※限月丸ごとトレードのすすめ(22)◆225MINI先物2024年3限月で儲けるために(その1)

日曜日, 12月 03, 2023

限月丸ごとトレード

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3限月は比較的獲りやすい?

前というか、現在の12限月は筆者にとって肌の合わぬ、最悪の相手となった。波動の正体を何通りにでも解釈できるような波の動き。限月を通じて翻弄されっ放しであった。10月からの急騰で形だけは作れたが、ラストもまた散々にいじられたようである。

で、遂にあきらめたのが先週末。さっさと次の限月に行こっ!

まずは3限月の過去調査からだ。その前にいつものように現在までの限月足チャートや価格表も見ておこう。

今週は最後の追い込み。残した1枚の買玉のためにも34000円(12限月での値)の顔が見たいよー。ただそれだけで他の興味はない。ただ限月足は上昇3波であり、現在はその3波途中の調整段階であるという認識だけは持っておこう。興味の対象はその調整がいつ終わるかであろう。

問題は次の3限月である。どのようなトレンドを描く傾向にあるのか、それを究めるのが本日のテーマである。

上の表やチャートを見て、思いつく限り、考えつく限りを自分で列挙してみて、自分なりの投資アイデア見つけ出してもらうのが本当であるが、みんながみんなできるかどうかはわからないので、筆者の見つけた傾向と対策を再掲しておく。あらためて書き足したこともあるので、参考にしてもらえると嬉しい。

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①赤色の日付を見ると、高値安値を先につけるのは、次限月が始まってそう時間は経過していない。とすればSQ月が終わるまでの間だ。20何日という日付が多い。3限月の場合は12月は忙しいので、次の年に持ち込んでいるだけで、それも新年早々に達成がずれたと考えられる。

②限月の平均値幅(これが筆者の限月丸ごとトレードの目標)3000円強を達成するのに要する期間は、短くて20日前後、長くても2カ月前後だ。したがって、建玉のホールド期間も長くて2カ月強と考えてもいいだろう。(しかし、それ以上はムダと思わないこと。SQ日までの残りの日数はトレンドを勘案してできるだけ利益を伸ばすことに努めるがいいだろう。6限月のように平均の2倍以上の値幅になることはまれであっても、トレンドが出ているのであれば3000円で終了してしまうのはもったいない。一部でも残して頑張るべきと考える。)

仕掛けの時期はSQ日から翌週のFOMC前後を狙うこと。トレンドが変わるとすればその辺りが天底になる。SQ週から25日前後までの間が仕掛けには絶好の期間となるだろう。まずはその期間内で1枚!

SQ日初日から一方的な急騰急落が起きる場合もある。その値幅は2000円前後なので、その流れに乗ってもいいし、落ち着くのを待って逆張ってもいい。落ち着くのはFOMC前後日だ。そこで反対売買をする(上の②と同じ)。このケースが発生するのは、SQ週以前から上昇、下落が続いて、高値圏や底値圏に価格がある時だろう。注意すべしだ。

④限月ローソク足には上下にヒゲが必ず付く。陰や陽の寄付き坊主、丸坊主にはならない。つまり、初日寄付きから一方的に1000円、2000円以上走ったとしても、1回は逆転される。逆張りが有効になるということだ。(尚、筆者の作成した限月足の寄付き価格は直前限月の終値と同一値にしていることに注意)また、最終木曜日日中セッションはその限月の最高値や最安値にはならないということも言える。水曜日ナイトセッションで最高値最安値をつけたのなら、それも逆張ってOKということも言えるかな。

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これらのなかで、もっとも大事なことは①に集約できるだろう。

SQ日初日からトレンドが始まることも多いのだが、当該限月の最高値・最安値の日付を見るとSQ日から1,2週間経過した日付から新しいトレンドが始まっているように見受けられる。たぶん、その原因は日本の1週間後に設定されている米国のSQ日や、日米の中央銀行会合のスケジュールが影響しているのだろうと思われる。

12月のイベントを確認しておこう。

 8日(金)・日本メジャーSQ日

13日(水)・米FOMC

15日(金)・米国メジャーSQ日

19日(火)・日銀会合

これらのイベントがどう影響してくるのかは想像をするしかない。おそらく、上で述べた傾向からすれば、19日の日銀会合後から急激な値動きが見られるのかもしれない。急激に動くとすればの話だが。

