■■前半軟調覚悟の上■■今週(7/8~)と月曜日の日経225MINI先物分析&トレード戦略20240708

日曜日, 7月 07, 2024

日経225MINI先物

t f B! P L

 お騒がせの1週間が終わった。ふたを開けてみれば、連日上昇の日々。筆者の予想がいかに当てにならないものかがわかろうというものだ。

それでも筆者は火曜日ザラ場からはカイ派に転身。一挙に盛り返したのであるが、それは木曜日の大引けで4/12高値を上抜かなくともすでに買い転換したと筆者に思わせるような、何かしらの事象があったということだ。が、その顛末はまた別の機会に譲ろう。読者に有益だといいのだが・・・。

で、ここではいつも通りチャート分析から始めよう。やはり【日足】からにしよう。

すでにご存知だと思うが、筆者は二兎を追っている。「二兎を追うもの一兎も得ず」というが、筆者はその欠点を両建て手法でなんとか克服できている。主力シナリオが的中すれば莫大な財産を手に入れることができるし、それがこけても少なからずの収益があげられる、損失は至って小さいという結果に今のところは導いてくれているようだ。

それはともかく、その二兎とはピンク色ラインであらわした上昇トレンドと、水色の下落(調整)トレンドだ。この期の及んでもどちらの波動になるのか決断できないでいるのだ。いや、むしろ水色ラインのような下落を望んでさえいる自分自身に気づいてもいる。

上昇トレンドというシナリオなれば、その上昇は日足③波のうちのラスト5波動目(その5波動目の3波動目が現在)になるのではないかと考える。その頂点をもって全③波が終了、その後は長い長い調整④波に入るのだろう。

下落(調整)トレンドと考えるなら、拡大フラット説が脚光を浴びることになろう。現在はそのリバウンドb波だ。

両者の違いは図のように、5波動構成になるか、3波動構成で終了するかだ。雌雄を決するのは当然のことながら3波動目が終了した後のことである。上昇トレンドにおける4波動目の下落が2波動目の底=37595円を割りこんだ瞬間、それはもはや4波動目の調整ではなく、フラットC波の下落と呼ばれることになる。

それまでは本当のことはわからない。筆者はまた宙ぶらりんな相場生活に戻ることになるのである。

しかし、3波にしても、b波にしても、上昇しているという足元の状況に変わりはない。ここは買って買って買いまくる作戦でいいことになるだろう。3波もしくはb波が天井をつけるまではだが。

だから、その天井を簡単にでも探る必要があるわけだ。

一方で、まだ通常のフラット説も完全に亡くなったわけではないということも言える。目標値のひとつとして挙げていた、41085円は通常フラットとしての最大限度値(b波=a波×1.05)である。金曜日はそれを越えることわずか数十円。ナイトセッションの高値はその近似値だった(5円届かず)。

ということは、明日から上昇することなく下落すれば、この通常フラット説が再浮上するという状況なのである。この波動なら、買って買って買いまくる作戦はまったくの的外れ。大損することになるだろう。(※このシナリオは現最高値41125円を突破次第、即消滅させる考えである。)

・・・・・・

これで、二者択一から三つ巴の戦いになった。しかも、カイだけではなく、ウリもしなくっちゃならないことにもなった。ますます混迷が深まったようである。

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しかも、今週はETF分配金ねん出のためのウリを警戒せねばならないことは先週述べた。主要なETFの決算日は8日と10日に集中しているらしい。

5日付日本経済新聞朝刊の記事によると、大和証券では日経平均とTOPIXに連動して運用するETF銘柄を対象に試算したところ、2日間で現物・先物合わせて1.2兆円の売りが発生するという。野村証券の試算でも同1.3兆円ということだ。

影響は少なからずあるのだろう。日経を何十円、何百円押し下げるのか、筆者には皆目見当がつかないが。

ただ、過去数年のチャートを調べてみると、そのウリがさく裂したら、決算日前後の数日は下落が続いていた。今週の前半は下げが続くかもしれない。

また、今週は7月のミニSQ週でもある。特に週前半に波乱があっても不思議ではない。(極端な動きということなら、逆に上方向にイッキに振って③波を完成させるような動きにも注意だ。)

ここで、この日足③ー5波、あるいはフラットb波の上昇部分に、別のお絵描きを施して詳しく分析してみよう。

いろいろ都合の悪いことが出てきたので、ダイアゴナル説はとりやめた。現在は通常の推進3波途中だろう。フラットb波はこのようにジグザグ形としている。その3波動目はやはり5波動構成の推進波となっており、同様にその3波動目途中である(これが上昇トレンドなのか修正波動なのかで迷っている原因である。)

「3波目の途中」をもっと詳しく副次波(青色ライン)で言えば、③ー3波の途中か、③ー4波になるのかといったところだろう。

筆者は、上で挙げたETFの事情や、通常フラット説疑惑から、今週の前半は軟調に推移すると思っている。③ー4波になる公算が強いような感じがするのだ。これは絶対とは断言できないことなので、頭の片隅にでも入れておく程度のものであるかもしれない。

