【チャート読解/副読本】固定VWAPは使えるか?&(おまけで)明日9/18(祝)の日経225MINI先物の予想と作戦会議

日曜日, 9月 17, 2023

値動きのカラクリ

t f B! P L

 金曜日は目標値33365円の手前で態度を翻され、当日仕掛け分33230円玉をチキン利確で33285円で手放してしまい悔しい思いをした。逆にホールド分はきちんと33365円ちょい手前まで粘ることができた。イッキに走られ33440円まで伸びていったことは何とも思わない。オーバーシュートだろう。

ただ、一番悔しかったのは、そのオーバーシュートを見透かしたアトのショート仕掛けだ。後場から33300円台後半で2度新規建てしているが、いずれも少額だがロスカットさせられている。4波になるはずとは思っていたが『案外、その押し目は小さいかもな』との思念が抜けきらず、忍耐強くホールドできなかったというわけだ。

ナイトでの急落でがっかり。朝起きて更にがっかり。高値から400円も下がってたとは。10時すぎ33250円で買ってはみたものの損切りもしていた。失敗。

さて、明日はどうなるだろうか。と言うより、ちょっと前に発表した今週の予想記事通り、明日は押し目買い方針に変わりはない。下げたら買うだけである。5波動目の上昇を狙う。

・・・・・・(ここからVWAPの説明)

戦術に変更はないが、その詳細を分析する前に、読者にあるテクニカル分析ツールをひとつ紹介しておきたい。使えるか、使えないか、筆者もまだ手探り状態ではあるが、かなり効果的かもという予感はしていることは確かだ。

それは、表題通り『固定VWAP』というシロモノである。

「VWAP」自体は個別株の売買でよく耳にするツールだろう。日本語で「出来高加重平均価格」のことで、価格毎の売買高で加重平均した当日の平均価格であり、主に機関投資家が取引の指標として使うらしいという。

筆者もミニ先物の他に個別株のデイトレを盛んにやっていた頃はこの「VWAP」も使用していた。フィボナッチや日足の平均値幅と同じように、押し目買いや戻り売りの重要メドのひとつとしての位置付けであった。翌日のトレード銘柄が決定したら、その価格を調べ、チャートにラインを引いていたものだ。(MINIのデイトレでは使用しなかったが。)

それなりの的中率、それなりの的ハズレ率があったと記憶している。他のインジケーター同様、当たりもするし、ハズレもする。が、総じて出来高を重視していた筆者好みの指標であったことは間違いない。

だが、はっきりした不満点がひとつだけあった。

個別株の銘柄選択で筆者が重要視していたのはローソク足の形状であり、なかでもやはり大陽線、大陰線には目がいってしまう。そして、そんなローソク足の翌日にトレードする日が多かったと思うが、初日はいい。けっこう的中率が高かったような気がする。

しかし、デイトレは出来高旺盛な銘柄を選ぶのが基本ということで大陽線の3日目以降も追いかけると、とたんに命中率が悪くなっていたように思う。

その原因を筆者なりに考えた。その頃すでにエリオット波動をかじっていた筆者は、1波や3波でのトレードを実行すれば儲かることを理論上では知っていた。それらの波動の初動で買ったりすれば、まちがいなく上がることを知っていた。

だから、大陽線初日は初動である。その初動の日からのVWAPでなければ、3日目以降は役立たないのではないかと考えたのである。勢いの弱まった2日目の数値では(全くゼロではないが)参考にならないということである。

『初動の日からの平均価格、1波や3波の始点からの平均価格を知りたい』と漠然とだが思っていたのである。

そんなある日、以前にも取り上げたことのあるブログ『株の話、経済の話、何の話だろう?』に今回のテーマである『固定VWAP』のことが掲載されたのである。「固定」とは始点を決定するということで、その決めたポイントからの出来高加重平均価格のことである。

詳しいことは上記ブログ内検索で「固定」と入れればいくつか記事が出てくるようなので、自分で調べるといいだろう。とにかく当時は雀躍したものである。『これだ!これでデイトレで勝ちまくれるぞ!』

しかし、その当時「TradingView」ではそのツールは見つけられなかった。有料コースのみ使用できたのかもしれない。その後、個別株より先物トレードのほうに興味が集中してしまったため、ウヤムヤのまま、更に『固定VWAP』のことなどすっかり忘れはててしまっていたのである。

が、先日(1週間前)久しぶりに「TradingView」をいじっていたら、それを見つけた。左側バーの「予測・測定ツール」の一覧にあったのだ!

