■■週末は注意■■今週(5/12~)と月曜日の日経225MINI先物分析&トレード戦略20250512W

日曜日, 5月 11, 2025

日経225MINI先物

t f B! P L

5月12日早朝4時半、石破は枕もとの電話のベルで起こされた。誰だ、こんな朝っぱらから。

「HEY!マイフレンド、イシバ。もうニュースは聞いたか。」

このダミ声はあいつだ。<渋い>を通り越して、ただただ下品だ。

「中国との交渉はうまくいったよ。さっそく習近平からも電話があった。それでな、釣魚群島をどうしても欲しいそうだ。無人島の一つや二つ、くれてやってもいいんじゃねえか?・・・・・・

・・・・・・も、もちろんオレは突っぱねてやったよ。それは両国で解決しな、とね。そこでこれは提案なんだが、釣魚は台湾も領有を主張してるらしいな。だったら、日本と台湾との共同保有ということにしちゃどうだい。相思相愛の仲じゃないか。韓国も加えて3国でもいい。

そうすりゃ、あのラインはよりいっそう強固になる。有事の際にはワシも議会にかけ易い。そんな話をさっそく、ほら君もよく知っているだろう、あのミッドウェーに聞かせたところ、『閣下、もう一度花を咲かせたい。死に場所として存分の働きをお目にかけましょうぞ』と言ってきたよ。ははは、隠居の身のくせしてな。

それにあいつが声をかければ、かつての海軍軍人たちがウン千人と集まるらしい。みな退役後は空母ともども暇を持て余していたらしいが、なーに、まだまだ若いもんには負けぬて、と腕を撫して声をかかるのを待ち望んでいるらしい。いつでもかつての最強の航空母艦ミッドウェーを東シナに派遣できるってことだ。

しかしな、さすがに老朽化していることは隠しおおせない。カラダの随所にガタがきている。そこでだ、大規模修繕を施さないといけないと思っていたのだよ。マイフレンド・イシバ、修繕費を少し持ってくれないか?わが国の造船業もテコ入れせにゃならんし。

東アジアの平和のためだ。これまでわが国が全額負担してきたのだ・・・・・・」

石破は受話口を遠ざけた。やけに饒舌だ。習近平と密約でも交わしたんだろう。尖閣をずっと釣魚と呼んでいたのがカンにさわる。

「マイフレンド・イシバ、考えておいてくれよ。いいな。修繕費と派遣費の見積もりを送らせるよ。しかし、今日の東京は暴騰するぞ。ユカイ、ユカイ。よかったな、イシバ」

そして一方的に電話は切られた。ウクライナに対してと同じ論理だ。「ちょっとくらい、ええやないか」だ。真面目一方の石破にとっては腹の煮えくり返るような内容であったが、逆らえるはずもない。

『きょうも暗い一日になるな』。

・・・・・・

ここからは真面目に相場環境について語ろう。

【日足】

先週から変わりない。まだまだ底を見せない。絶賛3波展開中である。最終目標値は41000円処などの根拠は、先週記事を参照してほしい。

【4時間足】

金曜日は後半に伸びを欠く展開となって、赤色③波中の青色⑤波内の3波とはならなかった。月曜日にその3波が進行するものと信じている。またその赤色③波は今週中の完成を迎えることになる。とにかく、今週はこの上昇を追う1週間になろう。

今週は米国のSQ週に当たる。これまでのリバウンド相場に対する米国人自身による評価をうかがい知ることができるだろう。よって、金曜日は要注だ。③波が完成して④波調整になる可能性が高い。一部買玉の利入れも必要となってくるだろう。

④波の大きさは今は断言できないが、通常の大きさなら36000円台半ばくらいとは推察できる。来週後半にでもまた買うチャンスは巡ってくるか。

そんなところだ。この土日に行われる米中関税協議に注目されている向きもあるが、チャートが読めるトレーダーにとってはほぼ無風と思ってよい。ショックがあったとしても、緑色2波が1日長引く程度のこととして処理するといいだろう。

予想としては面白みがない。強烈な上昇推進波が続いているだけだからだ。「上昇継続」としか言いようがない。

ただ、ちょっと怖い点、心配事があることも確かだ。この週末に至って弱気派がほぼいなくなった点である。

金曜日の朝記事でも書いたが、日経新聞木曜日朝刊では「日本株回復 急すぎか」となっておったのに、土曜日朝刊では「「ペイントレード」弱気派追い込む」と想定外の強気相場入りを囃していた。筆者のような小者トレーダー並みの手のひら返しである。

ただ単なる「高値圏だから」というだけでの「そろそろ?」なら、あまりに初心者すぎてこちらも無視できるが、このこぞっての強気感にはやはり危険を感じる。どちらにしても「そろそろ転換点?」に近づいているのかもしれないとも感じていることは本当だ。

