■■下落待ちの日々■■今週(6/16~)と月曜日の日経225MINI先物分析&トレード戦略20250619W

日曜日, 6月 15, 2025

日経225MINI先物

t f B! P L

中心限月初日から大外れの洗礼。ヤマ勘が本当に当たらなくなったことは久しいが、波動分析も怪しくなってきた。昨年まで的中打率.764の高打率を誇っていたが、今年はどんどん打率低下、.236も維持できなくなってきたのではなかろうか。

まだ何とかデイトレで高打点を稼いでいるからいいものの、当月はこれまでと比べても極めて厄介な値動きになりそうで、限月スイングの連勝も止まってしまいそうな危機感を抱いている。

なので、今回は気合を入れて予想を試みようと思う。今週、来週がヤマ場になるような気がするしね。

しかし、そんな気合も空回りしそうなムード。波動が確定できないからである。どれもこれも同様に確からしい。週末はいよいよ5波進行と勢い込んだが、イスラエルーイラン戦争で急落だ。出鼻をくじかれてしまった感。

問題はこの金曜日の急落が、戦争による一時的なもの、つまりはダマシの下落であって、明日から何事もなかったかのように上昇トレンドに戻っていくのか、下落の始まりの1歩なのかということだろう。

そこらあたりを思いつくままに探っていきたい。どんな結論になるだろうか。

まず、この【現物225指数・変則週足&日足】でわかるように、先週の相場は3週目の陽線(赤色矢印)のハラミ足となった。2週連続だ。よく見れば、水曜日は十字線だ。翌木曜日に陰線。この段階で下落転換を疑うのが常識だった。金曜日はウリじゃないか。こんなことにも気づかずに、やはりボケが始まっているのだろうか。

それもそうだが、済んだことは仕方ない。今週以降の話をしよう。

結論を急げば、この週足が現わしているように今週もまたハラミ足になるのではないだろうかというのが、現在の境地である。指数なら38432~37161が実体範囲だ。

しかも先週はこの実体の上部分、その前の週は中央部分を試したので、今週は下部分を試す番になるのではなかろうか。つまり37161円までの下落が予想されそうだ。

下ヒゲ出現も大いにあるだろう。つまりは37000円前後までの下落は想定しておくべきであろう。

もちろん、今週こそ実体突破も理論上は考えられる。筆者もそう願いたいと思う。

・・・まだまだ上下どちらに転ぶか結論は出ないままだ。

・・・・・・

こんな宙ぶらりんの状態の原因が、重要なイベントが今週に集中することに起因するのはすでにおわかりだろう。【イベント・スケジュール分析】に頼ろうか。

17日(火)日銀会合

18日(水)FOMC会合

20日(金)米国メジャーSQ日

実はこれらのイベントに加えて、19日(木)は米国の祝日で市場は休場となっている。このことで今週の値動き予想はより複雑になったかもしれない。

日米とも金利の上げ下げに関してはほぼ無風であろうから、注目すべきは発表後の総裁や議長のコメントである。その中からちょっとでもハト派、あるいはタカ派発言でも見つかれば、上げへつらって猛然と上げたり下げたりしてくるだろう。油断は禁物だ。

そして、上昇でも下落でも、祝日まではそのトレンドが続くと思っておいていいだろう。これは米国祝日前のアノマリーだ。

更に金曜日には米国メジャーSQ。本来筆者はこの日を天底転換の最重要イベントとしているし、本命はそれでいいかもしれないが、今回は日米どちらかの中銀イベント後に先駆けて、トレンドを作りに行くかもしれないと感じている。

その意味では、17日の後場、特に3時半からはニュースに耳を傾けておこう。ナイトセッションからウリやカイが明確になるかもしれない。

また、前限月である6限月が始まった当初は、「相互関税の延長期限が7月上旬であることから、この中銀イベント週前後から相場は軟調になるのではないか」と予想していたから、「下方向」も十分考えられることではある。だいぶトランプも弱腰になってきたので、それほど心配するには及ばずとの、いわゆるTACOトレードが流行しているようだが、逆に怖い気もするのだ。

・・・う~ん、まだ決断できない。チャートに戻ろう。

・・・・・・

【日足】

そもそも、世間一般の値動き予想の主流というのは、おそらくこんなところだろう。

すなわち、日足は④波の調整を抜け出せず、その調整の形態はフラット調整だろうということだ。もう一度前の安値=36450円前後までの下落を経験して始めて、⑤波の上昇トレンドが発生するという見方。

