■■安心してはいけない■■今週(4/8~)と月曜日の日経225MINI先物分析&トレード戦略20240408

日曜日, 4月 07, 2024

日経225MINI先物

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金曜日の早すぎた買いは失敗の連続であったが、なんとか後場から建て直した。波動の読みに大した誤りはない。今週もホームラン狙いでいこう。

さて、金曜日ナイトは反発した。雇用統計の内容からはとても買えたものではなかったろうが、すでに直前までの下落でその悪材料は織り込んでいたのだろう。「イベントには基本逆張り」の成功例である。

それはさておき、明日からはどうなるだろうか。筆者は、雇用統計の悪材料はこれからじわじわ効いてくると感じている。米国株の本格的下落はこれからである。その時日経が果たして同調するのかどうかだが、それはわからない。同調する確率は高そうだが、こっちはこっちで独自の値動きを調査してみよう。


上昇トレンドはまだ継続中である。

【現物225指数週足】

絶望感丸出しのチャートである。前の大陽線を全否定されて、先週までの「上げ三法かも」という淡い期待は完全に打ち破られた。この窮地を覆そうと思えば、今週に大きな陽線の出現が必要とされるが、果たしてどうか。

一方、こちらは金曜日始まりの変則的週足チャートだ。こちらの方がまだ希望が見える。今週下落するにしても、実体の小さな陰線で収まってくれれば、翌週大反撃を期待してもいいだろう。長い下ヒゲなんかつけてくれると尚いいね。3週前の大陽線はまだまだ生きている。

ここでよく見てもらいたい。どちらの週足で見ても、週足のダウ売り転換はしていないということだ。週足では上昇トレンド継続中である。

通常チャートではその押し目38271円、変則チャートでは同様に38496円を下抜けない限り、上昇トレンドは否定されることはない。また一度くらい割れたところで、即「下落トレンド!」という烙印を押されるわけでもないことは、ダウ理論の基本である。

何を言いたいかというと、買い方はまだ全滅していないということである。このダウ理論から得られる結論が買い方の心の支えであるということで、買い方は反撃の機会を狙っているから注意を怠ってはいけないということである。

では、日足ではどうか。ここからは先物に移して観察してみよう。


【日足】

通常は赤矢印の安値(38055円)が押し目と言われる。通常は、というのは多くのトレーダーが注目するという意味である。したがって、現在はまだまだ赤色ラインに届いておらず、日足においてもダウの上昇トレンドは継続中であると言えるだろう。

あるいはもっと細かくローソク足群を分解して、押し目を緑色矢印の安値に設定することも可能だ。その場合でも金曜日に一度割れていることから「上昇トレンドではなくなった」という表現はできるが、「下落トレンドだ!」とはならない。敢えて言うなら現在は「どっちに転ぶかわからない」状況だということである。あるいは、このラインを巡っての攻防戦が展開されるかもしれない。レンジ相場になるということでもある。

※以上のトレンド判断はわれわれの肌感覚とずれているかもしれない。日足は上げ下げを繰り返しながらも高値、安値を切り下げていることから、すでに「ウリ転換」とされる向きも多かろう。上記判断はあくまでもダウ理論に基づく判断である。「判断が遅い」のはダウ理論の弱点だ。

因みに筆者は図の青色ライン割れで「カイはや〜めた」となった(先週火曜日朝記事参照)。それはなぜかと問われたら、青色〇で囲った部分のチャートパターンが典型的なウリ転換をあらわしていたのを前々から気にしていたからである。宵の明星の亜流である。これが別の形だったなら、まだまだ41000円への夢は捨てていなかっただろう。

ともかく、日足でもまだ上昇トレンドは否定されていない。つまり、押し目買い勢力は依然として強いことに注意しておかなければならないということである。安易なショートはやられるということだ。

では、更に下位足はどうだろう。


【4時間足】

いま現在の筆者の立場=売り方からすれば、まず緑色ラインを再度下割れて、金曜日につけた直近安値38775円を明確に(終値で)割ってしまうことが目標であることはまちがいない(買い方はその逆)。

この緑色ラインは、前の日足チャートでみた細かすぎる押し目のラインと同じである。このラインを割れて、もう一度安値更新して初めて、「売り転換」が多くのトレーダーに認知される。

4時間足レベルのトレーダーが新規売り、ド転売りしてくるだろうから、それはけっこうな売り圧力となろう。青色ライン(それは日足押し目38055円)までは猛スピードで突っ込むことになるはずだ。

