では早速だが、約束したシナリオを披露しよう。
【日足】
青色ラインが先週木曜日までのシナリオ。月末に向かって現最高値付近まで上昇後下落。お盆から⑤波上昇開始となるだろうとするシナリオだった。
が、直近ちょっと売り込まれて金曜日朝に変更したのが緑色シナリオ。青色のように大きく反発せずの保ち合い後はお盆に向けて急落。その急落後に上昇開始するというストーリーだった。(だから金曜日はカイなどと寝ぼけた予想になってしまった。)
しかし、金曜日は暴落した。イッキに赤色点線近くまで下落してしまったので、またシナリオ変更せざるを得なくなった。それが赤色シナリオだ。お盆までは緑色シナリオよりさらに軟調。反発もそう大きくない。そしてお盆に急落して2番底試しとなる。
あくまで下落トレンド入りを拒否するシナリオ構成となっている。
すなわち4波の調整は金曜日の安値で終了したとの構想だ。もう1枚日足チャートを。
これは以前から使っているシナリオ図だ。
エリオット波動論で調整4波の目標値とされているのは、ひとつは①-③チャネルライン(赤色点線)を割り込むこと、もうひとつは③波の副次波4波動目底(紫色実線)だ。金曜日に前者は達成され、後者に関してもほぼ達成した。だから、④波調整は終了したと言ってもいいと考えたのだ。
贅沢を言うなら、明日か明後日にさらに安値更新して③ー4波底をほんの少し割り込んでくれると完全だということくらいだろうか。
なお、③ー4波底ラインを割り込むとダウ理論的には即アウト!と目されているが、エリオット波動的にはそうでもない。ずんずん下落が進めばダメだが、下ヒゲだけで、あるいは1日で戻ればセーフだし、そもそも③ー4波底なんて屁とも思っていない。③波の61.8%以上へこんだらアウトなのだ。まだまだ余裕はある。(けれど、やはりダウ理論的にヤバくなればなし崩し的に下落することにもつながるので、ほどほどの下落で収まってほしいとは思っている。)
ひとつ下の時間軸でも分析しよう。
【4時間足】
2本の緑色太線をつなぎのX波として、青色のジグザグ修正波動を3つ作らせてしまった。本当は2つ目までで少なくともA波としては終了していたはず。明らかにラスト3つ目のジグザグはあいつらの余計なこじつけだ。
その理由はやつらの気が変わったというよりほかにない。確かに2つ目緑太線の上昇過程では多くのトレーダーの相場観は上を向いていた。「そろそろ上昇再開かな」なんて。
それがなぜか下に折れ曲がった。そう、今回の筆者の最大のミス。3連休を見逃していた。米国の連休はしっかりチェックしているのに、自国の休日にはとんと無頓着だった。今回は完全スルー。それを突かれて暴落となった。多くのトレーダーもそう感じたはずだ。
しかし、それもそれで終わりだ。青色点線の安値ラインで下落は止まっている。
この4時間足でのトリプルジグザグ波動(①はフラットだろうが)も④波の調整相場がほぼ終了したと考える理由である。
※通常は複合修正波動は3つまでとされている。なので4時間足ではこれで終了と言えるのだが、この3つを2つに数えることもできるだろう。例えば①と②で一つ、③ともう一つこれからできる④とで2つ目とすれば・・・恐ろしいことになるな。これがカウンティングの妙だ。すべては個々人の相場観による。すなわち下落トレンド開始と捉えているのなら、こんな下落はまだまだ序の口なのである。
・・・・・・
では、いったん底入れしたのなら、ここからは上昇一途なのかと問われれば、それも?だ。明らかに取り巻く環境が悪すぎる。
【戦争と平和】
トランプはすでにイランとの全面戦争の腹を決めている。自身への暗殺計画が決め手となったのかどうかはわからないが、イランも図に乗りすぎたことは確かだ。そのイランのつけあがった態度に最初はお灸をすえるつもりだっただけかもしれないが、いまは明らかに違う。
この1週間の攻撃は軍事施設を対象に行われているが、それは「人道的」が理由ではない。完全にイラン国防軍の体力を削ぎ落すための攻撃だ。
アメリカ側からは覚書を反故にすることはできないので、おそらく60日間の停戦終了期日を待って総攻撃となるだろう。それまでは毎日のように小さな戦を仕掛けるだろう。Xデーの後のイランからの反撃を少しでもやわらげるためにだ。
