2020年8月22日土曜日

陽(陰)の寄付き坊主を狙え。デイトレ編 ≪ローソク足研究≫

 筆者の場合は短期スイングトレードがメインなのであるが、適当な銘柄が見つけられなかった場合や、監視していてとしてもエントリーチャンスがなかなか来なかった場合などは、その日の日当稼ぎ目的でデイトレを敢行することが多い。デイトレは筆者にとってはむつかしく、ルールらしきものを確定できない身であるが、ひとつ、二つは人様にお見せしても恥ずかしくないものを持っているので、ネタを今週のトレードから拾って開チンしてみたい。

1本目のローソク足でその日の方向を決める

デイトレはその実演者によって様々なやり方、手法があって一概には決められないが、筆者の場合はまずその日の株価の方向を推理することから始まる。上に行くのか、下に行くのか、上下保合いになりそうか、実際にはそんなことははっきりわからないのが相場というものであるが、何かしらの指標がなくては動けないのもまた事実。その指標となるのが最初の1本目のローソク足である。5分足でいうなら9時から9時5分までで決まるローソク足ということになる。

その1本目のローソク足が寄付き坊主となれば、筆者は心中「しめた!」となる。寄付き坊主というのは、寄付きから一方的に上、または下方向に動く足で、寄付き値がその日の安値や陰線の場合は高値となる足である。基本的には大陽線や大陰線となるものとあるが、長さは銘柄によってまちまちなので、あまり拘泥しない。むしろヒゲの長さの方が重要で、ヒゲ部分が実体より長いようでは反対勢力の反撃力が強いので避けた方が無難だ。また「寄付きから一方的」といったが、1円、2円の誤差は無視しても構わない。寄付き直後につけた1回きりの価格ならOKとしている。

寄付き坊主には逆らうな

この寄付き坊主足に逆らってはならない、というのがルールである。寄付きからほぼ一方的に売られたり買われたりしたのであるから、それはトレーダーの総意、あるいはごく少数の大口さんが導く方向であると思われるからである。きょうはどっちかな?などとのんびり構えるトレーダーとは違い、最初から根性が座っている。売り、買いが明確なのである。そんな強者にケンカを吹っ掛けるような真似をしても返り討ちに会うだけであろう。

それでは実際にチャートで確認してみよう。

これはデータSEC<3905>の8/20の5分足チャートである。寄付きからの1本目ローソク足は陰の寄付き坊主。677円を高値に上回ることはなく、昼過ぎに安値626円をつけるまで一法的に売られっぱなしであった。この日は後場一も寄付き坊主であったが、これはダメ押し、おまけのようなものである。

ではこの寄付き坊主足のエントリー方法を解説しよう。

【実践テクニック】

1本目に寄付き坊主足が出現したら、2本目にエントリーするのが基本である。1本目の安値割れ、あるいは終値割れでもいい。仮に反対勢力が2本目に攻撃を試みた場合なら、寄付き値にできるだけ引き付けてガツンとやってやろう。そんな強気のエントリーができるのは、寄付き値が強大だからである。強大な寄付き値を信頼して逆張りするのである。

【補完事項】

1本目の出来高にも注目だ。前日の終値の出来高より明らかに増加していれば完璧。その坊主は信頼していい。根性のある坊主だ。あとは黙ってチャートを眺め、大口がどこで買い戻すか、売り逃げるか、出来高をみて判断すれば利益はおのずと乗ってくるはずである。

もうひとつ見てみよう。

同じく8/20のアエリア<3758>のチャートである。ちょっと見ずらいが、最初の足は寄付き坊主ではなく、トンボになっている。寄付き値=終値で、こんな時は2本目を合わせて10分足としてみればいいだろう。ちゃんと下ヒゲのついた陰の寄付き坊主足になっている。これも次の足で「売り」だね。10円程度しか利ザヤはなかったかもしれないが、それは結果論だからまあいいだろう。

実は筆者、この銘柄は買い目線であったので、506円の安値を付けたのを見て、505円で買い指値を入れている。結果は買いそびれ。後場からの急騰に歯ぎしりして悔しがったことは翌日のブログに書いた。

そしてこの銘柄からは他に何を語ることができるだろう。そう、ロスカットである。あれほど強大である寄付き坊主の寄付き値が破られれば、それはもう撤退を意味する。寄付き時の一方的な勢力は十分な利益を手にしてすでに撤退し終わっているのだ。上のデータSECのように撤退後に反対勢力の反撃がなければ、価格は動かないままだが、このアエリアの場合のように、売り勢力の撤退後は買い勢力が俄然息を吹き返したのである。ここは潔くロスカットするべきである。

【スイングトレードでの応用】

最後に本テーマの本当の目的を言っておく。スイングトレード主眼の筆者にとって、すべての手法はスイングトレードのためのものだ。この寄付き坊主もスイングトレードに活かすことができるといってよい。

筆者のスイングトレードは単純な順張り法であるから、押し目や戻り目を狙うことになる。上のアエリアの例でいえば、505円で押し目買いをしたかったわけである。そりゃ当日どんどん上昇してくれればいいが、当日はそんなことはあまり考えず、大きな含み損さえなけりゃいい、上がるのは明日以降で十分、と思って指値をしたのである。

そういう背景があるので、この陰の寄付き坊主が出た場合、「(押し目)買い」は慌てなくともいいわけである。売り方が十分利益を取って撤退するのは、早くとも前場引け前から遅くて後場2時前後までだ。だから十分に時間がある。その間下がるだけ下がらせて、できるだけ安値で仕込むことができれば、それはそのスイングトレードの価値を意味するだろう。

以上、天井騒ぎの【今日の口八丁】でした。ご清聴ありがとうございました。




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