本来ならば、このまま下方向にズドンといってしまうようなシナリオを選択すべきであろうが・・・。
【日足】
昨金曜日にB波中c波始点62530円を下回った時点で、当面の下落トレンドは確定された。日足押し安値の60370円割れも確定されたと言っても過言ではない。ここからは2波動目のリバウンド上昇を狙おうと思う。
この点を詳しく述べておこう。
波動論では、大文字B波の副次波であるジグザグabc波全体が終了とみなされるには、まずc波をc波に費やした時間内で全戻ししなければならないという不文律がある。
図にあるようにc波に費やした時間は15日間。筆者が先週から15日間という数字にこだわっていたのはこの意味だ。この15日間以内でc波始点を割り込めばB波全体を全否定したことと同じ意味になるのである。
筆者が予想したよりは遅れたが、12日目に達成された。これでA波終点60370円を下回るのは確定事項となった。いずれ近いうちに割り込むことになるだろう。それはC波中3波動目の仕事である。
いつでも下落できる、そう、いつでもいいのだ。下落トレンドであることは間違いがなくなった。売り方からしてみれば、まずは上に戻って英気を養おうってことになるだろう。
問題はこのC波2波動目の立ち居振る舞いだ。どんな調整(下落1波動目に対する)の仕方をしてくるかだ。どんな調整を経て3波動目にバトンを渡すかだ。
2通り考えた。
①ひとつは11/3の米中間選挙が重要な役目を果たす。中間選挙まで(3波動でのほぼ)一貫した上昇、選挙後に急落するというストーリー。
このシナリオでは価格調整が主となる。おそらく1波動目下落の61.8%前後までは確実に戻すだろう。戻してから3波動目の急落では例の60370円を確実に下回る。下回って少なくともN値58240円まで達するのがC波としての第一目標だ。
しかし、このシナリオは平凡すぎるきらいがある。
確かに11/3までの間にはFOMCやら、日銀やら、企業決算やら、その他の重要経済指標の発表やらが目白押しで、売り方としても容易に押し切れないだろうことは明白だ。そして、予想通りトランプの共和党が大敗すればなど、選挙にまつわる予想によって値動きの想像は簡単に浮かんでもくる。
それが逆に平凡に映ってしまうのだ。
そして筆者にはこのシナリオを避けたい別の理由もある。「限月丸ごとトレード」記事内で述べていたことだ。
今回の下落で値幅自体は9900円幅となって、それまでの上昇値幅(62530円→71515円=8985円)を上回った。しかし、率で言うと、前回上昇率14.4%に対して今回下落率は13.8%にとどまっている。これは分母が違うだけの問題で、値幅の数字だけでは上回ったと言ってよい。
問題はこのことではなく、もうこれ以上の大きな上昇や下落はないだろうという予想自体を大切にしたいのである。確かに政治イベントだけは特別として、シナリオ①の下落もありうることはありうる。だから完全に捨てきれないのだが、心情としては下落はしてほしくないのである。
そこで、考えだしたのが次のシナリオ②だ。
米中間選挙後11月いっぱいは目立ったイベントはない。天底転換になるほどのイベントは12月を待たねばならないだろう。
12月11日(金)メジャーSQ日、いや、その2日前の水曜日には米FOMCがある。
つまり、相場はこの12月第2週までは保ち合い相場が続くのではないだろうかというものだ。これならイベント通過後に大きく下落しても、この12限月の最大変動幅は9900円のままだ。筆者の思いも叶えられるってもんだ。
このシナリオ②での2波動目調整は、価格調整に加えて時間調整も同時にやってしまうのだろう。
よし、これでいこう。
【現物225指数・日足&変則週足】
例によって、こんな風な陽線を想像してみた。前週の陰線をまるっと否定できそうな陽線だ。保ち合い相場の1週目としてふさわしいローソク足なのではなかろうか。
その後の、つまりは2波動目のリバウンド目標はおそらく上に控えるマドだろうことは誰の目にも明らかだ。このマドは先物で言えば、下落Cー1波の61.8%戻り水準に位置している。やはり2波動目の価格調整はこのあたりまで続くに違いなかろう。
アトは時間調整が筆者の考えている通りになるかどうかだけだ。
・・・・・・
ところで別の疑問が浮かんでこないだろうか。
なぜ、いますぐにでも60370円を割り込みにいかないのか、1波動目の下落はどうして60370円を割り込まずにリバウンドを始めようとするのか、というような謎だ。