で、今回は酒肴を、いや趣向を変えて、「では、いつ転換点がくるのか、そのサインは何か」について語ってみたい。思いつくまま、ダラダラ書いていく。


<日取り>

詳しくは先週の週間予想記事を参照してほしいのだが、6月の米国メジャーSQ日である6月20日(金)前後がそのXデーの候補だろう。


米国指数

米国3指数の日足はこうなっている。上からナスダック、SP500、ダウだ。



青色の水平線は下がフィボナッチエクステンションのN値(1倍値)で上が同じく拡大目標値(1.618倍値)だ。(ここでは起点を4/9にしている。この根拠も先週記事参照のこと。)

見れば、ナスダックとSP500指数はすでにN値を超えているが、まだ1倍ライン上でのもみ合いともとれるかもしれない。一方で一番出遅れているのがダウ指数だ。木曜日初めてちょっぴり突破を果たしたものの、翌日はすぐ反落してしまった。

ここから何を読み取るかだ。

ナスダック及びSPは1.618倍値に到達するかどうかはわからないが、ここからそのラインに向かっていることはわかるだろう。一つ下の時間軸を見れば、まだ上昇波動(ジグザグC波)は残っている。

出遅れのダウもつられて上昇することも確かだ。そのダウの動きを見ることにしよう。

もしアメリカ株全体が反転して今回のリバウンド上昇が終了となるなら、ダウから先にそうなるということである。下落する時は弱い指数、出遅れ組から、というのが基本である。

ダウ指数が1倍値ラインを割ってきた時が危険である。(もちろんこのまま、明日月曜日から下落ともなれば、即刻株は手放すべきであろう。)


現物225指数週足&同変則週足

通常の225指数週足である。ちょうど20週線と80週線にぶち当たってしまった。この通常の週足チャートしか知らないトレーダーが身構えるのは当然である。「そろそろ?」感も半端なくなる頃合いだ。

しかし、ここの読者は知っている。金曜日始まり、翌木曜日終わりの変則的週足のことを。

最後の金曜日陽線1本は信用ならないが、これまでの勢いなら、まだ緑色の200日平均線の38000円水準や、このライン割れからすべてが始まったとされる、青色丸点線の38500円水準までは身構える必要がないことがわかるだろう。

また相場は過熱感なく上昇し続けている。相場の転換点では最後の大陽線ができるはずだし、もしくは最初の大陰線が生じるはずである。それらのどちらかが示現するまでは下落を心配しないでいいのではなかろうか。

※金曜日はマドを明けての上昇となった。明日月曜日下がるとしたら、このマド埋めくらいのものか、と想像する。そこから猛然たる押し目買いが入るといいな。


その他指数

米国3指数より日本株の方がより回復力があることはわかった。米国株からの資金の逃避先のひとつとして日本株が選ばれていることの証左であろう。TOPIXは225指数よりさらに上昇が顕著だ(チャートは割愛)。すでに200日移動平均線を超えているし、下落の始点3/26の高値2821Pをも射程に入れている。

少なくともウリを実行するのは2800ポイントに達してからでも遅くはないのではないか。

その日本株よりも上昇が顕著なのは独DAX指数だろう。すでに、3月の高値をも超えて史上最高値なのではないか!(びっくりした。)日本株よりさらに米国株資金の逃避先に選ばれているのだろう。これに関しては、青空天井なので節目がなく見ているだけとなりそうだ。

しかし、これら2つの指数より、筆者が注目していたのはビットコインである。去年の春先からずっとチャートは見ている。トランプが大統領選に勝利後はもっと注目した。

そのチャートはこうなっている。

今年1月の最高値に近づいている。もうすぐだ。

ビットコインと言えばトランプの重用発言から息を吹き返したことは有名だ。大統領選勝利から就任式までは他の株式指数同様力強く上昇していたが、就任式以降は材料出尽くしとばかりに、他の指数同様下落調整していった。

良くも悪くもトランプ政権の実態を映すミラー指数になると筆者はにらんでいる。

ビットコイン重用政策自体はおそらくベッセントの入れ知恵であろう。米国株の下落、ドルの信用失墜、米国債の下落、このトリプル安を防ぐ手立てはない、「あっしにできることはそれらをできるだけ遅らせることだけでござんす」と彼はこんこんとトランプを説得したはずだ。そして斜陽化していくドルの代用としてのビットコインの役割も。

米国3指数のチャートが下落トレンドの始まりをあらわしているのとは違い、ビットコインのそれは上昇トレンドの初期、あるいはまだ中期相場であるように見える。少なくとも下落トレンドとは程遠い。ベッセントはおそらくエリオット波動理論を用いてトランプにそれを教えたのだ。

