【上昇5波動目始動】今週(2/13~)と2/13月曜日の日経225MINI先物の分析&トレード戦略20230213

土曜日, 2月 11, 2023

日経225MINI先物

t f B! P L

 金曜日は朝からすごい値動きだった。

(ここから回想録。・・・・・・まで飛ばし読み可)

警戒心いっぱいの筆者は、相場を見てしまったため急騰にはついていけず、27700円を越えていった時点では大いに後悔していたが、仕方ない。押し目で買うか、カウンターのウリをどこでカマしてやろうかと、そればかり考えていた。

チャンスは12時すぎ、採った行動は27695円のウリだった。相場はしばらくは38.2%押しから23.6%押し水準の往来を続けていた。しかし、前の高値27795円を突破できなかったことや大事なサイン(下記【参考】記事参照)を見逃していたことに気づき、もち合い中にショートした。

その直後にもち合いを下抜けたのを確認したが、この玉はその後27600円のバリューハーフ手前での再度のもち合いにしびれを切らして27615円で手放している。(その後27600円を勢いよく突き抜けたあと急反発している)。

これで日中は終了。「ナイトは買いでもやろうかな」と思ってもいたのである。

それがあの上下の激動である。外出先から帰宅したのは5時をとっくに回っており、カイもウリも中途半端な値位置。すでに27430円の安値をつけた後だった。

27430円はネックゾーンの下辺であり、ここで止まって反発したのを見て大いに悔しがっていた。買いのチャンスは潰えたようだ。

それならばと、6時10分前に27555円で戻り売りをしてやった。「もう一度下がるだろう。あわよくば27200円台があるかも」との根拠なき魂胆によるものだが、思惑通り27500円を割っていた相場が30分後に急騰。▲30円を叩きだす。

寄付きからのマド開け急落も、6時半ちょい前からの急反発も日銀関連のニュースであったと知ったのはその後。

しかし、ニュースがあろうとなかろうと、こんな剛腕相場では筆者のような素人には勝てそうにない。上で、下で両方で振られるだけである、と観念してお酒に逃げてしまった。

「やっぱり酒だけは裏切らないよなぁ」。しょっぱい夜となる。


・・・・・・

お待ちどうさま、いよいよ今週の分析に入ろう。

先週は一喜一憂。強気派、弱気派どちらも喜び、どちらも泣いた、そんな相場展開が続いた。当たり前だ。それが4波、THE★レンジである。

この先どうなるのだろう。いつも通り、エリオット波動原理に基づき、分析&予想を企てようと思う。


【週足】


筆者は週足3波進行中とすでに認定してしまっているので、先週までの陽線5本は、その3の1波(③ー1)であると想定している。

その1波の長さはすでに2265円という値幅であり、「もうええんちゃうの」「いや、まだまだこれからや」と業界を二分しているようである。

筆者は後者、すなわち強気派の端くれであり、「③-1波天井は28425円」と上方修正している。あと800円以上上がると踏んでいるのだ。ひと限月の値幅は3000~4000円が平均であり、現在の2265円の値幅から言っても、このままで終わるような器ではないと睨んでいるだけなのではあるが。

上図を見ると、ようやく先週黄色の抵抗ゾーンに終値ベースで乗った。今週はさらに上伸、ゾーン上辺28000円水準に近づいてくれそうな期待も湧いてくる。

一方で、赤色の右下がりの週足抵抗ラインは今週28395円とついに28400円を割っている。別にここでピタリと止まるというわけでもないから、今のところ特別気にはならないが、早いとこ決着をつけてほしいと思うことは思う。

この週足チャートからは、ちょっと明るいムードが漂っている、そんな感じがするだけである。

また、今週来週の動き次第ではあるが、更なる上方修正の機運も高まっているとだけ書いておこう。


【日足】

問題はこの日足である。


筆者は現況を図のようなエリオット波動・4波進行中としている。3波が27820円で終了した後の調整期間である。

2週前の予想記事でも使ったギャンファンの最終ライン(青色太線)が効いている。実体部分で抜けきれない日々が続く。これを上抜けないうちは週足ベースでの買い転換にはならないのだ。

(だから本当は週足3波だ!などと叫んではいけないのである。「まだ2波のまま」が本当の正しい判定。)

図をパッと見ただけだと、この4波はあと1波動下落波動が残っているような、いないような、なんやようわからんような波動である。2波の調整が直情型だっただけに、この4波は複雑怪奇な現象を見せるのがセオリーである。