先日イスラエルにレバノンから兵を引き上げろと命令したのは「8月15日が過ぎれば自由にやっていいよ」との含みがあってのことだ。たぶん米・イスラエルは同時攻撃することになるとにらんでいる。
しかし市場はそんな事情をすでに察知しているようだ。
原油相場だ。
せっかく下のマド埋めを果たしたというのに、また上昇しだした。今度は上にあった小さなマドを埋めた処だ。いったん下落するだろうが、当分の間は上下にあったマドの間での保ち合い相場にでもなるのだろうか。
7月29日のFOMCでの利上げは何とか回避できそうだ。問題は8/12(水)発表の7月分CPI指標だ。トランプ政権としてはなんとかこのままこの原油相場が落ち着いてもらわないと・・・。
(※イランはそこが付け目。足元から政権を揺るがせたいがために「報復攻撃云々」などと戦争をにじませているのだろう。トランプの堪忍袋の緒が切れたのも無理からぬ話で、ボコボコにしないと埒が明かないと決め込んだ理由の一つかもしれない。)
原油相場が戦争の行く末を映し出しているのに反し、半導体指数の方は株価の行く末を反映しているようにも映る。
こちらは前回安値を割り込んでしまった。この下落が何波の下落にあたるのかがわからない以上今後を予想できないのだが、少なくとも7月のFOMCまでは一方的な下落はなく、保ち合い相場を維持できそうであると言えるのではないだろうか。
というのも、この史上類を見ない上昇相場を引っ張ってきたAI半導体銘柄にとって最大の敵は利上げだからである。戦争によるインフレはむしろフレンドである。現在はヘッジファンド等から利益確定で売られているだけで、利上げがないとわかればまた買い直されるはずである。もう少しの辛抱ではないか。
7月29日のFOMCでの利上げはないと踏んでいる筆者にとっては、現在の下落調整は買い場としか映らないのである。
・・・・・・
以上が筆者のシナリオ解説である。最後に
【現物225指数・日足&変則週足】
残念ながら筆者の願い虚しく、先週はハラミの十字線にならず大きめの陰線になってしまった。これも金曜朝にシナリオ変更に至った理由の一つである。大きなリバウンドはあきらめて、下方での保ち合い相場を選択した。
そしたらいきなりの大陰線。今週はこの金曜日の大陰線内での往来相場を予想する。先物価格で言えば、67000~62000円のレンジ往来相場だろう。
あー、そうそう。金曜日の下落で一つ目のマドも埋められてしまった(赤矢印)。この事実によっても、米イ間の和平は遠のき、全面戦争がはじまるのではと判断したんだよ。
・・・・・・
では、明日月曜日だ。
【1時間足】
この図にあるごとく、この赤ラインが反撃ののろしになっているかどうかははっきりわからない。単なる4波動目のリバウンドではないかとも見れる。
明日は祝日取引で動意薄、ナイトにでも期待するが、これもどうなるか分かったものではない。上昇したとしてもあまり上値はなさそうだ。
<重要ライン>
①73765・・・現・最高値
②73615・・・過去最高バリュー値
③72545~73095・・・4時間足仮天ネックゾーン
④69260・・・1時間足480MA
⑤68910・・・4時間足戻り高値
⑥67880~67915・・・(新)日中マド7
⑦66940・・・4時間足直近下落の61.8%戻し
⑧66810・・・5日線処
⑨66145・・・4時間足直近下落の50%戻し
⑩66070・・・1時間足ジグザグ下落拡大目標値
⑪65915~66575・・・(新・統合)マド6
⑫65270・・・ナイト高値
⑬65230・・・ナイトセッション・バリュー上限値
※65000・・・ナイトセッション終値
⑭64880~64570・・・ナイト上昇の浅押しゾーン
⑮64445・・・下落転換ライン
⑯64410~63440・・・4時間足仮底ネックゾーン
⑰64205・・・ナイトセッション・バリューハーフ
⑱63780・・・ナイトセッション・バリュー下限値
⑲63440・・・ナイト安値
⑳63215・・・先週気曜日日中バリュー下限値