そして、青色ライン割れから、反転上昇後、再度安値更新して初めて日足ダウのウリ転換が完遂されるというわけだ。

売り方にとってはなんと長い道のりなのであろうか。それはインドに経典を求めて旅立った三蔵法師の心境こそ、さもありなんだ。旅の途中で何度も妖怪に襲われるのは、売り方も同じ。買い方のゲリラ攻撃を何度もかわさなければならない。それでも西方にはそんな困難を払ってでもあまりあるお宝が眠っていることを信じて、ゆっくり進んでいこう。

ここで、図に書き入れたナンバリングを確認しておこう。金曜日朝記事からはまた変更した。

金曜日では5波動目としていたが、3波動目を延長(エクステンション)させた。その結果、金曜日日中の下げは3ー3波のさらに3波ということになった。したがって、ナイトセッションでの反発は3-3-4波ということになる。この4波がどこまで伸びるかはわからないが、いずれは3-3-5波、そして3-4波の調整を挟んで、ラスト3-5波動目が待っていることになる(それでもまだ3波が終わっただけで5波動目が残っているのだが)。

売り方が今後3-3-5波終了までに日足押し安値38055円を下回ることができるかどうかが、ちょっと長めのスパン、今週から来週での注目点となる。

そう言えば言い忘れてた。

筆者は40915円からの下落を拡大フラット修正波のC波だと規定しているが、同じようにA波始点(今回の場合3/7高値40340)をB波が上抜いた場合であっても、拡大フラットにならないことがある。つまり、C波終点がA波の終点(これが38055円=日足押し安値だ)を下回らない場合があるということで、この場合は拡大フラットと呼ばず、ランニングフラットと言う。

エリオット波動を知っている買い方は、拡大フラットをこのランニングフラットに変化させるという奥の手を隠し持っている。38055円の手前のどこかで短剣でぶすりとやるつもりなのであろう。これも買い方がなかなかひるまない根拠のひとつなのだ。

以上の意味で、今週は売り方買い方両者のプライドを賭けた、両者とも一歩も引けない激戦が予想される。面白い。

売り方目線でまとめると、まず4時間足レベルでの売り転換を果たしたあと、日足レベルでの売り転換に取りかかるということだ。長く疲れる作業だが、どれだけ材料の後押しがあるかにもかかっているだろう。そういう意味では米国3指数の動向が気になる。すでに3指数とも日経に一歩先んじてダウ売り転換したとは思うが・・・。


【イベントスケジュール分析】

ここ数回波動が固定できず、このイベントスケジュール分析もおろそかになっていた。今回は思い切って予想できるか。

今週は日本のミニSQ週、来週は米国のそれだ。何らかの波乱は予想される。また今週木曜日にはECBの政策金利発表がある。ECBに関してはふだんの勉強もおろそかになっているので、ちょっと予想しづらいが、アメリカに先駆けて金利を引き下げることはないだろうとは思っている。何らかの材料の発表があるとすれば、日米の発表を確認してからのことになるかだ。したがって、注目すべきは次の5/4の会合ということになるだろう。

ということで、今後の波動スケジュールは次のようなものになるだろうか。

〇今週〜4/12前後・・・軟調(C波3ー3ー4波〜3ー3ー5波)

〇4/12前後〜4/19・・・軟調(C波3ー4波〜3ー5波)

〇4/19以降GW前・・・C波中4波の調整

〇GW前後〜以降・・・C波中5波の大下落

かなりのポジショントークである。

・・・・・・

尚、この拡大フラットC波の終点予想はまだ間があるので今はいいだろう。とりあえず38055円を割ってからの話にしよう。今は明日のことで頭がいっぱいだ。

その明日の予想、作戦会議に移る。

金曜ナイトセッションで反発して帰ってきた。安値からは600円以上上昇したことになる。上の【4時間足】チャート図でもわかる通り、4波目の調整と認識している。この4波のあや戻しがどこまであるのかが月曜日の注目点である。1時間足で探ってみよう。

これは4時間足3ー3波の内部波動になる。内部波動と言えども、衝撃波になるはずであるから、4波は1波の終点=39820円には届かない。これが基本である。このエリオット波動原理の基本ルールだけを信じ込んでいれば、時々の急上昇にもなんら恐れることはない。買い方は一応の成果がでればさっさと引き上げるだろう。


〈重要ライン〉 

①40915・・・最高値

②40095・・・全下落の61.8%戻し

③40010・・・4時間足戻り高値

④39940〜40035・・・4時間足天ネックゾーン

⑤39915・・・1時間足押し安値

⑥39845・・・全下落の50%戻し

⑦39820・・・1時間足ネックライン(3-3-1波終点)