だが、この3限月は値動きの予想をするうえで他の限月とは違う要素があることに気づいておられるだろうか。

そうだ。日経の値動きを操縦しているとの噂がある欧米人が待ちに待った年間最大のイベントXmas、そして日本人にとっては大事なお正月(祝日嫌いの筆者でもこれは別格)。

この2つのイベントがこの3限月中にそれほどの時間差なくやってくるということである。このイベントをはさんで1〜2週間の長期休暇を取る方もいる。つまり12月の20日頃から、新年は1週間ほどの期間は、休むことに忙しいのである。相場は「閑散」になるのも頷ける。

このことは、上で上げた傾向と対策①で既に書いてある。本来は20日前後からの相場変化を想定できるのに、12月は何かと忙しいので新年早々にずれ込むことがあると。

じゃあ、今年はどうなのか?という疑問も出てくるだろう。年内に仕掛ければいいのか、新年になってからで十分なのか、である。

仕掛けは年内か、新年早々か

この問題を語る前に過去3年間のチャートを振り返ってみよう。だいたいの傾向をつかめるだろうか。

まずは2023年3限月だ。

これはまだ記憶に新しい。新年早々に大底をつけて上昇トレンドを開始した。3月SQ日まで少しの休みだけで一貫して上昇した。12月の下落は週足トライアングルのラストE波の最終である。

その前年、2022年3限月


これは週足2波のトライアングル調整時代である。そのC波であろうか。あのもち合い時ではもっとも暗い限月となった。年始に高値をとった後は一貫して下落トレンドである。

更に前年2021年3月限


これは前年3月からのコロナ暴落から立ち上り、1年後最高値を付けた時である。年末から2月後半まで、途中の押し目もあったが、上がり続けている。

こうやって限月ごとにチャートを見てみると、上昇、下落の違いはあるが、上で述べたことがほぼ共通して値動きとしてあらわれていることを実感されるのではないだろうか。

そうだった。問題は年末か年始か、であった。戻ろう。

この問題を更に究明するためにこの10年間の動向を探ってみた。表にしておく。

その年の3限月が、年末と年始、どちらが先に最安値または最高値をつけたのかを検分してみた。年末とは12月下旬、年始とは1月上旬と思っていただいていいだろう。ざっくりではあるが。

このデータからまずはご自分で考えてもらいたい。あるいは実際に現物225指数やラージツナギ足のチャートで確認しながらの方がより正確だろう。どのような感想を抱かれるだろうか。

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では、筆者の推論を繰り出そう。

1)年末、年始どちらが先かは五分五分だ。

2)天井や底、すなわち高安も五分五分だ。

これらはその時々の相場環境次第ってことだろう。

3)おや、W天井、W底が3度もあるぞ。これは年末につけた高安値をもう一度年始に試しに行ったということだな。

ということは、年末でも年始でもどっちでも大差ないということだな。筆者のように天底ハンターを自任しているトレーダーは別だが、通常なら新年明けからゆっくり天底を当てにいけばいいのでは。

それとチャートを見ての話だが、年末年始の高安値をつけた後はSQ日か、2月後半まで一貫してトレンドが出ているということも大事である。(2017年だけは別。その年は3か月間を通じて上下値幅2000円程の保合い相場であった。)いったん、高値や安値を拾ったら、2か月間寝かせておくだけでミニ1枚で30万円が手に乗る。

下手にデイトレをして神経をすり減らすより楽は見えている。あるいは、その含み益を資本にして、どんどん玉を積み増すのも方法だ。これは筆者のやり方である。

結論。

天底を獲りに行くのは新年からでいい。しかし、新年は大発会早々から気を抜くことなく準備しておくべきである。初日から値が飛ぶこともあるだろう。あるいは今年のように、大発会の前日の祝日取引で大底安値を示現した例もある。やはり人様が休んでいる時に仕事に精出すのはそれなりに幸運が訪れるものである。その幸運が実利に結びつくかどうかは別だが。