それが今週、値幅は大したことはないが、急激さは金曜日だけではなく、今週全般に見られた上下動の原因であろう。

4波中はデイトレードでも必ず負ける。上手くいったのは『夜の1本釣り』作戦のみというありさま。筆者あたりがまともにやりあって勝てる相手ではない。

ともあれ、この4波がいつまで続くのか、同じ意味ではあるが、5波がいつから始まるのか、が本日の重大テーマであろうことはまちがいない。

それを探ってみたい。

それには下位足の分析が必要であるが、その前に5波の目標値、すなわち、週足③ー1波の天井目標値を確認しておこうと思う。

①まず1波=5波説からは、960円+27350円=28310円

②日足戻り高値の27425円

③27110→27820→27350ときての1.618倍エクステ=28500円

などが挙げられる。

また一段低い数値では、28250円前後もフィボナッチをいじくれば出てくるようだ。


【4時間足】

それでは日足4波の波動を4時間足に分解して、その行く末を予想する作業に入ろう。


複雑だが、暗闇の先にほのかな明かりが見えるようでホッとできそうな気分だ。

複合型を除けば修正波動のパターンは3種類あるが、現在の状況ではそのどれもが候補に挙がる。筆者が確率的に高いと思われる順に紹介しておこう。

Ⓐ青色線はフラット型修正波動。実線の方は次に下落があった場合に、前の安値27350円前後で止まってから上昇していくパターン。点線は127.2%拡大パターンであり、この場合は27220円が底になる。

161.8%拡大の27060円も通常は想定しておくべきだが、今回は割愛する。27110円という日足押し安値を割ってしまったら、すべてはオジャン。28000円台ははるか先の夢物語と化すからで、今は想定外の事象としておくわけだ。すなわち、下落の底は最悪でも27110円止まりとなる。(但し、ヒゲなら少々許容)。

Ⓑ緑色のジグザグ型修正波動も捨てがたい。実際の安値だけを考えたら3波動目27350円から5波動目27360円と切り上がっているが、ローソク足の実体部分ベースでは切り下がっているので、ジグザグ波動と想定してもいいのではないか?と考えた。

この場合は161.8%拡大が適切だろう。27190円までの下落となる。

ⒶⒷどちらを採用しても、金曜日高値27790円からは5波動構成の下落波動になるはずである。いまは少し上昇してきたが、明日月曜日にナイト高値27685円を上抜けず反転下落すれば、その下落波動は3波動目となるわけだ。

Ⓒもうひとつ、トライアングル修正がある。この場合は、直近の安値27360円を下回ることなく下落(C波)後上昇(D波)してから、最後の下落(E波)を待ってからの上昇となる。三角保合いだ。

ⒶⒷに較べれば、下落の幅は小さいが、その分1,2日調整終了まで時間がかかるパターンとなる。月曜日の下落が27400円前後で終わり、その後急騰するようなら、この修正パターンを考えてもいいだろう。

ここで別の数字も引っ張り出しておこう。

先ほど27110円の事を書いた。ここから始まって27820までの上昇波動を親波とすれば、その波動の76.4%押し水準が27275円となる。

また、4波の押し目メドを測るには、3波の長さをもってするのが常だが、それは25670円~27820円で、その23.6%押しが27310円となる。相場はまだその水準にさえも達していないほど強いと言える。(弱気派は逆にそれはおかしい、もっと押してもいい、と考えるだろうが・・・。)

また、3波の長さではなく、1/4の最安値25565円からの上昇波動全体からも算出してみよう。

38.2%押しが27225円となる。

・・・・・・

だいたい見えてきたのではなかろうか。

従って、ここまでの分析から言えることは、下落の底を(4波の底を)筆者は

27275円~27190円と想定しているわけである。

木曜日朝ブログから筆者が気になりだした「27200円台」は、このようなフィボナッチを意識してのものだったのである。


【イベントスケジュール分析】

今度は時間から想像してみよう。

金曜日の新総裁のニュースで、外国人が日本の金利上昇を異常に気にかけていることがわかった。日経平均株価は金利の上げ下げの思惑で動くこと、動かされることがわかった。

米国がひところの「金利上昇幅」よりも米国景気そのものに神経質となっているのとはちょっと事情が違うようだ。(最近日本株が米ダウと連動しなくなっていると言われているが、おそらくそんな事情も関係しているのではないだろうか。)

ということで、3月は9~10日に日銀会合がある。この会合は黒田総裁最後の会合であり、注目度はピカイチだろう。どうように次の総裁にバトンタッチするか、だ。緩和継続の方針は変わらないと思うが、その発言内容、ニュアンスによっては相場が大荒れになる可能性を秘める。

また10日はメジャーSQ日でもある。その前週から要注意は当然だ。

その前に2月24日(金)には、新総裁候補の植田和男氏の衆院での所信表明、質疑応答があるそうな。アイツらはその発言内容のツッコミ処を虎視眈々と狙っていることだろう。難くせつけるのがあいつらの常とう手段だけに、何をしゃべっても相場は不安定化するかもしれない。

そしてまた、火曜日の人事案の国会提出までは目が離せないかもしれない。


・・・そんなこんなを勘案して、日経の28500円程度までの上昇があるとすれば、今週と来週しかそのチャンスはないのではなかろうか、と筆者は思う。

2/24日がその最終日であり、その後2月最終週から3月の日銀会合までの間は、日経は軟調に推移すると予想している。

エリオット波動的に解釈すれば、今週、来週で週足③ー1波上昇終了、3月初めから③ー2波調整に入ると考えているのだ。

もしかしたら、今週はずっと27000円台のレンジ相場が続く可能性もあるが、そうであれば、来週だけでもアト1000円くらいは上昇できるだろうとも考えている。

ついでに言えば、3月会合後はその2波の進捗状況次第。十分な調整(深押し)を会合までに終えておれば、会合後は毎日暴騰の楽しい日々が訪れるだろうし、押しが十分でなければ、会合後は恐ろしい暴落が待っていると踏んでいる。