㉑62785・・・日足直近安値
㉒62470・・・日足押し安値
㊴61205~60940・・・日中マド5
㊵58225~58180・・・日中マド4
㊶57545~56950・・・日中マド3
㊷55510~54100・・・日中マド2
㊸52440~52345・・・日中マド1
<詳細>
まずは最初のリバウンドだから戻り売り圧力も強く、カイは苦戦しそうだ。しかし下がったとしても大きくは下がらないかもしれないので、ウリをするなら上昇してからだろう。⑨までくらいのポテンシャルは十分あるから、それを待ってのショートが賢明かな。もちろん⑪手前でも大丈夫だ。大陰線高値を超えられないと見るのもいいアイデアだ。
逆に赤ラインを反撃の第1波と見るなら、押し目カイは⑯に押し込んでこられた処がおすすめ。そしてこの⑯ゾーンを割り込んでしまったらカイは総投げ。ウリに転身する必要が出てくるだろう。
<マイポジション&スイングトレード的構想>
売0() 変わらず
買1(62800台) 新規
※1日で想定底値までイッちゃたから拾うしかなかった。でももう一度下落してきそうだけどな。その時どうするかだ。
<前日感想戦>
もちろんあそこまでの急落は予定していなかったが、余計な下値メドを出していなかった分、途中でのカイ仕掛けは少なくて済んだかもしれない。
9時すぐ65560円でのカイはすぐ失敗だったものの、運よく戻ってきたので65600円で利確して手放すことができた。
それでもカイにこだわっていたようで、10分後64960円で買って数分後65260円利確。急落の影さえ見えなかったので手放すのは惜しかったが、なんか怖くって決済した。利確優先を心掛けていたことも幸いしたようだ。
しかしそのあと下落が鮮明になってきた。気づけば陰の丸坊主だ。寄り付き高値を一値も上回っていない。さすがに9時半前に64850円でウリに回った。20分後64515円と大きく戻された処で利確。日中マドのことを忘れていたのだ。
だから、今度は上昇のはずとすぐド転、64600円で買っている。10分後64910円で利確成功。
その後も2匹目を狙ったが3度失敗。約100円単位でロスっている。3度目は10時45分を過ぎてから。安値更新後の64270円。すでに値幅も1680円だったしと完全な値頃感だけの仕掛けだった。
この3度の失敗でようやくお目覚め。後場はウリ転身。ランチ時に上げてきた時ピンときた。この週はこのようなダマシを何度か目にしている。ランチ時前後に大きく上昇させ、後場からイッキの下落。
12時すぎ64255円で1回目。これは10分後64290円で切らされたが、後場始まってから64250円で再度。それでもあんな暴落は意識外だったようで、1時前「この辺り?」と63825円でカイを断行、両建てにした。63830円がジグザグ拡大目標値だったからだ。
が、即63760円で処分。下落は止まらない。途中ウリ増玉したくても反撃が怖くてできず。
1時40分過ぎようやく底打ちで62810円玉ゲット。62840円が4時間足上値メドになっていたし、別途ジグザグ波動ならちょうどN値で止まったような感じだった。たぶん底値から1分もたっていないのではないか。しばし逡巡の後ぐんと上昇したのを覚えている。売玉が手元になかったら即断実行できてなかっただろう。
それでも上昇には疑心暗鬼で2時20分、63485円でウリを増やした。が、数分後杞憂だったようで63445円で決済。3時10分前には逆に買玉を63560円で増やした。それを3時すぎ63935円で利確、続いて売玉を64020円で手放して両建て作戦大成功とあいなった。
しかし、3時半に半値戻し達成後、買玉をヘッジする必要に迫られ、64315円でウリ玉も。
ナイトの寄付きで安心感。とりあえず売玉をすぐに64090円で決済する。
が、15分後63880円で恐くなって再度ウリヘッジも大事に至らず8時10分同値で処分した。
これで終了。疲れた。はよ寝た。起床後にっこり。
以上。








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