これをいましばらく解明しようと思う。
いろんな理由がある。
ひとつは4時間足などで見られるように、1波動目はすでに5波動目が数えられるということ。その5波動目がもう少し長くなるという懸念はあるが、テクニカル上の目標値に達したアトだということもあろう。
こんなテクニカル上の理由以外には、もうひとつ三つ目の調整が必要だということもあろう。価格、時間、以外の調整とは何ぞや? 一度考えてみてほしい。
はい、そこのきみぃ。
・・・「武士の情け?」
・・・なんでやねん!ほんまびっくりするわ。筆者の心情に寄り添ってゆう話聞いてないんか。
そもそもあいつらに情けっていう高尚な心情はない。あるのは強さだけだ。強くってもやさしさのない、つまりは生きる資格がないやつらばかりなのだ。
上で述べたように、60370円はすでに死に体だ。生ける屍だとも言える。それでも60370円を残すのはいま死んでもらっては困る、生かしておくには生かしておくだけの価値があると考えているからだ。
どんな価値だろう。
結論を先に言うと、今度下落させたときに、その位置で買わせるためである。
大きく力強い上昇を見せられた時、われわれはその上昇が本物の上昇と勘違いする。つまり、2波動目のリバウンドをさも上昇トレンドの再開であるかのように勘違いさせられてしまうものである。
最初はおっかなびっくりでも連日上昇していく様子を見せられて、猜疑心は徐々に薄れていく。高値で買ってしまうのはそのせいだが、高値からの押し目でも買ってしまうのもそんな理由による。
押し目で買った場合は、それでも再度上昇するので利益も出るだろう。そうしてまた押し目買いを実践する。また利益を出す。・・・何度目かにそれまでのレンジを超える上昇がやってくる。今度こそ上放れだ!とばかりに手をだす。下落して失敗する。
失敗はしてもその頃には上昇トレンドを信じ込まされている。頭の中では高値メドを計算してばかりでご満悦だ。
また押し目で買う。しかし、今度は上がらない。「深押しだな」と考えて安値切り下げの後でも買ってしまうだろう。なにしろ、60370円はいまの処日足押し安値の冠を頂いている。それが傀儡であることを知らないトレーダーは買ってしまうに違いないのだ。
すぐロスカットできるトレーダーならそれでもいいだろうが、ロスカットできないほど飼い馴らされてしまっていたら、ナンピンをしてしまうかもしれない。・・・筆者が以前よく書いていた「馴らされたらオワリ」の結末である。
60370円以外にももうひとつ、200日移動平均線も同じ役割を担っている。金曜日はこの上向きのラインに救われた(ように見える)。これも同様にラインに再接近してきた時は同じ間違いをさせられることになるだろう。
そうやって売り方はわれわれに買い向かわせて、倍返し以上の下落を実行してくるのだ。
エリオット波動で言う処の第2波の目的はそれである。
「先週の下落は悪材料がたまたま重なっただけ。上昇トレンドの押し目に過ぎないよ。なんてったって日経は強い。企業業績は確実に上向いている。ほらAI・半導体株も買い戻されてるじゃん。暴落なんてあるわけない」
先週の下落で生じたような猜疑心が薄められてしまう、レンジ相場のぬるま湯にどっぷりと飼い馴らされてしまう、そんな市場心理の調整が2波の役割ともいえる。価格調整、時間調整に続く、第三の調整がそれである。
・・・なので、ここからはそんな2波のリバウンド上昇となるのである。われわれは三つの調整を利用して儲けることはあっても、利用される側にならないよう注意するべきというのが本日記事の趣旨である。
・・・・・・
では明日月曜日の作戦会議にしよう。
たった半日だけ反発しただけで「ここから上昇」とはおこがましすぎるかもしれない。もちろん、下落にも注意は必要だ。
それでも、こんなところで一緒になって売っていては埒があかない。それこそあいつらの思うツボなのである。あいつらは下落させるために、ここから上昇させようとしているのだ。
4時間足はやはり5波動が終了と見る。2波動目リバウンドへ、絶対カイ。
<重要ライン>
①70150~70200・・・日中マド8
②68580~69010・・・日中マド7
③66565~67735~69180・・・下落C1波の50~61.8~76.4%戻し
④66300~67690・・・日中マド6
⑤65890・・・日足戻り高値
⑥65395・・・下落C1波の38.2%戻し
