先週は記事をさぼってしまい、ファンの皆様に多大のご心配をかけた。申し訳ない。日経平均の行く末が決まっていなかった。未だに迷っている状況だ。
が、そんな悩みを吹っ切ってでも書かねばならないと奮起した。この先どうなるかわからないという悩みは、エリオット波動論ですべてを片付けようとし過ぎていたからであると気づいた。
そもそもこのコーナーの趣旨は、むつかしいテクニカル理論を使わなくても、だれでもできる単純な計算とローソク足から受ける印象だけで自由に想像してもらおうということだった。それを再確認したのである。
というわけで、初期の趣旨に沿って想像を始めよう。
まずはいつもの表とSQ足(限月足)チャートである。
これだけでこの9限月の値動きを想像してみよう。以下。
まず前6限は大陽線である。上下にヒゲがついているのがわかる。下ヒゲはともかく、上ヒゲが目立たない、いわゆる陽の寄付き坊主と言われるローソク足だったならば、「伸び切り大陽線」としてこの9限月はバッサリ「売り」と判断する予定だったことは前回述べた。5陽連のラストがそんな大陽線なら誰だってそう感じるに違いない。
しかし、実際は上下にそれとわかるほどのヒゲがついている。これはまだ上昇途中だ。上値余地を残していることがわかる。
よって、6限月のローソク足からは「9限月も上昇」と解釈してもいいだろう。
もう一つチャートからわかることがある。チャートの赤丸印をつけたローソク足を見てもらいたい。過去の9限月足である。
昨年を除き、ヒゲはともかく実体の小さな陽線や陰線になってはいないだろうか。十字足と見られる年もある。(昨年は石破退陣表明で高値引けしたことは前回述べた。例外としよう。)
このことは何を意味しているだろう。思うに、終値は始値とほぼ変わらない価格になるということではなかろうか。差があっても小さなものになるだろう。上下にヒゲがあるから一度は高値安値を試すのだろうが、結局は戻ってくるということでもある。
これでだいたいのイメージは出来たのではなかろうか。
今度はそのローソク足の大きさだ。数値表の右端の高安値幅を率で表した欄を見てみよう。
これに関しては平均値(17.3%)よりうんと高い年もあれば、うんと低い年もある。6限月が現れるまでは、有史以来の最大値幅率(24年度28.5%)と最低値幅率(23年度8.0%)の記録保持限月であった。
ならば両極端を狙える限月なのかと言えば、そうでもない。平均値並みの年もある。たぶん持ち合い相場であった年は比較的値幅も小さかったのだろうと想像できるだけである。
だから表からはローソク足の大きさは推理できない。
前限が有史以来最大の大陽線であったことから、この9限月もそれを超える大陽線になると想像するよりは、陽線であったとしても、それよりは小さなものになるのではないかとの想像の方がたやすいだろう。
例えばこんな計算をしよう。
6/11の夜間に付けた64070円の最安値から上昇したとして、前限と同じ36.4%の上昇なら87390円まで上昇することになろう。う~ん、可能とも不可能とも言い難い。わずか1か月で6万円から7万円まで駆け上がった日経だ。一概にNOとは言えないかもしれない。ただ、同じ値幅率というのが無理なような気がするだけであろう。
では、平均値の17.3%ならどうだろう。75155円である。ぐっと現実味が出てきた。平均値ゾーン(16~18%前後)なら74000~76000円となる。誰もが納得しそうな数字であろう。
しかし、これも平均値で収まるとは限らない。なら、前限と同じ値幅(18375円)を適用するとどうだろう。82445円になる。これも、う~んだ。あるともないとも。
では、この18375円幅は安値64070円から率で言えばどれだけ上がったのかだ。
28.7%の上昇率だった。表をもう一度確認してみよう。2年前、24年度の上昇率に酷似していることがわかる。ガ然興味がわいてきた。その時のチャートを見てみよう。
ピンク色のラインで分かるように、上がって、下がって、また上がり、結局元の価格付近まで戻ったような感じである。真ん中の急落が28.5%の暴落であった。
これで決まり。今年はこの路線で行こうじゃないか。ただし、値幅は不明にしておこう。全くのレンジ相場ではないから、平均値よりうんと小さな数値とはならないだろうが、上で挙げた74000~76000円程度までいったん上昇、その後急落して安値を付けるが、再度戻ってしまうといったイメージだ。
また、急落時は24年のような暴落になるとは限らない。一応は警戒するが。臨機応変にということにしておこう。
さらに、最初の高値がどこまで、いつまで伸びるかはわからないが、そこから下落した時の底はお盆前後、8月のどこかになるのだろうということも想像できるだろう(前回記事参照)。
が、今週から上がるか、下がるかは定かではない。上で言ったようなイメージの逆のパターンになるかもしれない。今週の値動き次第ということになるだろう。
そうすると、こんな値動きイメージ図が出来上がる。
青ラインが先に上昇、お盆に向かって下落するパターン。赤ラインはそれと逆でお盆に向かって上昇するパターン。
よって、「夏枯れ相場」になるか「サマーラリー」になるか、きょうはまだ決めきれないでいる。
以上。




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