2019年11月24日日曜日

相場についての雑念

ひと月位前の話だが、先のラグビーワールドカップで大活躍した福岡竪樹選手がTVに出演。その際、自分のベストプレイを問われて次のように答えていた。

「スコットランド戦の前半でのトライです。あの時、相手のバックスがかなり前に来ていたので、その後ろにアキがあったのはわかっていました。その時ボールを持っていたのがラファエレ選手。彼なら、きっとそこにボールを蹴ってくるだろうと確信し、準備していたんです。そしてキックの態勢に入ったと同時にスピードをあげてその方向に走っていました。それはずっと練習してきたことなので…」(多少の誇張、端折り、解釈違いはご勘弁)

 この話を聞きながら、筆者はニヤリほくそ笑んだ。その真髄が理解できたからだ。もちろん筆者にはラグビーの経験はない。だが、私がこれからも戦わねばならない「相場」とスポーツには相通じるものがあり、そしてそれを再認識できたからである。
 下線部分に注意して再度。相場に置き換えてみれば、「予測し、準備し、決断する」。そしてそれをたゆまなく実行するのに必要なのは、不断の「練習」に違いない。ラグビーボールはその形状ゆえに、一度跳ねたらどこに転がるかわからない。それを福岡選手は上手くキャッチし、トライに結びつけた。キャッチできたのはたまたまかもしれないが、その方向に走り始めたのは、厳しい練習に裏打ちされた彼の直観力だろう。

 そんな当たり前のことを思い浮かべられるのは、ちょっとは成長できている証拠かもと、うれしい反面、「難儀な世界やな」とこれからの遠い道のりに嘆息。その後、また襟を正す天井騒ぎであった。チャン、チャン。