だから、このビットコインの短期的上昇を追おうではないか。長期的には完全に乖離していく(逆相関になる)ので目先の上昇だ。おそらくビットコインの目先の上昇メドは12万ドル手前ではないかと踏んでいる。

そこらあたりまで来たら、おそらく米国株3指数の上昇も終了し、ダウから順番に下落していくはずなのは上で述べたとおりである。そして、そのあたりで日本株の上昇も終了するはずだ。日本株を売るのはそれからでもいいのである。

・・・・・・

以上。様々な指数の転換処、サインなどを探ってみた。読者はどうお考えになるだろうか。ほかにももっといい指標があるだろう。それを探すのは楽しいものだ。


では、明日月曜日だ。さすがに疲れた。簡単にとどめようと思う。

もちろんカイだ。

米中関税協議の結果が実際にはどう相場に影響してくるかはわからないが、天災が起こったときと同様、どうなるものでもない。準備だけしておけばそれでいいだろう。


<重要ライン> 

①40975〜41310・・・日中マド1

②40390・・・日足③ー4波高値(1/27)

③40225~40595・・・日中マド2

④39060・・・(仮)4時間足小ジグザグ拡大目標値(③ー5波頂点候補)

⑤38970・・・4時間足大ジグザグ上昇拡大目標値

⑥38805・・・本日上昇目標値

⑦38730~38885・・・日中マド3

⑧38380・・・(仮)4時間足小ジグザグN値

⑨37970・・・日足戻り高値

⑩37960・・・上昇転換ライン

⑪37875・・・本日上昇目標値(実験中)

⑫37690・・・直近高値

⑬37595~37615・・・日中マド4

⑭37570・・・ナイトセッション・バリュー上限値

※37445・・・ナイトセッション終値

⑮37345・・・ナイトセッション・バリュー下限値

⑯37275~37140・・・(新)マド5

⑰37270・・・⑤ー1波上昇の38.2%押し&本日下落可能値(実験中)

⑱37140・・・⑤ー1波上昇の50%押し

⑲37070・・・5日線処

⑳37010・・・⑤ー1波上昇の61.8%押し

㉑36850・・・⑤ー1波上昇の76.4%押し

㉒36640~36580・・・日中マド6

㉓36590・・・4時間足押し安値(割れ厳禁)

㉔36345~36095・・・前・大底ネックゾーン

㉕35625・・・日足押し安値

㉖34945・・・下落転換ライン

㊶34705~34380・・・日中マド7

㊷32645~32330・・・日中マド8


<詳細>

まず、米中協議の結果が寄付き前までにニュースになっているなら、月曜日は朝から上に大きく飛んでいることだろう。なぜなら多くのトレーダーがそれを気にかけて仕掛けを控えていただろうからだ。心配事を消化すれば相場は本来のトレンドに戻るはずである。

その寄付きが⑫より上ならば、スイング的には買っていくべきだ。それはなぜだろうか。なぜそんなことが言えるのだろうか。それはMP的見地からの出来高を見ているからである。

日足チャートでもわかるように、相場は過去のモミモミ地点(3月終盤)に差し掛かってきた。先週前半の相場がやや伸び悩んでいたのはうなづける話だ。その前の保合いレンジを前にして躊躇していただけのことだ。そして後半にそのレンジ内に入り込んだというのが相場のひとつの見方であろう。

37400円台というのは、この6月限の最多モード帯(もっとも出来高が多いゾーン)となっている。逆の言い方なら、売り方の最後の砦とも言える。買い方はこの37400円台をなんとしてでも守りたいだろう。

一度握った利権は手放したくないのは人情だ。37400円から落ちればすぐカイが入ることも見えている。

そして2番目に多い価格帯が37630円を中心とした前後合わせて100円幅程度のゾーンである。つまりはここを上抜けだせば全面的にカイとなろう。少なくとも38000円前後までは売る必要がない。

仮に材料が弱かったと受け止められた場合は少々のショック安は免れまい。それでも再度37400円に戻ることを信じて押し目買いをすることになる。⑮割れなら⑳までのあいだで1,2度買ってみるだろう。つまり37000円を割れないことを前提で買う。割れなければ簡単に37400円以上のゾーンに戻れるからだ。


<ポジション>

売0() 変わらず

買3(31000トビ台、31200台、37000トビ台) 変わらず

ナイトで垂れてしまったので買玉は増やせず。38000円を超えてくれば青天井だと思って増やし放題になる。


<前日感想戦> 

割愛。

前場は2度損切り。後場とナイトでは1回ずつ利確も後場のは小利。ナイトのは6時前の37410円玉を37665円手前ですぐ指しておいたのが、突然の急騰で8時半過ぎ利確。その後の下落の難を逃れた格好。ラッキー。


以上。


まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

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自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

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