⑦64200・・・1時間足ジグザグ上昇拡大目標値
⑧63770・・・5日線処
⑨63545・・・1時間足戻り高値
⑩63395・・・1時間足ジグザグ上昇N値
⑪63310・・・逆上昇転換ライン
⑫63120・・・4時間足大底ネックゾーン上
⑬62925~63045・・・(新)日中マド5
⑭62895・・・目先上昇転換ライン
⑮62865・・・前日日中バリュー上限値
⑯62830・・・ナイトセッション・バリュー上限値
※62640・・・ナイトセッション終値
⑰62450・・・ナイトセッション・バリューハーフ
⑱62385・・・前日ナイトセッション・バリューハーフ
⑲62170・・・ナイトセッション・バリュー下限値
⑳61895・・・前日日中バリュー下限値
㉑61770・・・4時間足大底ネックゾーン下
㉒61615・・・日足直近安値
㉓61260・・・本日下落可能値1
㉔60810・・・本日下落可能値2
㉕60370・・・日足ジグザグB波始値
㉖58240・・・日足ジグザグ下落N値
㊵58080~58015・・・日中マド4
㊶57395~56755・・・日中マド3
㊷55010~53890・・・日中マド2
㊸52295~52175・・・日中マド1
<詳細>
売り方の先制攻撃は本気ではない。少しでも下げておいて自らの買玉単価を少しでも下げておきたいだけだ。おそらく62000円を割ることはないだろう。割り込んだとしてもすぐ戻るだろうと考えている。遅くとも⑲水準では買いたい。
本日の上昇目標は⑫~㉑ゾーンからの脱出である。⑫を突破しきれたら、新規のカイも続々と入ってくるはずだ。ここは先回りして買っておきたい。
押し目の限度は⑳と見ている。ここを大きく割り込めばアトはなく、いったん撤退も辞さない。まだ5波動目が終了していなかったということにもなる。しかし、金曜日安値を更新したとしても100円、200円ほどと甘く見ている。また買い直す。
それでも下落が止まらないようなら、意に反して㉕が先にやってくるのだ。その場合は㉖まで休むことなく下落してしまうことにつながるので、どこかで、戻った処ででも売っておかなくてはならないことになる。
<マイポジション&スイングトレード的構想>
売1(69100台) 変わらず
買2(61800台、62100台) 1枚増&入れ替えもあり
※ここから少しずつでもいいから買玉を増やしていきたい。下落過程では結局1枚しか運用できなかった反省がある。利確という現実路線に偏り過ぎたかもしれない。下落しても即大きく戻されてもいたからなあ、積極性が削ぎ落とされてもいた。
<前日感想戦>
ナイト引けで買った不安通り、寄り付きは下げてから始まった。
それでもこの日の予想には絶対的な自信があった。照準を61770円に絞る。
9時10分、61800円カイ。これでも3度目の安値更新を待った。数分後61955円利確。焦らない焦らない。まだすぐには上昇しない。
9時20分過ぎ、61915円カイ。ちょっと早かったが上昇に。9時45分すぎ、ナイト引け分を62450円で決済出来た。入れ替えた格好。軽くなって気が楽に。それで10時すぎ62075円でも追加カイ。
1枚目は残念ながらその後下落して、10時15分61930円でかられた格好。2枚目が負担になって手放さざるを得なかった。一歩後退だ。
しばらくして10分後61840円で再度カイ。これを最終的にホールド。15分後さっきの2枚目を62100円でさばいた。
後場1時すぎ62415円でカイ。10分後62500円利確。利確が遅れたのは1000円幅を忘れてたせい。
数分後62415円で再度。これもまだ早かったが、3時前62670円で利確できている。
ナイトは失敗。
6時10分過ぎ、62490円カイは62500円処は堅いと思ってだったが、10数分後62425円で撤退。6時半すぎ62370円カイは日中バリューハーフ水準で300円割れも我慢したが、下落止まらず、9時半前62230円で切った。
しかし、その後10時すぎに62145円でまた買っている。なんの根拠があってのことかメモが残っていない。だいぶ酒も回っていたし、気が大きくなっていたのだろうとしか考えられない。62000円は大丈夫と考えていたことは確かだが・・・。ロスカット設定もせずバタンキューには反省。
以上。




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