あれれ、前からあったのかな? それとも当時は有料コースのみだったけど人気が出てきたから無料コースに格上げされたのかな?

さっそく使ってみたよ。これだ。1時間足チャート


9月SQ日の前日ナイト始まりを始点とした。ちょうど下落が始まった地点だ。真ん中の青線が固定VWAPラインの基準線で、上下に+-1σラインを入れてある。ボリンジャーバンド的見方、使い方ができるようである。

なんとなく効果的であるように思われるだろうか? 昨ナイトでの下落は+1σラインで止まってるのがわかるだろう。ボリバンと同様、ここから反発再上昇していくかどうかはわからないが。

次は33165円からの上昇波動を追ってみる。赤色であらわした。


う〜ん。使えるような、使えないような。

ではこの2つを両方表示してみよう。


こんなことに意味はあるのか?

筆者が出した結論は、「まだわからない」である。しかし、移動平均線やボリバンが得意な方にはそれなりの使い方・見方がわかるのではないだろうか。筆者もちょこちょこ見ることはないけど、気になった時に見る程度なら使えるような気がするとは感じている。特にバンドラインではそれなりの抵抗や支持が認められるようだしね。

特筆すべきは、時間軸によってラインが変動しないということだ。誰がどの時間足チャートを開こうが、基点さえ合っておれば支持や抵抗になる価格は同じであるということだろう。つまりは時間に左右されない、フィボナッチと同じだ。この点は筆者好みである。

ネットで検索してみたら、けっこうな数の関連記事があった。知らないうちに人気化していたのかもしれない。読者も気になったら調べるといいだろう。

・・・・・・


では、お待ちかね。


〈重要ライン〉

①33725・・・日足3波頂点

②33695・・・日足5波動目天井目標値

③33575・・・日足次の戻り高値

④33555・・・本日上昇目標値

⑤33355・・・ナイトセッション・バリュー上限値

⑥33255・・・上昇転換ライン

⑦33195・・・ナイトセッション・バリューハーフ

⑧33180・・・下落の38.2%戻し

⑨33175・・・(新)日中マド3上辺

⑩33120・・・下落の23.6%戻し

※33070・・・ナイトセッション終値

⑪33040・・・ナイトセッション・バリュー下限値&(新)日中マド3下辺

⑫33035~32915・・・4時間足支持ネックゾーン

⑬32860・・・5日線処

⑭32680・・・1波動目頂点

㊵31630~31610・・・日中マド2

㊶30985~30905・・・日中マド1


<詳細>

週間予想通り、押し目買いに徹するつもりだ。祝日取引で動意薄そうだが、33000円ラインは絶好の買い場と見ている。ナイトでも32975円(⑫ネックゾーン中間値)で逆指し買いを狙った。寄付きが高く始まれば尚更、33000円処は堅くなるだろう。マドを埋めた段階(⑪)でGOだ。

それでも動意薄だけに上は⑦までと考えておくのが無難。それ以上望むのはナイトセッションに入ってからだ。⑤までは望める。

が、やっぱりニューヨークの動向が恐い。連れ安する場合もあろうから、強気ばかりではおれないはずだ。あっさり利確しておくのが賢明かもしれない。でも筆者は利益を犠牲にしてでもホールド予定でいるつもり。ニューヨークが弱く、つれ安したとしても知れているからだ。上昇が半日延期されたと思えばいいだろう。


<ポジション>

売り0  変わらず

買い3(32200,32300、32570)  1枚減

※金曜日ナイトでの下落で33000台の玉を手放すはめになった。もう一度やり直しだ。

それにしても、酒のせいとは言え、売りをしなかったのは失敗。反省だ。しかし、本格的なウリは5波動目が完成してから。少なくても上値は③以上はあるはずである。


以上、天井騒ぎの【きょうの欲得ずく】でした。ご清聴ありがとうございました。


※明日早朝4時から、いよいよイングランド戦。筆者はいったん寝てから起きて観るつもり。早朝から飲酒観戦のため、明日の日中トレードには参加できそうもない。




まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

◎まずジグザグ波動の徹底マスターから始めよう。

ジグザグ修正波だけでもこれだけのことができる! 4波修正波は難攻不落である。 その修正波の動きは種類もいっぱいある上に、それらが複雑に絡み合って、長期化すれば長期化するほど値動きのドロ沼にはまってしまう。個人投機家は、この4波の予想がつきがたい値動きに翻弄され、3波でしこたま稼い...

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自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

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