今年の「節分天井彼岸底」アノマリーは逆となる。このままでは彼岸天井になってしまうことになるだろう。
そうだ、天井は近い。月足3波は今度こそその命を全うしてしまうのではないかと思っている。(ここからは1回前の記事を読んでいただいているものとして話をする。)
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【イベント・スケジュール分析】から始めよう。
今年の彼岸は17日(火)~23日(月)の1週間だそうだ。この間に何が行われるだろう。
18日(水)・・・日銀
19日(木)・・・FOMC
20日(金)・・・米メジャーSQ日&日本は祝日休場
・・・だから、月足3波の天井のXデーは日本のメジャーSQ日である13日~20日前後がくさい。
これは誰にでも想像できることだ。だからこの推測は外される。1週間早まるか、順延されるかのどちらかであろう、というのが筆者の予想である。
【米国市場動向】
これもXデーを決断するためには重要な因子である。今回は米債10年物金利週足チャートを見てみよう。
先週末ここまで金利が下がった。ベッセントの第一目標トライアングルE波のやり直しは時間の問題であろう。次の目標はC波のやり直し(オレンジ色丸点線水準割れ)。これが叶えば、当分の間ラクができる。トランプが任命した次期議長ウォーシュにも自由に振る舞わせることができる。そうなりゃクリーンなイメージを植え付けられるし、国家衰退の影も多少は薄まるだろう。いいことづくめなのだ。
問題は株価だ。債権価格維持の代償として見て見ぬふりをしてきた米国株の下落問題である。
だが、残念ながらすでにSP500やナスダックに属する大型株は明らかに天井を付けた。昨年までのような上昇を維持することはもうできない。今すぐにでも奈落の底に落ちていくことは明白なのだが、それをなんとか引っ張り上げよう、少しでも時間稼ぎをしようとしているのが、再三言ってきたラッセル2000指数である。
この指数だけはまだわからない。高値切り上げになるのか、安値切り下げを目指しているのかが依然としてはっきりしないのだ。
おりしも昨日米国はイランを攻撃した。このニュースがどう影響するかわからないが、下落しても一過性のものであろうと思われる。ラッセルにとっては金利問題だけが株価の方向付けに重要な要素なのである。その意味では、10年債利回りの低下は好材料であるに違いない。
おそらく、今週6日(金)に発表される雇用統計もカギを握っているイベントだ。
が、すでにアメリカ株の下落トレンド化は間違いのない事実だろう。というのも、水曜日の引け後にエヌビディアの決算が発表され、好材料の内容にもかかわらず、その夜のニューヨーク市場ではあまり材料視されず逆に全体は売られている。今までのように好材料に素直に反応することがなくなっているということは、裏ではトレンド転換が静かに進行しているということなのだろう。(日本でも高値を付けた後、半導体関連は利確の嵐となった。)
よって、雇用統計の中身がどうあろうと、ラッセル指数は下落すると見ている。それまでは10年債金利低下注射でなんとか保たれていることだろう。
今週末、あるいは来週早々から米国株は下げ足を速めることになりそうだ。
そうなりゃ日本も・・・。早ければ今週からでもの予想の根拠である。
一蓮托生、少なからず影響を受ける。いくら「先高感」というクモの糸をつかんで引っ張り上がろうとしても、米国株という亡者がその足首を捕まえて「お前だけいい思いをさせられるか」と引きずり降ろそうとするだろう。クモの糸は早晩チョン切れることになる。これが日本株の運命である。
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しかし、日経平均株価は先週後半上昇した。史上最高値も更新した。日経新聞では、25日以降の市況コメントで、「海外勢による先物買い」が要因と連日書かれていた。
この「海外勢による先物買い」についての筆者の想像を述べておこう。
この買いが上昇初期のものならば、何の問題もない。「ははん、相当上を企んでいやがるな」とむしろ歓迎するべきだろう。
しかし、いまは明らかに上昇終盤だ。となれば、この必死の買いは生き急ぎ、死に急ぎしているとしか思えない。もちろん何時落ちるかわからない危険な米国株の代替先に日本株を選んだ感はあろう。
しかし彼らは素人ではない。こんな高値圏で現物株を買おうなどという気はないはずだ。これは明らかにはめ込みなのではなかろうか。日本株の老い先も見えてきたいま、高値をわれわれに買わせておいて、自分たちは逃げる算段なのであろう。
これは株探さんから転写している、25日平均線からプラス、マイナス乖離の銘柄数の推移表である(今年初めから)。さすがにプラス乖離数が600銘柄を超えてきたのを見ては、さすがにそろそろなのであろうと思わざるを得ない。明らかに踊らされているとしか思えないのだ。
さらにここ数日のコア30指数はTOPIXに較べてその上昇率は低い。本来なら日経平均株価上昇の原動力とならねばならない役目のコア30指数だ。日経平均の上昇は実体を伴っていない上昇と見られても仕方ないだろう。
しかし、これらは些末的なことだ。もっと重要なことを話そう。
先週末トランプ関税に対し、最高裁で違憲判決が出されたアト、トランプは15%の別の関税をかけてやると脅したのを覚えておられるだろうか。筆者はその言葉にほいほい乗って、日本株下落の引き金はコレ!と予想したことは先週末の予想記事に書いてある。
ところが、彼は今回もTACOったようで、株価は逆に大上昇。筆者はショート派からロング派に転身することを余儀なくされた。このことも記事でお分かりだろう。
これはひとつ前の記事でも出した【ラージ先物日足・つなぎ足】での昨年6限月のチャートである。
4月の暴落の原因は行き過ぎたトランプ関税であった。筆者はこれを思い出しており、だからこそ2度目のトランプ関税を期待したのである。
あれから日本株は1年近くもの間上昇し続けた。それは別の意味でトランプの功績に違いない。だから今度もまたトランプ自身が落とし前をつけるべきだろう。この上昇にケリをつけるならトランプ関税でしかない。
そんな予想の間違いは端的に言えば筋が悪かったということだ。トランプ関税に目を付けたのは間違っていなかったが、相場ストーリーテラーとしての筋の悪さが出た。下落はもう少し先かもしれない。例えば昨年と同じように4月上旬になってからとか。
これが順延された時のXデーの日柄であろうか。
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だいたいわかってもらえただろうか。要するに月足3波の天井は早ければ今週すぐにでも出現するだろうし、遅ければ4月かもしれないということだ。(今の心境は今週から来週初めだと感じている。)
そして、われわれは明日からその準備をしなければならないという陳腐な結論に行きついた。
しかし、仮に明日から下落に転じたとしても原因は戦争ではない。戦争で下落が始まるのはすでに天井をつけてきっかけ待ちの米国の場合だ。日本の場合は戦争ではなく、先週が天井だったと認識されたからであろう。熱狂がないからまだ大丈夫と言えるのだが。
・・・・ちょっと時間が無くなった。月曜日の作戦も明日の朝にさせていただく。ご容赦を。
以上。

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