簡単に。
金曜日は朝から深夜までよく伸びてくれた。それ自体はうれしい出来事にちがいないのだが、ひとつ心配事ができた。
筆者は7月下旬、ことによれば8月お盆週までの上昇を兼ねてから予想しているのだが、この上昇トレンドがこのままそんな日柄まで続くのかという心配だ。
このスピード感が続くなら、天井は7月中旬まで保つかどうかといった感じで、さすがにそれではまた昨年の二の舞になってしまうという危惧さえ抱くようになっているのである。
ちょっとは調整を挟んでおくれ、と言うのが相場に対する注文である。
【日足】
真ん中の赤色実線は例のBS転換ラインである。水曜日に突破するや連続して上昇。もはや、点線の平行チャネルラインに向かって上昇していることは誰の目にも明らかである。
丸印のラインタッチまで進行するなら7/3(木)付けで41665円。おそらくラインを飛び越えての42000円突破までは時間の問題であろう。
そうなりゃ9限月の最高値41980円はもとより、先物の最高値42500円に迫るどころか、突破さえも視野に入る。突破した処が天井だろうと想像している筆者にとってはまことに恐ろしいスピード感なのである。(そういう意味もあって、⑤波はダイアゴナル的上昇を想像していたのだ。)
果たして調整を挟むのか?
ここでちょっと米国の指数を覗いてみよう。ヒントが見つかるかもしれない。
日経225指数と最も相関性が高いと考えられるSOX指数の日足チャートである。
最上部の赤色水平線は、フィボナッチ・エクステンションの超拡大目標ライン(2.618倍.ライン。起点は4/9)である。この指数もこのラインを目標に上昇を続けているに相違ない。いずれは届くだろう。
ただ、(同様のことはナスダック総合指数やSP500指数にも認められるが)先週火曜日に3つ目のマドを空けた。このことをもって、現在の上昇が最後の上昇になるだろうと考えられることだ。おそらく昨年付けた最高値5789Pを突破する、しないのところまでの上昇で、4/9以来の上昇に終止符を打つことになるのではないかと思われる。
このまま上昇すれば、天井までは秒読み段階であるということだ。
そんなことを考えていたら、金曜日は停滞してしまっていることに気づいた。命が惜しいのであろう、延命策に出たか。最も出遅れていたダウ指数がしっかりとした陽線で上昇を続けたのとは真逆である。
そういえば、金曜日に出現した陽線のしっかり度ではダウ>SP>ナス>SOXとなっており、これは4/9からの上昇度合いとは逆相関である。米国株全体がそろそろ天井を意識しだしたのかもしれない。注意だ。
金曜日のSOX指数が停滞したので、もしかしたら月曜日の日経も停滞気味の値動きになるかもしれない。ましてや、ナイトセッションで大きく上昇したのだ。様子見から入るトレーダーは多かろう。
いや、待てよ。そこを突いてくるのが海外勢だ。日本人がパンをかじりながらチャートを眺めている時に強烈なカイを入れてくる。安値では買えやしない。高値で買うしかない。
海外勢は先々週で12週連続の買い越しだ。先週も当然買い越しているだろう。この買い越しトレンドにも乗っていかなくちゃならない。少なくとも連続記録が途切れるまでは。よほどの悪材料が出ない限り、買い越しトレンドは続くのだから、これにも順張りで買っていくしかない。
・・・・・・
【イベントスケジュール分析】
やはりアノマリー通り、7/4(金)米独立記念日までは米国株は上昇する。そして米国株が上昇するなら、米国市場休場日前のアノマリーとして、7/4までは日経も目いっぱい上昇する。木曜日ナイトセッションでは今週の最高値を叩きだすだろう。それがあいつらの休日前に仕込んでおく最後の仕事なのである。
恐いのは、次週の「七夕天井、天神底」のアノマリーだ。このアノマリー通りだと筆者の計画はオジャンだ。なんとか回避させなければならない。
どうなるのだろうか。問題解決にために下位足を見よう。
【4時間足】
すでにこの点線3波は終了して点線4波になっているかもしれないが、それでもまだ点線⑤波が残されているというわけである。そしてその後の赤色④波、そして最後の上昇=赤色⑤波まで。
これで延命を図ることにしよう。何とか7月下旬、いや、最悪7/18(金)の米国ミニSQ日まででもいいや、上昇トレンドを引き延ばしたいと願っている。その思いの強さがこういう処置を取らせるのだ。
・・・・・・
【まとめ】
今週は3-4波の調整、または3-3波の上伸。当たり前だがどちらに転ぶかはわからない。こういう時は上伸に賭けるのが常識だ。上昇トレンド中なのだから。
ちょうど2ストライクと追い込まれた打者が、相手投手がその決め球=スライダーを投げてくることはわかっている場合でも、まさかの胸元ずばりのストレートにタイミングを合わせて対応できるようにしておかなければならないのと同じだ。
