


以上。 

2021年7月20日火曜日

今朝の環境認識とトレード戦略20210720

【個別株】

〇三社電<6882>・・・この悪地合後に勢いづくことを期待して1100~11120円前後で拾ってじっくり待つ。

セラク<6199>・・・きのうは後半反発したがまだ買えない。1800トビ台まで下がれば安全圏だ。


【225MINI先物】

さすがに5波は終わったようだ。ナイトラストよりA波調整に入った。きょうからが正念場でどこまで戻すかが問題。トレード自体は戻り売りが正着だろう。

♦レジスタンスとサポート♦

①27815~27780・・・日中マド

②27685・・・1時間足B転ポイント

③27580・・・ナイトバリュウ上限

④27325・・・15分足B転ポイント

※28275・・・ナイトセッション終値

⑤27095・・・4時間足大陽線の裏目標値

⑥27050・・・ナイトセッション安値

⑦26970・・・日足大陰線目標値


<詳細>

前回安値28080円をいともあっさり下抜いた。この下は⑥の27000円チョイ割れまで想定しといたほうがいいが、とりあえずは上方向を試す調整に入るので、今日のところは上を見るのがいいだろう。④を超えた処から③までがせいぜいか。そして後場はまた売られるのだろう。ここからの売りは手早く利確がいい。なぜならC波上昇が待っているから。


以上。 

2021年7月19日月曜日

今朝の環境認識とトレード戦略20210719

【225MINI先物】

残念ながら5波構成となったので、直近の動きはまだまだ修正波を抜け出せていないようだ。

日中マド28215円を埋めない限り、売りトレンド継続となり、戻り売り戦略が有効だ。

♦レジスタンスとサポート♦

①28190・・・1時間足、B転ポイント

②27895・・・ナイトセッションMPハーフ

③27820・・・1時間足レジスタンス

※28705・・・ナイトセッション終値

④27660・・・1時間足、S5波終了有力ポイント

⑤27575・・・4時間足、大陽線始値

⑥27490・・・1時間足、大陰線の第2目標値

⑦27385・・・直近安値


<詳細>

1時間足大陰線の第1目標値27720円を達成したので、今朝はそれほど下げないのではないかと踏んでいる。チョイ押し④までではなかろうか。といってもすぐには買えないわけで、③前後まで引き付けてのショートが有力筋か。これは③を超えない限りは損切りの必要はない。本気で売ってくるのなら⑤、⑥までの利益は狙える。逆に先にそこまで狼狽売りが出るようなら断固買い!


【個別株】

GCA<2174>・・・目標値2170円は時間の問題。今朝の悪気配はボラの小さいこの銘柄にとっては好都合で、1017円以下の深押しを拾ってひと晩寝かす作戦で。


以上。










2021年7月16日金曜日

きのうの反省と今日の挑戦20210716

唯一上昇していたネットマーケ株を1時半ごろ435円で買うも振るい落とされる。10数分後429円、▲6円はその後の急騰ぶりにがっくし。では底固そうなナブテスコで勝負と2時前に4320円で買うも、こちらは売りに押されて大引け決済に追い込まれる始末。▲10円で、今日も連敗続く。この連鎖はどこまで続くのか。


【本日のチャレンジ銘柄】

セラク<6199>、決算出尽くしで売られたようだが、業績はいいので買いは確実に入る。但し短期的には200MAラインまでと見て、2日がかりでショート作戦。BSライン2106円までの上昇を耐えられるくらいの位置で。ただし先安の場合は1900円台なら買う。

225MINI先物は、61.8%押し近くは達成したし、その他指標でもこの辺からは上昇すると見る。もちろん27885円前後までの押しは覚悟しておく。そして、もしこの下落が5波構成になるようなら、2波押しと楽観してはおれないので、買いはいったん全撤退。