筆者自身は年内に仕掛けてみる。データに則れば、19日の日銀会合前後以降だろう。もちろんそれまでの値動きも大事だ。遅くとも新年から上昇トレンドになるとすれば、年末の安値を拾う前には、そのトレンドとは逆方向に動くだろうから、メジャーSQの8日以降の上昇はあやしいかもしれない。小さなショートを仕掛けるチャンスもあるだろう。

あるいは8日や13日以降にまさかの下落反転があれば、大底を待って買う。それこそ19日〜年内だろう。

もっともこれらの仕掛けは、3限月が上昇トレンドになるという想定での話ではある。

このように、この3限月は上か下かを間違えなければ、一貫したトレンドが期待できる。シンプルな値動きをするようだ。よって、「限月丸ごとトレード」のスタートとしては最良の限月になるのではないかと考えている。初心者でも毎日ウキウキウォッチング、あっちこっちそっちどっち、いいとも。ぜひともチャレンジしてもらいたい。

※今現在の波動がわかりにくいため、限月のトレンドを測るにはもう少し猶予が必要だ。今週か、更に1週間を要するかもしれない。毎朝の記事をお楽しみに。


以上、天井騒ぎの『きょうの見せかけ』でした。ご清聴ありがとうございました。


※ 限月丸ごとトレードとは『日経225(MINI)先物が当限月が中心限月になった月内に仕掛け、SQ日までに決済するトレード』である。

いわば日経225(MINI)先物を売買対象としたスイングトレードであり、元来は投機対象であった225先物を投資対象として扱うのが主目的である。デイトレードでは味わえない大きな利益や利回り、そして何よりも毎日の、毎時間の複雑怪奇な値動きに神経をすりへらすことなく、ゆっくりのんびりと投資を楽しむことができると信じている。

1回の投資期間は最長でも3か月。だいたいは2カ月で決着がつく。先物といえばその複雑な値動きによって「危険」とのレッテルを張られて、これまで避けてきた読者も多いだろうが、そんなことはない。資金管理をしっかりすれば、筆者はこれほど儲かる商売はないと考える。日々の値動きは複雑でも、3ヶ月に均せば案外わかりやすい動きをしているーーーそれが日経225指数なのである。

例えば日経225指数を分析しようとする場合、ほとんどの方は月足チャートから見られるだろう。そして、週足、日足と時間軸をだんだん短くして見ることだろう。長期足を分析する場合、それは正しい行為である。筆者もそうだ。

しかし、先物の場合は限月足(またはSQ足ともいう)チャートが最高にいい働きをする。株式投資の世界では四半期足というものがあるが、それによく似ている。始まり日と終わり日が違うだけである。先物の場合はSQ日から次のSQ日前日までの3か月である。

キモはこの限月足を徹底分析して、限月期間の値動きを事前に徹底想定するだけである。それによって、仕掛けの時機を探り、実際に仕掛け、3000円以上の値幅を狙うのが、筆者の提唱する限月丸ごとトレードだ。分析・想定には筆者の場合エリオット波動を活用するが、別にそれを知らなくてもいい。今まで通り各自のチャート分析ができれば十分である。

日経225MINI先物の場合、高安3000円動けば1枚で30万円の収益が見込める。1枚に必要な証拠金はおよそ15万円弱(現在)だから、三カ月で200%の利回りを目指すことになる。年間800%だ。(注:もっとも資金は多い方がいい。途中両建てにする場合があるので、少なくとも2倍の30万円は必要になる。また余裕も必要だ。それらを勘案すると利回りは年100%位と考えておくほうがいいけどね。)

もっと大金を動かしたい、また逆に小資本で始めたいという方は、枚数を増やせばいいし、証拠金10倍のラージ取引、10分の1強のマイクロ取引もある。あるいはCFDでも、(レバレッジ型)ETFでも、(レバレッジ型)投資信託でも、日経225指数に連動する商品なら応用が利く。それぞれ得意な分野で取り組めばいいだろう。

まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

◎まずジグザグ波動の徹底マスターから始めよう。

ジグザグ修正波だけでもこれだけのことができる! 4波修正波は難攻不落である。 その修正波の動きは種類もいっぱいある上に、それらが複雑に絡み合って、長期化すれば長期化するほど値動きのドロ沼にはまってしまう。個人投機家は、この4波の予想がつきがたい値動きに翻弄され、3波でしこたま稼い...

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自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

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