だからWトップや上値抵抗線や下値支持線にこだわっているのだろう。自分もまたそんな考えをする傾向だったからすぐわかる。

だからそんな見方にケチをつける気持ちは毛頭ない。真っ当な見方であろう。

筆者が毎日記帳している騰落銘柄数(25日平均)も金曜日に100%を久しぶりに割ってきた。当分そのトレンドが続くのだろうか。

株探さん集計の25日平均線からプラスマイナス10%以上の銘柄数の推移も、徐々にプラス銘柄は減ってきて、逆にマイナス銘柄が増えてきている。相場全体が下降気味であることは間違いないだろう。

また、米国3指数やSOX指数も金曜日は揃って下落だが、いずれもマドを空けての急落であり、ちょっと不気味だ。「ついにその時が来たか」ともとれるチャート形状である。

ここまでの上昇相場は、海外勢が10週連続で買い越しだったことや、配当の先回り買いで支えられた面が大きいのだろうが、逆から言えば、11週、12週連続になるとは限らないし、配当の権利自体は3月に確定している。現在はその配当を順次もらっている真っ最中だ。順次株を手放して配当ともども現金を潤沢にしておいてもおかしくない。一転売られる展開も想定しておかねばならないだろう。あいつらが、日本株の今後を「危ない」と考えているのならなおさらだ。

だいぶ気分が暗くなってきた。方向転換を探ろう。

【4時間足】

上記日足のメインシナリオであるフラット調整ということなら、青色ラインのような5波動での下落を誰しも思い描かれることだろう。これだと明日から軟調推移、どれかの重要イベント後に3波動目を決定づけるような急落を予想するケースだ。

なんらおかしい点は見当たらない。しかし、筆者は次のような値動きを想像した。

筆者が想像したのは5波動の下落ではない。2波動目まで、あるいは3波動目までの下落である。

今週はイベントであまり動かないという見方だ。世界情勢から考えても、ここからはっきりした上昇トレンドに戻ることはない。火曜日、水曜日は軟調推移であることに変わりはない。イベントを控えて買いたくても買えないからだし、それなりに売り圧力も強いだろうからだ。

それでも狭い範囲でのレンジ相場である2波動目で調整は終了するか、悪くても上記イベントやまた何かしら他の材料でのショック安により、3波動目をつけるかもしれないとは感じているのだ。

このシナリオだと上で話した変則週足のハラミ足説とつじつまが合う。3波動目の下落があったとしても37000円前後までだろう。

他にもそう思いたい理由がある。

木曜日記事で水曜日ナイトから筆者が突如買い転身したことを克明に書いていた事を覚えておられるだろうか。そのことを大事にしたいがためである。

それでもまだ書き足りないことがあった。これだ。

その日の日中セッションとナイトセッションのはざまで突然浮かんだナイスアイデア。緑色ラインで描かれたトライアングル調整波。これによって「ついに5波動目が始まった。」と考え、「図中の緑色円で囲まれた地点からその⑤波動目の波が始まったに違いない」と発展させた。

調べてみれば、その6/6ナイトセッションの上昇は雇用統計発表後から、朝方にはトランプの「周ちゃんと仲良くしてレアアースをおねだりしちゃおうかな」発言で更に上昇した時だ。なるほど、あの日が転換点だったことになる。

更には、その⑤波は④波トライアングル調整ならスラスト的な上昇になる!という考えにも至った。

筆者がすずめのように小躍りした光景が目に浮かぶだろう。「よーし、39000円までイッキだ」なんてね。

が、木、金曜日はスラスト的上昇にはならず反落した。前回高値をも突破できなかったというわけである。

こういう経緯があるから、あの安値、想定トライアングルE波底値=37295円は大事にしたいのである。

いや、上等の投機家として言い直そう。

37295円を明確に割ったら、上記想像は絵空事としてバッサリ切り捨てよう。⑤波のスラスト的上昇はあきらめたし、トライアングルシナリオはどうでもよくなったが、この37295円だけは守り切りたいということである。

・・・・・・

では、この先どんなシナリオで対処するべきか。・・・またも妙案が浮かんでいる。これだ。

もしもこの先、上で書いたように37295円を守り抜いたにせよ(下落2波動目までということになる)、一時的に割り込んでも37000円水準までの下落(3波動目ということだ)で終わるという前提でなら、こういう風になる。

待ちに待った日足⑤波は全3波構成で進んでいくエンディング・ダイアゴナルだ。

今の現状、一筋縄ではいかない相場を鑑みて、こんな風な波動を思い起こした。日本株が上昇志向だから上昇するのだが、アメリカが不安定で、下落の都度日本株の足を引っ張るような感じの展開を想定している。

上値はどこまであるかはまだ言えない。⑤波と言ってもフェイラーになる可能性もあろう。またライン突破ではなく、ライン手前で急落してしまうことも想定しておかなければならないだろう。難解な相場が続くと見る。