以上。

2021年7月15日木曜日

きのうの反省と今日の挑戦20210715

ミロク情報をつられて買ってしまった。1720円ホールドは相当危ない。今は逆張りの季節だというのに。本日切ることになるだろう。


【本日のチャレンジ銘柄】

ラクーン<3031>、200MAからの再上昇を波動を狙う。もちろん深押しの2314円以下でなければ用無しだ。

225MINI先物は、きょうもハーフ28580円を売ってみたいが、きのうのような反発が恐い。といっても、せいぜいが28650円までだが。下に行くことはわかっているのだが、なかなかにトリッキーだ。きょうこそ28420円に到達してほしいが。


以上。

2021年7月14日水曜日

きのうの反省と今日の挑戦20210714

個別は迷走してるかな。勝てない。先物は28635円を200円も上回っててこずらせた。

USENを10時すぎに2685円で買うも、売り圧力強く、10分後に2672円でで手放す。▲13円。この銘柄はかなりの売り長。今後はやらない。


【本日のチャレンジ銘柄】

JCRファーマ<4552>、目標株価3405円を下回ったら、本日限定で買ってみたい。3400円割れが手ごろなような感じがする。利確は日足5MAまで伸びれば万々歳。

225MINI先物は、ナイトも引け味悪く売り継続だ。ハーフ28595円辺りまで朝方上昇すればウリ乗せ。どこまで下がるかは都度都度だが、28420円の忘れ物を取りに戻るのは確かなこと。


以上。

2021年7月13日火曜日

きのうの反省と今日の挑戦20210713

昨日はノートレ。どれもこれも寄付き高く、その後も目立った動きがなかった。


【本日のチャレンジ銘柄】

竹内製作所<6432>、トレンドライン突破で再上昇機運。2休憩日の深押し狙い。2738円以下が欲しいが、寄り天ムードなら売るかも。

●先週末予想通りなら、225MINI先物の高値はナイトが精一杯。予定通り2波下落を狙う。ここからはローソク足プライスアクションの出番。ただし、日中はマド下部試し28415~28380円までだろう。お楽しみはディナーの後で、ということだ。


以上。

2021年7月12日月曜日

きのうの反省と今日の挑戦20210712

またやらかしてしまった。

前沢工業を寄りすぐに678円でカラ売りも、担がれて即700円で切らされた。これってほとんど高値やん。▲22円は痛い。で、後場にリベンジ。あまり下がらなさそうだったので688円で買ったが、動いたのは遅がけ。引け前に698円の+10円で半分取り戻した。


【本日のチャレンジ銘柄】

リンガハット<8200>、直近高値からの下落目標値には達したので、ここは反発狙い。終値2330円付近が理想だが、悪くても2350円前後では買いたい。目標2411円。

225MINI先物は土曜日記事通りになるが、もし先にちょっとした調整をするなら、マド下試しの28380円辺で買うな。これはまだ1波の範囲内での押し目だ。逆に先に上に行ってしまったら、2波の下落を見越してのSだが、これは慎重に。中途半端なエントリーにならない様に。

また、28325円割れはすでに2波の下落に進行しているので注意。


以上。

2021年7月10日土曜日

日経225MINI先物、来週(7/12~)の展望とトレード戦略

ここからは『エリオット波動論』通りに進むかな。

恐ろしい相場であった。

おそらく、大下落は木曜日ナイトで終わったと思ったトレーダーが多かったと思う。筆者もその口だ。

だからナイトで買った27580円玉は中途半端な利益では手放さず、朝までぐっすり寝た。

しかし、寄付き気配値板が表示されると、「もしかして危ないのでは?」との動物的カンが働き、28,800円で指値決済指定しておかなかったことを後悔するようになった。で、もったいないとも思ったが寄付きで決済した。

この170円の利益は、その後27860円まで上がって逆に後悔することにもなるが、しばらくして安心することにもなる。その後相場は下落に転じ、27380円と相場そのものの壊滅的打撃一歩手前までいったからだ。

でも、大引けを迎えてみれば「何じゃこりゃ」である。そのまま持ってれば500円以上儲かったではないか!である。結果論だけれども、だが。

ま、こういう感じで、今週はチグハグなトレードが続いた。波の逆方向に賭けていたわけではない。順方向だが、ホームランが出ない。12打席8安打だったが、すべて単打といった感じ。だからあれだけ上下に動いたにもかかわらず、一週間の儲けも少ない。

この原因はわかっている。相場を短期で見ていたフシがある。不調の時のしるしだ。好調ならもっと長期的視野で眺める。玉の握力が違うのだ。

ではなぜ視野が短期目線になってしまったのか?