⑧39815・・・(新)日中マド6上辺

⑨39530・・・5日線処

⑩39390・・・ナイトセッション・バリュー上限値

※39315・・・ナイトセッション終値

⑪39270・・・(新)日中マド6下辺

⑫39175・・・4時間足押し安値

⑬39160・・・直近上昇38.2%押し

⑭39135・・・下落転換ライン

⑮39090・・・ナイトセッション・バリューハーフ

⑯39015・・・直近上昇61.8%押し

⑰39005・・・ナイトセッション・バリュー下限値

⑱38775・・・直近安値

⑲39605・・・本日下落目標値

⑳38665〜38595・・・日中マド5

㉑38250〜38080・・・(新)4時間足底ネックゾーン

㉒38055・・・日足押し安値

㉛37645〜37555・・・日中マド4

㉜37185〜36980・・・日中マド3

㉝36025〜35925・・・日中マド2

㉞34555〜34270・・・日中マド1


<詳細>

もっとも、この反発上昇は⑦を脅かすほどには上昇してこれないだろう。先週末新しくできた日中マド6が大きすぎるからである。今度はマドを埋めることにはならず、せいぜいが⑨辺りだろう。この5日線はちょうどマド6の中間あたりに位置している。反発はここまでと見る所以である。

これで上限値の見当はだいたいついた。上がっても39600円程度ではショートを1枚仕掛けておきたい。

しかし、ナイトも含め、月曜日に限っては大きな反落は夢見ない方がいい。ナイトの余勢を駆って買い方が息を吹き返すかもしれないし、くさっても4波である。うにゃらうにゃらの牛歩戦術で売り方の目をくらますことを考えているかもしれないからだ。

月曜日はとりあえず買い方に少しは花を持たせてやろうではないか。それがオトナの売り方の流儀と言うものであろう。あとからいくらでも回収できるはずだ。

したがって、デイトレ組ならなおさら、ある程度の処で利確をしておくのが得策だ。特に⑫は相手の神経を逆なですることになるので、あまり近寄らない方がいいだろう。手前での利確が望ましい。

逆に寄付きから下落が先に来た場合は、⑫が絶好のデイトレ買いポイントとなる。もしかしたら、そこまでは下落させず、⑪マドの下部だけを閉めてから上昇に転じるかもしれない。

このように月曜日に限っては、買い方の機嫌を損ねるようなトレードだけはくれぐれも慎むことである。買い方は眠れる獅子である。目覚めたら一気に飲み込まれてしまうからね。上手に優しく「ねんね、ねんね」してあげよう。


<ポジション>

売2(40800円台後半、40200円手前) 変わらず

買2(39100円前半×2) 1枚増

※売買同数にしたのは金曜日ナイトでの上昇で「週初の反発も大きいかな」と感じたため。が、週末に上記のようなカウントに変えたので、早い目に買玉は利確決済に動くかも。もっともどこまで上がるかはわからないが・・・。


<前日勝負手概説> 

カイをあせったか。通常なら大きなトレンドが出た翌日は「もう一丁」狙いに行くのが筆者流であるが、金曜日は仏心が湧いてきたのだろうか。前半は買いが早すぎて損を出した。またウリを新規で仕掛けられなかった。

それでも後場終盤の下げ終わりを見て2時半を回っていたが、38900円で買いチャレンジ。15分足のネックゾーンを見つけた(38900〜38790)ので、上辺まで下がってくるのを待っていた。それをナイト5時すぎ39085円で利確。雇用統計前でもあり、あまり買玉に興味はない。

雇用統計前は低位でのもち合いに終始するのを「イベント後は上昇だ」と感じていたので、発表後しばらくして、もち合い高値39100円を突破してから買った(39130円)。この時の買玉は39200円以上の高値を付けたあと下落してきたので、39175円で即利確している。

理由は、9時半イベントはニューヨーク市場で否定される可能性があって、そのため市場オープンまでにある程度もとに戻る可能性があるからだ。いったん手仕舞って2番底(天井)を狙った方がいい。

で、10時半を過ぎてから、39100円、39130円で買っている。日中バリューが39135円だったこともあり、その辺りのもち合いには買い安心感があった。2枚買ったのはけっこう上がると踏んだからだ。モミモミ時間が長かったからヤキモキしたが、酒が入っていたので勇気をもらった。


以上。

まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

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 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

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