相場の上げ下げで一喜一憂せず、株価位置次第ではあるが、敢然と逆張りする勇気を持って臨みたい。

※ちなみに赤色ラインは、あの去年秋から今年冬までの延々たるもち合い相場から、その支持ラインを割らせることによって4月の暴落へ誘導させた悪名高きラインである。このラインにアト1,2回は頭を押さえられるだろう。そしてその後に大きく突破してくるだろう。

またそのチャネルライン(赤色点線)で見られるように、ここから下落したとしても、今度はこのチャネルラインが支持役になってくれそうだ。

・・・・・・

【結論】

火曜日以降のどこかのイベント後から上昇が始まるかに注意。遅くとも金曜日夜、ないしは翌月曜日からかもしれないが。

なので、イベント後の動意なければ軟調だが、攻めてみる。概ね37000円台での攻防が続くと思われる。週初なら38000円前後でのショートも可能だが、火曜日以降は危険。押し目は37500円割れから37300円水準は絶対的に拾い場。イベントで急落した後なら特に37000円水準でも。

最後はカイで笑いたい。

・・・・・・

では、明日月曜日の戦略会議だ。

難しいが、ショートで臨もうかなと考えている。

この1時間足にあるように、相場はまたしても上下2つのネックゾーン間でのもち合い相場に戻るような雰囲気だ。今日に限ってならば下値では買えるが、その前に上値でのウリは欠かせないように思う。


<重要ライン> 

①41055〜41725・・・日中マド1

②40225~40560・・・日中マド2

③39105・・・スイング上昇可能値

④38780・・・日足3波頂点

⑤38755・・・直近高値

⑥38740~38770・・・日中マド3

<参考>38432・・・225指数・変則週足3週前週陽線終値

⑦38285・・・4時間足上値メド

⑧38260・・・1時間足直近下落の61.8%戻し

⑨38145・・・昨ナイトセッション高値

⑩38130・・・5日線処

⑪38115・・・ナイトセッション・バリュー上限値

⑫38040・・・ナイトセッション・バリューハーフ

⑬38010~38485・・・新・天ネックゾーン

37955・・・ナイトセッション終値

⑭37955~37770・・・1時間足直近下落の深戻しゾーン

⑮37880・・・ナイトセッション・バリュー下限値

<参考>37795~37535・・・金曜日日中セッションバリューゾーン

⑯37465・・・4時間足直近安値

⑰37370~36685・・・新・底ネックゾーン

⑱37345・・・下落転換ライン

⑲37290・・・4時間足下値メド1

⑳37280・・・本日下落可能値

㉑37260・・・日足押し安値

<参考>38432・・・225指数・変則週足3週前週陽線始値

㉒37150~36850・・・4時間足マド

㉓37065・・・4時間足下値メド2

㉔36855・・・4時間足ジグザグ下落N値

㊵36630~36555・・・日中マド4

㊶36450・・・日足直近安値

㊷34685~343355・・・日中マド5

㊸32640~32310・・・日中マド6


<詳細>

売り目線で見るならば、⑬下辺、⑫までも戻ったら上等。絶好の売りポイントだ。それらを超えられても⑪ではナンピンも辞さない態度が肝心だ。うまくいけばホールド予定。どこまで下落するかは運次第となる。イベントがある以上は仕方ないか。

買いはやはり難しいか。激しい下落、ここからあまり大きく上昇しないならの下落なら、37500円水準までの下落を覚悟しておくべきか。月曜日ならその辺りから反転上昇、もち合い相場を形成するだろう。

買いは大きく下げてからでいい。だが、リリース、つまり利確は早めであろうか。


<ポジション>

売0() 変わらず

買1(37500台) 枚数変わらずも単価下げる

仕入れ値が安くなったと思えば腹は立たないが、せっかくのホールド玉をロスカットさせられたのはいただけない。この玉も危なそうで利確を急ぐ。売玉の方が先決のような感じ。


<前日感想戦> 

想定外の下げ。ホールド買玉は少し我慢していたが、9時すぎ堪らず37945円で損切に。

「イスラエルがイラン攻撃だと!核施設はあかんやろ」予想を外した腹いせもあって、その後はウリ攻勢。

ド転37930円、9時15分37890円、10時10分前37700円、10時40分37595円、11時5分前37740円と怒りのウリ連発。4本目は反発されて損も出したが、おおむね納得の利益。

前場終了15分後37560円でカイ1枚。下落がジグザグN値37470円までで終わり、反転し始めたところだ。

しかし、本格的上昇は無理だろうと高をくくって1時チョイ前37720円でもショート。持ち合ってからの5波下落を目論んでいた。

が、逆にどんどん上昇。小利で手放す。それでもまだまだ上昇。残しておいた前場での売玉も1時すぎ37780円で決済するはめに。

終われば買玉のみ1枚。リバウンドが大きすぎた。

ナイトは反省会。将来を案じて酒浸りの夜となった。タイガースはまたも逆転負け。



以上。

まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

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自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

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