それは度重なる下落の波にもまれて、買い玉だけでなく、売り玉でさえ、その有効期間に自信を喪失してしまっていたからだろう。

でも、もう大丈夫。昨日の後場からの上昇と同様、筆者も調子を取り戻すだろう。そんな感じがする。

では、分析に移る。

【4時間足】











読者は覚えておいでだろうか。この4時間足チャートに引かれた2本の赤線のことを。

確か3週間前の記事だったが、「例の神の子の聖域、特に②の27545円を侵されない限り、大丈夫、マイフレンド」といった意味のことを書いた。

ところが、今週、あっさりと神の子は死んだ。

最終的には下ヒゲで難を逃れたようにも見えるが、3度侵されている。特に2度目は相当に深かった。絶望。

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だが、神は復活した。緑色〇で囲った大陽線を見よ。以前よりも大きく成長して帰ってきたのだ。

このことは、売り方がどんなに悪意に満ちた方法で買い方をどん底に突き落とそうとしても、神は何度でも復活して明るく希望に満ちた世界をさし示してくれることをあらわしていると思わないだろうか。

エリオット波動の新しい上昇第1波が始まったのである。

確かにオレンジ色ラインであらわした如く、下落5波の後のABC調整波のA波かもしれない。もちろんその懸念は残る。いくら能天気お気楽ロマン派の筆者でも、そのことは頭の片隅に残してある。

だが、われわれ個人にできるのは、この復活した神につき従うことだけである。自ら逆賊の汚名を着る必要はないだろう。

といっても、新しい第1波の賞味期限もそうそう長く残されているわけではない。上には赤色斜線の抵抗ラインが控えている。200本線もあるだろう。ここから伸びても28700円前後までか、とも思わせる。

そういうことだ。第1波(またはA波)はもうすぐ終わる。そして2波(またはB波)の下落があって、3波(またはC波)の大きな上昇が始まるのだ。

このシナリオが来週進行する。すなわち、来週は1波の残り→2波調整、そして3波の上昇の初めまでが展開されるだろう。

われわれは、このシナリオ通りに買いを中心に考えてトレードに臨めばいいのである。


【日足】






⑤-2波の底が更新されてしまったので、フィボナッチファンも引き直した。その61.8%ラインは、目分量で誤差も多いが、だいたい28650円前後である。このラインも抵抗ラインとして機能することだろう。

しかし、200日線が機能した。青い支持線も最終的ではあるが外されずにすんだ。元の4波の保合いゾーンに戻ることができて、この日足からでも、これからの上昇に疑いは入れにくい。

29440円の戻り高値を上抜くまで、あるいはその前の大陰線高値28940円を上抜くまでは本格的上昇とは言えないが、復活した神の進行はすでに始まっているのである。


【1時間足】












1波の徴候はここからも読み取れる。

図で青〇で囲った部分は、リーディング・ダイアゴナルという第1波やA波に特有の推進波である。くさび形に伸びていく相である。

リーディング・ダイアゴナルというのは投資家心理的に言うと、

買い方は「そろそろ利確時期とちゃうか、相当上がってきたぜ」との不安心理、売り方は「もう天井やろ、相当上がってきたぜ」との不安心理の裏返しで、売り買い交錯も、買い方は利確を遅らせても余裕があるので利確は遅め、逆に売り方は辛抱たまらず少しずつ根をあげての買戻しをするので、こういうじり高形状になるのである。

で、結末は、高値で新規の買いがおらず、売り方の買戻しが終われば、あとは買い方の利確売りだけが残るだけとなり、相場は急落する。というのがパターンである。

ラスト2本目のローソク足が実体の小さい上ヒゲ陽線、そしてラストが陰線で終わっており、しかもそれが200本線に絡んでの事象であるので、いかにも利確を促しているようにも見える。

