【日経記事分析4】大丈夫なん?鉄鋼株

月曜日, 9月 20, 2021

個別銘柄

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 きな臭い話題がいっぱいの鉄鋼株は買えるのか?・・・うーん、買えるのもあるのは確かだが。


百貨店株はやはりなかなか調子がでないようだ。日経平均が最高値をつけたというのにな。

今週は鉄鋼株に照準。ボラが大きいので筆者もたびたび手掛けるので興味がある。さてどんな結果が待ち受けるのか。


先週土曜日9/18日朝刊のマーケット面で『中国リスク警戒強まる』との見出し記事が掲載された。なんでも鉄鋼はじめ対中国の売上比率が高いと思われる関連銘柄などが下落しているらしい。

そのリスクはというと、恒大集団という不動産開発大手が破綻寸前で、中国経済そのものに対する警戒感が出たということらしい。

破綻の前に中国政府が救済するのかわからないし、実際に破綻したとして日本の株式市場への影響もわからない。「ただのこじつけだな」と思って、記事内に紹介されている銘柄のチャートをいくつか覗いてみた。

記事に載っている下落率は対9/10比のものであるが(つまり前週比)、なかでも10%以上の下落となっている、ピジョンとネクソンをまずは見てみよう。

<7956>ピジョン 日足








<3659>ネクソン 日足









なるほど。先週は毎日のように下落している。これは相当あの問題を織り込んでいるのかもしれないな。気をつけよう。というのが最初の感想である。

しかし、その後鉄鋼株のチャートを見て驚いた。記事でリストアップされていたのは日本製鉄、JFE、神戸鋼の3社だったが、いずれも下落したのは9/17の金曜日のみで、その前日までは高値保ち合いの堅調な相場であった。(日足チャート掲載は割愛した)

それも窓明けでの急落であったので、いよいよ中国リスクも表面化したのかとも思ったが、念のため株探さんでニュースを開いた。

なんや、窓明け急落は日本製鉄のファイナンス事情が原因となっているやないか。その他2社は連想売りされただけやないか。

いや、まだわからん。そういえば中国関連と言えば、有名なのはコマツ株だったよな。不動産開発会社がつぶれれば、建機の売り上げも落ちる。そや、コマツなんかリストに載ってなかったけど、それ相当に下落しとるはずや!

<6301>コマツ 日足


・・・・

上がっとるやないか。先週比数パーセント上昇しとるやないかい。それに底値から立ち直って、上にブレイクするかもしれんやないかい。

日経さん、ウソ書いたらあかんわ。中国リスクのことにかこつけて、中国関連株全体が下落するかも、みたいな記事書いたらアカンと思う。それとも書きたかったのは鉄鋼株の下落のことなんか?

いろんな思惑が錯綜するも、これで鉄鋼株全体に目が行くことに。

3社のこれからを少し長期的なチャートで見てみたい。

<5401>日本製鉄 週足









<5411>JFE 週足









以上の2社は青色ラインで描画したように、すでに5波動が完了している。ここからはABC調整波になると思われるので、上がり目はあまりないだろう。下がるとすれば日本製鉄のファイナンスニュースがちょうどそのキッカケになるのかもしれない。

しかし次のチャートはどうだ。

<5406>神戸鋼



上記2社とよく似た形状ではあるが、違っているのは、まだこの株は上昇トレンドの4波調整波動中であるということだ。

つまり、これから5波の上昇が期待されるのである。

もちろん5波がフェイラーとなって前の高値を上抜けないこともある。その時は上2社のB波と同じ扱いみたいになって、その後がん首揃えて調整波動になっていくかもしれない。でもまだ期待値という点ではこの株が勝っているだろう。

結論としては、買えるのは神戸鋼だけということだ。


≪おまけ≫

せっかくだから鉄鋼株以外についても言及しておきたい。特にピジョンは保ち合いから下に放れてしまったが、おおよそ底に到達したのではないかと思う。この1週間の下落がダメ押しとなりそうだ。買い。


以上、天井騒ぎの【今日の請売り】でした。ご清聴ありがとうございました。

まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

◎まずジグザグ波動の徹底マスターから始めよう。

ジグザグ修正波だけでもこれだけのことができる! 4波修正波は難攻不落である。 その修正波の動きは種類もいっぱいある上に、それらが複雑に絡み合って、長期化すれば長期化するほど値動きのドロ沼にはまってしまう。個人投機家は、この4波の予想がつきがたい値動きに翻弄され、3波でしこたま稼い...

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自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

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