まあ、月曜日から高値更新しないで下落するかどうかは別として、いずれは③ー4波の調整時期が訪れることは波動数的に見て真実であろう。

そして、その③ー4波の調整が終われば、いよいよ③波のラスト5波動目の上昇を期待できる。早くて木曜日か金曜日からはまた「買って買って買いまくる」作戦が有効的になるだろう。

・・・・・・

では、明日月曜日の戦略会議に移る。

明日8日は上で挙げた「ETF分配金ねん出のためのウリ」が出る日だ。影響の程度はわからないが、(証券会社の試算では5000億円前後の)売りが出るということは事実である。無視はできない。

またその売りは、「指数終値との乖離を避けるため」同日の取引終了間際に行われるという(上記日経新聞記事による)。

だから、朝、前場では買えても、後場からは次第に雲行きがおかしくなって、3時近くともなればどっと売り物が出てくるのではないか、との推測が成り立つだろう。

だから、寄付きからの高い処は絶対的にショートするべきだろう。

ただ、下落するとは限らないということも同記事中にある。ヘッジファンドなどがそのアノマリーを利用して前もってショートしており、「ETF分配金ねん出のためのウリ」にぶつけて買い戻すからだというのが理由だ。

したがって、「下がるかどうかわからんのにショートなんかできるか!」なのだが、筆者はあくまで波動カウントを優先させるので、③ー4波の可能性があるのなら、当然ショートから入るというだけのことである。


<重要ライン>

①42035・・・日足大ジグザグ上昇拡大目標値(3波動目天井目標値)

②41865、42480・・・拡大フラットb波天井目標値

③41265・・・㊙次の節目値(筆者実験中)

④41225・・・本日上昇目標値

⑤41125・・・最高値

⑥41040・・・ナイトセッション・バリュー上限値

※41030・・・ナイトセッション終値

⑦41005〜40955・・・1時間足直近上昇23.6〜38.2%押しゾーン

⑧40950・・・ナイトセッションバリューハーフ

⑨40880・・・1時間足直近上昇の61.8%押し

⑩40940・・・ナイトセッション・バリュー下限値

⑪40755・・・1時間足直近安値

⑫40730〜39945・・・4時間足大天ネックゾーン

⑬40660・・・5日線処

⑭40605・・・4時間足押し安値

⑮39290・・・下落転換ライン

⑯39195・・・日足押し安値

㉛35975〜35870・・・日中マド2

㉜34495〜34205・・・日中マド1


<詳細>

ともあれ、そのショートの入り方だ。

③ー3波がまだ残っているのなら、ナイトセッションからの上昇が続くことになる。その可能性は否定しないので、寄付きから現最高値41125円を越えてきたらショートだ。④をロスカット水準と設定している。

もっとも、「どうせ、セッション足は陰線だ」との割り切り派が、ナイトセッションでの戻しをいいことに、寄付きから売ってくることもあろう。

そういえば、4時間足などで見れば、あの小さな陽線連続の上昇は、あれで精一杯ならフラットかジグザグ修正波のb波リバウンドに見えるだろう。ダマシのb波だ。もう一度⑪まで下落するか?

そうであれば、高値を更新することなく下落することになろう。その場合は⑦のゾーンに注目。そのゾーンから落っこちたらショートということになる。

利確位置はわからないので、3時直前の売りが出て下げたところは買戻ししておいた方が無難だ。


<ポジション>

売0() 変わらず

買4(39600台前半、39900台前半、40100台後半、40900台後半) 1枚増

※記事を書いてきて不安になった。酔った勢いでの一夜の過ちとは言え、ラストの買玉は危険な身にさらされてしまっている。寄付きで処分かな。


<前日勝負手概説> 

9時すぐ40975円での飛び乗りは仕方ないか。すぐ目標値41095で利確。たぶん1回は調整の下落があると読んだ。そして急落時の40970円をキャッチ。これで次の目標値41205円まで狙おうとしたが、下落は止まらず。あれよあれよと原点以下に。

やばさを感じながらもロスカットできず。9時半過ぎ40835円のナンピン買い。出来高もそこそこ、底値と判断した。10分後、前の分と40905円で合わせ切り。手数料分だけプラスで窮地脱す。

ホールドしておきたかった値位置玉だったが、安心感を優先させた。

ひと息つく間もなく5分後40900円カイ。11時すぎには40950円でも追加カイしている。上昇前のベストタイミングだったが、売り時を逃がし、後場41035円で利確して2枚とも手放した。41205円までの上昇はあきらめた。

ナイトはジリ高を横目に「雇用時計を過ぎてからでいいじゃん」で仕掛けず、ちびりちびりやりだす。9時半発表後、40970円カイ。乱高下にも酔っぱらいの心臓は強い。そのままおやすみなさい。これがどう出るか。


以上。


まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

◎まずジグザグ波動の徹底マスターから始めよう。

ジグザグ修正波だけでもこれだけのことができる! 4波修正波は難攻不落である。 その修正波の動きは種類もいっぱいある上に、それらが複雑に絡み合って、長期化すれば長期化するほど値動きのドロ沼にはまってしまう。個人投機家は、この4波の予想がつきがたい値動きに翻弄され、3波でしこたま稼い...

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自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

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