「もう」か「まだ」と考えている諸兄にとっては、まことに意味シンなチャートではあるが、金曜日ナイトはこんな終わり方をするパターンが多い。やはり土日の間に頭を悩まさせるのが目的なのだろうか。


【戦略】












ところで、第1波の天井を探るために上のチャートを用意した。日中取引だけの日足チャートである。

日中だけのチャートを筆者はときおり見るが、様々な示唆に富んでいると思う。

第1はマドであり、それはナイトの取引を完全無視して、現物取引がおこなわれるのと同じ時間帯(全く同じとは言えないが)だけでのマド明けを重要視しているからである。

今回の例でいえば、黄色いゾーン28565円から28415円、実体部分で計測すれば28605円~28380円だ。

先物価格は月曜日、必ずこのマドを埋めにくる。

これが結論だ。そのマド埋めが第1波の天井である。

そしてもうひとつ別の指標ではじき出した、28635円28610円もこのマドに近い。


では今度は2波底を簡単に探ろう。

これはわかり切っている。フィボナッチの出番である。

金曜日安値27385円からの値幅の38.2%~61.8%押しレベルが常識的で、仮に上で出した28635円が天井と確定した場合では、【1時間足】でのチャート図では2本の赤い水平線がそれだ。28160円から27865円で幅が広くピンポイントではないが、これは仕方ない。

今のところではあるが、筆者のカンでは28000円前後、+-50円前後の気がする。(あると思います)

いずれにしても、この2波底は大事なスポットであるから、なるべくなら安く仕込みたい気もするが、その後に3波の大きな上昇が見込まれるのであるから、そんなに神経質にならないでもいいだろう。

予算が許されるのなら、買い下がりもいいかもしれない。

注)買い下がり、というトレード法は筆者もときおり採用するが、あまり好きではない。理由は、最初の買値が甘くなりがちだからである。次また買うので、これくらいでもいいかという考えになりやすいからである。それは玉を早く持ちたがるからでもあろうか。それを防ぐためでもあるし、筆者はやはり精査を重ねた上で、買いポイントを絞ったクリティカルヒットが好きだ。でも、取り逃がすことも多いけど。


以上、天井騒ぎの【今日の教条主義】でした。ご清聴ありがとうございました。



2021年7月9日金曜日

きのうの反省と今日の挑戦20210709

イオンにはまんまとダマされたな。11時すぎに2982円で完璧な買いと見込んでいたが、後場寄りから売り崩された。後場すぐ目2962.5円は▲19.5円。


【本日のチャレンジ銘柄】

イオン<8267>、リベンジ戦。大方の個別は下からの出発だろうから、これも裏目の第2目標値2796円なら断固買い。

225MINI先物は、すべては27850円を超えていけるか、にかかっている。そして27575円完割れは相場崩壊の前兆。SQ決定後どう動いてくるか楽しみでもある。


以上。


2021年7月8日木曜日

きのうの反省と今日の挑戦20210708

相変わらず銘柄選択が悪い。

寄付き直後はほとんどの銘柄が下落していた中にあって、唯一上昇していたのが筆者がカラ売りしていたエスプールだった!で、当然、973円、▲13円でロスカット。その後の上げっぷりを見て恐ろしくなった。

いすゞも後場すぐ▲29円で手放した。あかん。

デイトレで獲ったのが、ヤマシンフィルタのショート。朝9時半前751円→2時半746円、+5円だが、長く持ってた割に実入りが少ない。本来、この銘柄は買いで入った方が良かったのであろう。

