■■この反発は本物か?■■今週(6/3~)と月曜日の日経225MINI先物分析&トレード戦略20240603

日曜日, 6月 02, 2024

日経225MINI先物

t f B! P L

 みごとな切り返しだ。あの明け方の急反発でほとんどの売り方は瀕死に追い込まれたのではないだろうか。

筆者も実損こそなかったものの、大きく含み益は損なわれ、かつ、なによりもそれ以上の精神的打撃を受けた。もしかたら、やっぱり下落トレンドは終わっており、上昇トレンドが始まっていた?!


【4時間足】

2週前に『上昇トレンドがすでに始まっていた説』でとりあげた、上昇の第1波リーディングダイアゴナル波動は、5波動で終了し、その後2波の調整も先週木曜日の安値37610円で終了、そこからは第3波の上昇が始まっている(③ー1波)のではないだろうか。

超長い下ヒゲは、それまで大きな利益を得て小天狗になっていた筆者ほどではないにしろ、ほとんどの売り方の虚を突くものであり、3波進行への高らかな号砲でもありうるローソク足である。

しかし、注目すべきはその後である。初期のショートカバーは今となっては想像がつく。『やられたな』であきらめもつく。だが、金曜日早朝までの上昇は買い方がどれほど用意周到に今回の上昇計画を練り上げていたかという、その緻密さ、本気度を物語っているのではなかろうか。

陽線だけが何本も続いた急騰なら話は簡単だ。それは売り方の一掃をあらわすだけではなく、買い方の利確撤退をも想像させるからだ。つまり、これ以上の上昇はなく、すぐ下落するか、次の方向が決まるまで小さなレンジ相場を繰り返すかだろう。

この場合は売り方にとって恐怖感はあまりない。それは本来のトレンドが下向きであることを信頼しているからであり、一定のレンジ相場のあとは下落していくことがわかっているからである。

だが、今回はここまで5波動数えることができる。つまり、2度の調整を間に挟んでの上昇だった(上昇中と言うべきか)ということだ。買い方はしっかり利確を交えた上で、更に新規で買い増しているのではないだろうか。

金曜日ナイト9時半指標後の高値38690円からの下落が最たるものだ。図にあるように、右下がりのチャネルライン上辺(赤入り点線)にタッチ後急落した。1波動目と2波動目との関係で、N値38780円までの上昇は覚悟していた筆者には少し拍子抜けであったが、『下落トレンドだから目標値に届かないのも当然か』と追っかけてショートしている。たぶんほとんどのウリ狙いライントレーダーもそんなところだろう。

ニューヨーク後も米国指数が軟調だったことも下落に拍車がかかったと言える。しかし、これが狙われた。買い方は最初っから「3波終了から切り返しての5波動達成」を狙っていたとしか言いようがない。米国指数が反転上昇しだすと、日経も素直に上昇している。

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以上のような発言をするあたり、筆者の落ち込みようはいかばかりか想像に難くないだろう。

しかし、下落トレンドへの希求は捨てがたいものがある。チャートには「負け」がまだはっきりとはあらわれていないからだ。『あの青色矢印の上ヒゲが覆されないかぎり・・・』。

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相場はまたわからなくなった。振出しに戻った感が強い。米国指数がなぜ上昇に転じたかはわからないが、その上昇に千載一遇のチャンスとばかりに飛び乗っただけなのか、最初から計画していたことなのかは明日以降の相場を見るまではわからないというのが正直なところだ。

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いくら考えても筆者の知識ではここまでだ。今回の表題の答えーーー『わかりません』。(な〜んやそれ。)


明日の相場に移ろう。

だが、トレンドが再び迷宮入りした以上、自信を持っての強気の仕掛けはできない。両睨みのなあなあトレードになるだろう。(なんそれ。)