また、調整があったとしても、3-3波ラストの調整であって、すぐさま3ー3波トレンドを再開するかもしれない。やっぱり7/4までは相場は順調に動くはずだからだ。
3ー4波の調整でもそのかかる日数は1日か1日半を見込んでいるだけである。
よって、結論的には今週は3-3波の上昇とチョットした3-4波の調整。そして3波ラストの3-5波の上昇まで、全3波を全うするような勢いでの上昇を演じるとの結論を出しておこう。
本格的な調整(4波)は来週から(7/4以降)に予定しておこうかな。
・・・・・・
では、明日月曜日の戦略会議に移る。
もうここからは当分カイしかない。上で言った3-4波にしても値幅は小さく、デイトレ専用であったとしてもチト具合が悪い。押せば必ずカイが入るだろう。
<重要ライン>
①41900~42055・・・全3波天井候補
②41850・・・4時間足ジグザグ上昇超拡大目標値(A)
③41665・・・BSチャネルラインタッチ(7/3時点)
④41325・・・本日上昇可能値(実験中)2
⑤41135・・・4時間足ジグザグ上昇超拡大目標値(B)
⑥41055〜41725・・・日中マド8
⑦40745・・・本日上昇可能値(実験中)1
⑧40715・・・4時間足ジグザグ上昇拡大目標値(A)
⑨40645・・・直近高値(ナイト高値)
⑩40625・・・ナイトセッション・バリュー上限値
※40580・・・ナイトセッション終値
⑪40560~40290・・・(改)日中マド7
⑫40530~40460・・・ナイト上昇の浅押しゾーン
⑬40385・・・ナイトセッション・ハーフバリュー
⑭40205・・・本日下落可能値(実験中)
⑮40190・・・ナイトセッション・バリュー下限値
⑯40110・・・1時間足ジグザグ上昇拡大目標値(仮)
⑰40065・・・1時間足押し安値
⑱39875~39585・・・(新)日中マド6
⑲39410・・・5日線処
⑳38975~38935・・・日中マド5
㉑38630~38405・・・日中マド4
㊵38000・・・日足押し安値
㊶36630~36555・・・日中マド3
㊷34685~343355・・・日中マド2
㊸32640~32310・・・日中マド1
<詳細>
3ー3波が終わったとしたら、おそらく月曜日が3-4波の最後の調整になるかもしれない。(あるいはナイト終盤からその調整が始まっていたかもしれないが。)
調整なら調整でありがたい。玉を仕込むチャンスである。
1日か、1日半くらいの調整で3ー4波の調整が終わるのなら、その下値メドは40000円の心理的節目を割り込むものではない。それまではただただ買っていくのみだ。
しかし、まだ3-3波が終わっていない場合のちょっとした下落なら、その際の下落メドは40300円前後まで。つまりは⑪のマド埋めを完了させるくらいなものだと考えていいだろう。買うしかない。
本当は3-4波の調整なんぞ考えないで猪突猛進がいい。3波のような急角度の上昇トレンド時では『過熱感とか、反動が・・・』などの常套句は禁物だ。「押し目待ちに押し目無し」の状態になるかもしれず、寄付きから先に⑩を超えてきたとしても買う。デイトレとしてはそんな無謀なマネはできないかもしれないが、③までのスイングを考えているのならできるはずだ。
再度⑩を割り込んだ時がロスカットで、この場合はおそらく3-4波の調整に入ったことになるだろうから、ショートも効いてくる。上で言ったように、34000円近くまでは(34100円前後かなあ)下落が見込めるかもしれないからである。(しかし、この場合でも調整は1日で終わりと考えて早めの利確が必要だろう。)
(月曜日のデイトレの目標値としては40700円台というのも見えているので、買玉はいったん利確しておくのもいいだろう。)
<マイポジション&スイングトレード的構想>
売0() 変わらず
買3(37500台、38700台、40100台) 1枚増
増玉はもう1枚くらいイケるかな、と言ったところ。今週木曜日ナイトで42000円乗せなら確実に強めのショートだろう。
<前日感想戦>
簡単に。
急所でのショートは朝イチでの40000円の数字を見た後と、ナイトで40400円を超えてきた時の2回。いずれも跳ね返されて失敗だったが、実損は出さずに済んだ。いずれも節目でのショートで、少しだけでも下落したからだ。
上昇トレンドでのウリ、下落トレンドでのカイは逆張りだから俊敏に仕掛けるのが基本。いわゆる、早乗り早降りに限る。(筆者の場合はヘッジ用だったから儲けは考えない。大損さえしなきゃいいくらいにしか考えていないから早降りはしないが。)
買いは9時半前40030円と、大引け前40100円(これはホールド用)。
ナイトでは50円幅で3度スキャルピングで転がした。飲酒曜日でなけりゃもっとイケたか。
以上。
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