銘柄選択が裏目の連続のようなので、注意する。いつもより仕掛けをずらす。


【本日のチャレンジ銘柄】

タカラトミー<7867>、前日陰線は美人局足と見て、安値更新の930円前後での買いが中心。もちろん高寄りなら950円でのショートの方が魅力的に映る。

225MINI先物は微妙なとこだ。28320円完割れはまた売られる。で、28080円を犯されるとヤバいことになるな。


以上。


2021年7月7日水曜日

きのうの反省と今日の挑戦20210707

筆者の商いも低調。

エスプールを後場すぐに960円でカラ売り断行。きょうは下がってくれるでしょう。


【本日のチャレンジ銘柄】

〇個別銘柄はこれと言って目ぼしいものは見つからず。手持ちの銘柄の出し入れで収益目指す予定。

●ナイトの225MINI先物は、ナイスな下落。今朝も損切りの嵐で安く始まったら買いのチャンス。28300円割れは拾いたいところで、28435円以上になれば買い玉はひと安心できる。が、28270円完割れはさらに安値更新の危機も。28000円近くまでは覚悟したい。


以上。

2021年7月6日火曜日

きのうの反省と今日の挑戦20210706

11時すぎにキャリアINDEXを890円で空売りするも、後場すぐ持ち上げられたのにビビッて1時前+1円だけもらって逃げる。もともと売り位置が悪かったのを感じていたので、その分こらえられなかった。

その後すぐいすゞを1520円で買い、ホールドした。


【本日のチャレンジ銘柄】

エスプール<2471>、前日のハラミ足を予想して、B・S両面で仕掛けられる。上なら965円前後でS、下が先なら920円前後でのB。ATR値33も考慮して。

225MINI先物は、本日も軟調か。ここから上昇しても28700円前後では確実に売られる。ナイト安値割れ~28400円前後までは下がるか。が、28750円以上になるようなら、逆に買いの出番。


以上。

2021年7月5日月曜日

きのうの反省と今日の挑戦20210705

なぜだか忘れてしまったが、ニッパツを9時半前に1405円で買うも、10分も立たないうちにマチガイに気づく。即決済は▲10円。

前日記事通り、その後YACが急落したので買いに回った。1066円→1190円は+24円。前場引け前に決着。


【本日のチャレンジ銘柄】

アステナ<8095>、長期波動は上方向だが、きょうにかぎっては余勢を駆ってのBは厳禁。むしろ680円を超えるのを待ってのショートで挑みたい。でもホントの狙いは深押し650円前後での買いなんだけどね。

225MINI先物は、雇用統計以後の靜かな動きに不満。今週はSQ週なので大きく動かしてくるだろうが、今朝の寄付き直後の大仕掛けには上下ともに乗ってはいけないような・・・。下なら28000円近辺までの下落も考慮しているので、本格的な買いは28250円以下になってからかな。


以上。

2021年7月4日日曜日

ATR(≒ADR)指標の利用法あれこれ

 株式デイトレに必須の指標ATRをとことん利用する。

きょうは、昨日(7/2金)のトレードを振り返りつつ、筆者が個別銘柄のデイトレに使用している重要な指標であるATRの利用法を検証してみたい。


その前によく似た指標であるADRの説明からすると、ADRとはローソク足1本の高値と安値との差をいい、通常は一定期間の平均値であらわす。ローソク足が日足であるなら、その銘柄の1日辺りの平均値幅のことである。

一方ATRはマド明けがあった場合をも加味する。日足で上にマドを開けた場合は、前日高値が当日の安値に当たるので、だいたいにしてATR≧ADRという数式が成り立つ。

この二者の差が気になるところではあるが、筆者はほぼ同一と認識しており、ツールのkabuステーションにはADRは完備しておらず、ATRを表示している。また、期間を初期設定の14日ではなく、200日、すなわちほぼ1年間の平均値幅を表示・利用しているので、それほどの差異はないかもしれないと思っているからだ。


ここからは、そのATRのデイトレードでの利用法を順番に追っていきたい。例として昨日手掛けたYAC<6298>のチャートでその検証に努めよう。

①サポレジとして利用する。

わかりやすく5分足チャートで解説したい。








前日7/1の1日の高値は1253円、安値は1220円で、前日はこの間での往来に終始し、終値は1536円だった。またこの日の時点でのATRは44円(小数点以下四捨五入)である。