理想は1/14の日中、人事案提出での安心感。そして夜にはCPI発表で調整終了からの上昇開始といきたいもんだ。


ここいらで今週全般の予想を終え、明日月曜日の予想に移ろう。

月曜日は上記記事通り、下落が予想される。従ってウリ目線で臨むことになるが、修正波動によっては急上昇の切り返しにも警戒を怠れない。乱高下も予想されるので、筆者はほどほどにしておくが、もちろん27200円台になるのであれば、断固買いに徹する。


<重要ライン>

①28530~28595・・・日中マド5

②28500・・・日足5波天井候補2

③28425・・・日足戻り高値2

④28375・・・週足大抵抗ライン処

⑤28250・・・日足戻り高値1

⑥28140~28155・・・日中マド4

⑦27880・・・日足小天ネックゾーン上辺

⑧27825~27915・・・日中マド3

⑨27820・・・前限月23.6%押し水準&直近高値

⑩27715・・・日足Gファン・ラスト抵抗ライン

⑪27685・・・ナイトセッション戻り高値

⑫27635・・・ナイトセッション・バリュー上限値

⑬27590・・・ナイトセッション・バリューハーフ&ナイトセッション終値

⑭27505・・・ナイトセッション・バリュー下限値

⑮27430・・・日足小天ネックゾーン下辺

⑯27350・・・直近安値

⑰27310・・・日足3波の23.6%押し

⑱27275・・・4時間足親波の76.4%押し

⑲27220・・・4波安値予想1

⑳27190・・・4波安値予想2

㉑27120~26915・・・日中マド2

㉒27110・・・日足押し安値

㉓26755~26545・・・日中マド1


<詳細>

前週後半に引き続き明日も⑯に注目することになる。しかしどこで止まるかわからないので、やはりウリから入っておきたい。

急所はやはり27500円割れ。連日底堅そうな感じだが、「慣らされた時が危ない」の格言通り、そろそろ底割れに注意しておきたい。ましてや上で説明があったように、下落波動がもう1、2波動残っているのだ。下がる。

なるべくなら先に上昇してくれる展開を望む。⑫を突破できても⑪手前では確実に売られることだろう。便乗したい。もちろん⑪突破でロスカット。

売り玉の利確処はむつかしい。27350円前後か、はたまた下割れを期待するか。筆者は狙ってみる。反発されたらされた時と割り切る。

そして27200円台のド転買いは変わらない。


以上。


【参考】

見逃していたのは次のチャート(15分足)である。


赤丸内の十字足に注目。宵の明星の亜流。スパイクハイなどとも呼ばれているが、天井転換パターンの代表である。

宵の明星(底では明けの明星)といえばマドを開けているものが一般的ではあるが、ほぼ24時間体制の先物やFXチャートではマド明けは逆に珍しく、このように十字線になったものや、コマ足なども亜流として筆者は一緒くたにしている。

要するに、陽線→十字線など実体の小さい足→陰線で、陰線が前の足の安値を更新しておれば成立するローソク足のプライスアクションのひとつである。

筆者はこれを完全に見逃していたのである。というより、その時はろくすっぽチャートを見てはいなかった。最近は仕掛けも利確もフィボナッチの計算だけで十分という風潮が自分の中にあり、ローソク足のサインを重要視していなかったことが大きい。

この足を発見した時は十字線から5,6本目の時間であり、保ち合いが続いていた時間でもあり、賞味期限は過ぎているのでは?とも思ったが、反発も鈍く、ウリに妙味アリかなと仕掛けのである。

もっと早く気づいておればより儲かっただろう。

そういえば、逆パターンの明けの明星の亜流パターンがチャート右下に出現している。これはわかっていたが、筆者がチャート自体を開いた時はすでに遅しで、明星に当たる下ヒゲ陰線の次の陽線が完成しつつあったのである。

筆者はむしろさらに次の上ヒゲ十字線のほうを採用した。というのが上記回想録にあるウリ仕掛けであったともいえる。

※このようなプライスアクションの手法はネットで検索すればいくらでも出てくるが、まずは自分で発見しようというのが、次の記事であった。






まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

◎まずジグザグ波動の徹底マスターから始めよう。

ジグザグ修正波だけでもこれだけのことができる! 4波修正波は難攻不落である。 その修正波の動きは種類もいっぱいある上に、それらが複雑に絡み合って、長期化すれば長期化するほど値動きのドロ沼にはまってしまう。個人投機家は、この4波の予想がつきがたい値動きに翻弄され、3波でしこたま稼い...

役に立ったらクリックお願いします。

自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

お問合せ

名前

メール *

メッセージ *

このブログを検索

ブログ アーカイブ

QooQ