〈重要ライン〉 

①39580・・・本日上昇可能値

②39460〜39475・・・日中マド1

③39455・・・日足戻り高値

④39160・・・4時間足戻り高値

⑤39020〜39140・・・4時間足小天ネックゾーン

⑥39005・・・日足S3波90%戻し

⑦39910・・・1時間足ジグザグ上昇N値

⑧38805・・・本日上昇目標値

⑨38795・・・日足S3波76.4%戻し

⑩38740・・・ナイトセッション・バリュー上限値

※38730・・・ナイトセッション終値

⑪38640・・・ナイト上昇23.6%押し

⑫38575・・・上昇転換ライン

⑬38570・・・ナイト上昇38.2%押し

⑭38545・・・前日日中マド埋めライン

⑮38490・・・5日線処

⑯38410・・・本日下落可能値

⑰38405・・・ナイトセッション・バリューハーフ

⑱38340・・・ナイト高値

⑲38320・・・ナイトセッション・バリュー下限値

⑳38140・・・本日下落目標値

㉑37610・・・直近安値

㉒37300・・・本日下落可能値

㉓36855・・・大下落転換ライン

㉔36585・・・4時間足大ジグザグ下落超拡大目標値

㉚36025〜35925・・・日中マド2

㉛34555〜34270・・・日中マド3


<詳細>

はっきりしていることは、④を突破されたら売り方の完全敗北が決定するということだけである。それまでは③ー2波の調整さと笑ってすませることができる。

しかし、相場がどうなるか分かったものではない以上、そこまで手をこまねいているわけにはいかないから、⑩以上の上昇には買って出る。

もし、今回の上昇がウソぴょ〜んなものなら、⑧⑦あたりで下落に転じるだろう。ド転ショートだ。ただ、⑥の影もちらつくので、いったん両建てにしておくつもりだ。

したがって、⑥以上になったらウリを捨てて買いまくり、反転下落するようならカイを捨てて売りまくる作戦とする。

下から始まる場合は厄介だ。⑬を完全に割るまでは上昇が本当に終わったもなのか、またまた死んだふりしてるだけなのかは判定できなさそうである。⑭から逆襲に会うかもしれない。結局は⑰を割るまでは積極的なショートは無理だろう。

むしろ、38800〜38500円のレンジ相場と割り切ってやるしかなさそうだ。

読者諸氏の健闘を祈る。


<ポジション>

売3(40800円台後半、40200円手前、39100円台央) 変わらず

買1(37100円台後半) 変わらず

※昨夜の反発上昇で、今さらジタバタするのはあきらめた。売玉は絶対安全圏だと思っていたが。値動きを見ながらだが、まずは処分を急ぐかな。


<前日勝負手概説> 

土曜日朝の驚愕はここ数年で一番のものであろう。完全に勝ちを確信した前夜からの反発は、天地もひっくり返ろうかと言うものだった。

ナイトはもちろんカイ中心だ。まだまだウリ目線に自信を持っていた筆者も、目の前の上昇にはヘッジのカイが必要だった。

9時半の指標にはカイで応戦した。イベントには逆張りが基本だが、前日までの2日間で前もって十分下落していたことの逆張りと解釈した(ものも言いようである)。それに、15分足では4波目の調整中だと気づいていたので、5波の上昇を狙って、9時すぎに38450円で買っている。

利確目標値は、ジグザグN値38780円、直近下落の76.4%戻し38795円だ。『指標でそこら辺までは上昇する。だが、それで最後だ。』で、38790円に逆指しのショート仕掛け決行。

想定通り指標後しばらくして急騰。してやったりで『だからもっと動いて、もっともっと』と畑中葉子のように心中で叫んでいたが、ニューヨーク前の指標で大きく動いた時は、ニューヨーク前にいったん調整が入ることが多い。(逆に動かなかった時はニューヨークがその指標の判定をする上下ありだ。

はたして上昇は38690円までで終了。市場開始後に少し反発したが、再び下げ始めて38600円を割ったので、ショート逆指しを取りやめて成行を断行した。

その後も、下落が続いて買い玉を38520円で利確決済。38400円割れを見た時は快哉を叫んだ。アルコールも入った金曜日は楽しみにしているTV番組もあって、いつもより就寝時間が遅いが、それでもせいぜいが12時半くらいだ。その時点でも十分勝利を確信してもいい値動きであったろう。

米国指数はがダウを除いてまっかっ赤。含み益の乗った新規売玉とスイングへの夢。フフフ・・・。億万長者だ。

寝る前まではいい夢見てたのに。覚めたらすっかり狩られておりましたとさ。


以上。

まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

◎まずジグザグ波動の徹底マスターから始めよう。

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自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

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