チャートの緑線はレジスタンスライン1264円で、赤い線はサポートライン1209円である。それぞれどう計算するかと言えば、

レジスタンスは安値にATR値を加え、サポートは高値からATM値を引く。すなわち、1220+44=1264、1253-44=1209である。

なぜ高値や安値が基準となるのか。それは次のような考えに基づく。

もし安値が底の底で、そこから上昇するのであれば、平均値幅分=ATR値分は上昇が期待できるだろう。逆に高値が天井ならば、そこから下落するはずで、その下落幅はATR値分くらいは期待できるのではなかろうか」という考え方である。

つまり、翌日7/2は1264円まで上昇後下落するか、1209円まで下落した後上昇するかの二つの値動きが想定されるのである。(それぞれどこまで下落するか、上昇するかは別問題だけれども)

ところで、7/2朝記事で、筆者はこの銘柄を買いとして取り上げた。その根拠は割愛するが、当日寄付きまではヤル気マンマンであったことは確かだ。しかし寄付き価格の1220円は前日安値と同じで、終値からはすでに16円も下落していたのを確認して、方針転換。「きょうは弱い」と買いを早々にあきらめた。

そして3本目の上ヒゲ陰線(赤矢印)を見てから1220円に売り指値を入れたが、時すでに遅し。そんなノロマな行動を大目に見てくれるはずもなく、スルスルと下落していったのだ。更に5本目の陰線(青矢印)でも飛び乗る勇気がなかった筆者は、今度はまたまた方針転換。売り指値を取り消して買いに賭けることにするのである。

ここで疑問が湧いてくるだろう。あのサポートラインはどうなった?である。

通常なら、このサポート値1209円で買う。それが基本の買いトレード法だ。しかしそれはあくまで基本だ。すでに寄付き直後に「きょうは弱い」と直感しているのである。しかも1本目のローソク足では下ひげで反発したが、3本目では確実に破られているのである。それを見て買い指値を入れることはできないだろう。

なので、今度はどこで買うかだ。

こういう場合はATR2倍値を使う。

1253-44×2=1165円(青線)。ここでの買いを検討するわけである。つまり、2日分も下落すればそこから更に下落してもそんなに損は出ないであろうという、甘い計算に基づいたトレードである。

実際に筆者は1166円で買い指値を入れた。そして入れた20分後に急落して約定した。→少しビビった。→1162円で止まったようだ。→1165円を何度か往復した後上昇していった。→ひと安心。

これがこの間の心理状態だが、どうだろうATR2倍値の威力は。

ここでもうひと銘柄、例を上げておこう。同じ日の新光電工<6967>である。









前日7/1は高値4080円、安値3880円、ATR値は95円だ。

第1サポート4080-95=3985円はすでに7/1のうちに突破されている。ならば第2サポート4080-95×2=3890円で指値しておけばいいだろう。これは朝一、最初の5分で決着がついた。安値3885円は5円(1値)違いだけ。利確は自由にどうぞとなる。

しかし、筆者はこの銘柄を売り目線で見ており、エントリーできずにいたことも報告しておかなければならないだろう。目線次第で取り逃がすことは大いにありうる。


②利確のメドとして利用する。

ここまで書けば、もうだいたいの見当はつくだろう。

YACの7/2当日高値は1225円であった。相場はそこから下落していったのであるが、運よくその高値でカラ売った場合の利確のメドである。

1225-44=1261円である。実際は1262円が最安値であり、1263円でないと約定しないかもしれないが、メドとしてはいい線いってるだろう。また筆者の1166円買い玉の利確メドは、最安値1162+44=1206円となっている。(が、弱い銘柄でもあり、小心者である筆者は1190円で利確した。実際は1199円まであった。)

また、もし新光電工の買い3890円ができていれば、最安値3885+95=3980円で決済の指値を入れていたであろう。その後4000円まで上昇しているのでめでたく約定するはずだ。

どうだろう、ATR値の威力は。


③損失を限定するために利用する。

②の利確メドとしての利用は、逆に言えば損切りの決意を促してくれることにもつながる。

例えば、上のYACの場合、1220円で売りではなく、運悪く買ってしまっていたらどうだろう。たぶん5分足を見ながら不安な時間を過ごすことだろう。

こんな時にもATR値を利用する。最高値1225-44=1181円である。ここまで下落する可能性は十分あるのだ。そして、もっと運悪ければ2倍値1137円まで急落する可能性も少なくはない。10円、20円の損のうちに切ってしまおう、とは思わないか?

が、この条項はそんな事を言いたいのではない。

自分が、1トレードあたりどれだけの損失を受け入れるかを決めている場合に、そのトレードにおける株数を調節する方法としての利用である。

例えば、1トレード辺りの損失を最高で1万円と決めているとしよう。そうすると、上のYACを売るにしても、買うにしても、

最高損失許容額10000÷ATR値44=227となり、

100株単位だから200株までが限度だということである。損失許容額が20000円なら400株売買できる。5000円なら100株でのトレードが安全というわけである。

つまり、これはATR値分を丸々負けるのを前提した上での計算だが、トレーダーたるものこれくらいの用心に越したことはないだろう。

じつは、この計算方法、利用法は筆者が編み出したものではない。

T.Kamadaさんという方の『株の話、経済の話、何の話だろう?』というブログの6/6記事で知ったのである。

このブログ自体は筆者がここ2年くらい前から読ませてもらってるが、アメリカの株式事情やマニアックなインジケーターについての記事などに詳しく、ときどきアッというヒントをもらっている。

一番感心したのは、いつのことだったかは忘れたが、皆が中国発表の経済指標に注目している当日、「世界で一番スケベな国民は?」みたいなテーマで、ポルノ動画配給会社が発表した国別ダウンロード数のことを記事にしていたことだった。

こんなあまりにも東スポ的で、お茶目なブログも珍しいではないか。


え?ところでどこの国が一番スケベかって?

そりゃご同輩、聞くだけヤボってもんだよ。


以上、天井騒ぎの【今日の周回遅れ】でした。ご清聴ありがとうございました。



2021年7月2日金曜日

きのうの反省と今日の挑戦20210702

テクマトリクスを1820円で寄り前に指していたら、明けてすぐに約定してびっくり。最初の5分足が形悪いので即決済を決意。この位置なら一度は上昇するはずと思っていたら、9時半前に反発してくれたので、+3円の1823円で売った。その後すぐに下落していったので、欲かかず正解。

オリンパスも早めのショート作戦。2205円は9時すぎだったかな。途中イライラしながらも引け近くまでガマンできた。2時半過ぎに2170円、+35円。率は良くもないが、久しぶりの目標値達成。


【本日のチャレンジ銘柄】

YAC<6298>、マド明け急落も、今日はその反発を狙う。前日安値近辺での買いで勝負。

225MINI先物は、やはり28800円台は重いようだ。きょうも28835円超では売られるか。日中は無理しない。28580円があれば買うが、28700円前後ウロチョロではノー参加。


以上。

2021年7月1日木曜日

きのうの反省と今日の挑戦20210701

最近ぜんぜん勝ててないじゃん。

東洋エンジニアリングは案の上激下がり。寄りからイヤな感じがしていたが、いつものグズグズ病が出て、大引けでの決済となった。大損の▲29円。きょうも安く始まろう。しかし、そこはチャンスだ。700円割れは買い場。

ヤーマンを売ってやった。朝から強くて買い場がなかった。目標値をつけて下げだしたので前場引け前に1498円で。しかし、やはり強いね。1時前まで粘ったが、結局は根負け。+5円。当日はまだまだ気配良好で売りは今日あたりかもしれない。今後のこともあるので監視だけする。

アステリアは+3円の859円で手放したが、こっちも目標値に達した。もったいないがこれは仕方ない。この銘柄に関しては弱気だったから。


【本日のチャレンジ銘柄】

オリンパス<7733>、目標値2167円に向けて、再度S狙い。5日線くらいまで上昇してくれるとうれしいが・・・。

225MINI先物は戻したが、28815、28850辺、28875、28885円と、29000円までの難所ぎっしり。残念ながら日中はここまでか。逆に28700円前後は買い場。但し、これも日中だけの話。


以上。