■■月曜日だけが心配■■今週(5/19~)と月曜日の日経225MINI先物分析&トレード戦略20250519W

日曜日, 5月 18, 2025

日経225MINI先物

t f B! P L

そのニュースは筆者に少なからず応えた。

もうすでにご存じであろう、米国債格下げのニュースだ。大概のニュースには素知らぬ振りをする、あるいは鈍感そのものである筆者にとっても、コトがコトだけに黙って見過ごすことはできそうにない。トランプ政権がその運営上最重要案件と位置付ける「金利」の急騰に直接結びつくことだからである。

困った。前夜の日経先物の値動きを見て「まあまあ手堅い、来週はじり高かな」と安心しきってトレードを終えた筆者の構想が崩れてしまったのだ。

ニュースの前、もともとはこうだった。

【4時間足】

まだまだ上昇トレンドが続くと主張するトレーダーにとっては、先週後半の停滞は④波動目の調整というのが主流のシナリオであろうか。少し休憩してから、過熱感が冷めかけた頃を見計らって⑤波動目の上昇に進行するというものだろう。日足からしても、④波の調整というのがベストの解釈なような気もする。

しかし、それ以外にもシナリオが見つかってしまった。この⑤ー2波説だ。米中関税協議の一応の決着をもって上昇した5/13。その日の高値38790円で⑤波完了と思わせておいての「あはは、それは単なる⑤ー1波の天井だよ。エクステンションしちゃうんだもんね」と血気にはやる空売り勢を小バカにしたような波動だ。

青色⑤ー1波が3波構成だというところに目を付けた。エンディング・ダイアゴナルなら、この⑤波のラストにふさわしいのではないかと感じたのだ。

『月曜日から完全に3波の上昇だ』と考えたのも無理はなかろう。

そんなところに、朝のそのニュースである。発表は米国市場の終わりを待って行われたらしく、当然ながら米国株価指数への反映は見当たらない。ナイトセッションの1時間前からの急落がその痕跡を残しているのみだ。

アメリカ人はとことん罪なことをする。また東京市場が最初に答えを出すことになった。

サンデーダウなどもあるそうで、土曜の夜と日曜の、気配を知りたかったが、ダイヤル回して手を止めた。

『そんなことを知ってもどうなるものか。悩みが深まるだけだ。』ここはシナリオ通りやるだけだ。

で、あるから、ここからはこの⑤ー2波説、④波説両方の説をにらみながら推論を組み立てていこうと思っている。そう、④波説には④波説なりの推論上有利なことがあるのである。捨てがたいところだ。


【イベントスケジュール分析】

筆者は今回の上昇の天井をつける日取りを、6月下旬までと考えていることはすでにご存じだろう。復習しておくと、

6月17日(火)、18日(水)には日米中央銀行会議が開かれる。そのあとの20日(金)は米国のメジャーSQ日である。

つまりこの週、あるいはその翌週早々には下落に転じるとぼんやりだが想像している。このことが一点だ。

筆者にとって、今回の5波の上昇(正式には日足3波中の5波)は、遅くても夏前までに勝負をつけてもらいたいわけで、多くのトレーダーが望んでいるような、ここでいったん上昇トレンドは中止し(①波終了)、②波のやや大きめの調整が望ましいなどとは思っていないのだ。

だから、いけるところまではなるだけ飛ばしてもらいたいのである。そんな相場観なのである。

⑤ー2波説を採用するなら、ラストの⑤ー5波はこの6月下旬までに天井をつけるということを意味するが、一方で④波説なら、ここ1か月間もち合いを余儀なくされるということになろう。天井はもう少し先になろう。(おそらく、もう1か月伸びて7月下旬か。)

こんな感じの両にらみになって、心もとないが仕方ない。なので、ここから上昇して、前の高値(5/13の38790円)に近づけば当然一部利入れが必要になる。そこらから更に上値を追うには、その高値の突破を見届けてからになるだろう。


【現物225指数・変則週足】

木曜日に指摘したように、半値には届かなかったが、相場を崩すことがないくらいにはまあまあの位置で木曜日は終えた。これで今週は、前週後半に価格が押し戻されたことをあらわす上ヒゲ部分の試しを実行することになろう。すなわち、38790円に向かっての上昇、ひいては週足陽線が期待されるだろう。

・・・・・・

ここまでは明るい話である。問題はやはりあのニュースである。

例えば、上の変則週足チャートで、先週のローソク足の下のマドを埋めるような下落があったとしたらどうだろう。先物相当で37275円~37140円の日中マドを埋めてしまったとしたら。

そうなれば、まずもって上記⑤ー2波説は破綻する。④波説でやっていくしかなくなるだろう。

そして、この④波説に基づいたとしても、36500円をも割り込んでしまうようなら、買玉はいったん整理だ。この④波の調整の範囲があやふやだからである。

問題は月曜日。月曜日さえ大きな下落がないのなら大丈夫だ。④波なり⑤ー2波なりのシナリオで世間を渡っていけると信じている。

・・・・・・

では、月曜日の戦略会議といこう。

でも、様子見から入ることは間違いないだろう。決め打ちはできない。

問題はどこで見切るかだ。


<重要ライン> 

①40975〜41310・・・日中マド1

②40390・・・日足③ー4波高値(1/27)

③40225~40595・・・日中マド2

④39595・・・スイング上昇目標値2

⑤39580~40175・・・前・天井ネックゾーン

⑥39360・・・日足戻り高値

⑦39145・・・スイング上昇目標値1

⑧38790・・・直近高値

⑨38730~38885・・・日中マド3

⑩38200・・・本日上昇目標値(実験中)

⑪38110・・・本日上昇目標値2

⑫38045・・・本日上昇目標値1

⑬37985・・・ナイトセッション・バリュー上限値

⑭37945・・・5日線処

37810・・・ナイトセッション終値

⑮37805・・・ナイトセッション・バリュー下限値

⑯37740・・・1時間足押し安値&本日下落可能値(実験中)

⑰37485・・・直近安値

⑱37275~37140・・・マド4

⑲37190・・・下落転換ライン

⑳36690・・・4時間足ジグザグ下落N値

㊵36640~36580・・・日中マド5

㊶36345~36580・・・前・大底ネックゾーン

㊷34705~34380・・・日中マド6

㊸32645~32330・・・日中マド7


<詳細>

まず寄付きで⑮を割り込んでいたら、とても買えたものではない。どこまで下落するかを見届けることになるが、筆者はいつものように、まずショートだ。

例のレンジ(37850円~37350円前後)内に戻されちゃった以上、少なくとも下辺=37300円台前半までには下落するかもしれないからだ。ヘッジのためにもやっておきたい一手である。

(※いつも思うのだが、先週の木曜日、金曜日のように中途半端な位置で反転してしまうからこういう心配をせねばならない。落ちるときは徹底して下落させるべきなのだ。)

もちろん、ニュースによる一過性の下落なら、すぐ反転されることも承知の上だ。でも、やらねばやられる。

そうしておいてからカイ場を見つける。⑰を割ってしまえば、もうレンジ下辺前後あるいは深堀して⑱マド埋めしかない。それでも守れないようなら撤退である。④波でもあり得ない。上昇トレンドは終わったのである。

逆にどこだかかからでも反転して、最終的に例のレンジ内で大引けを迎えられたら、上昇トレンドは継続とみなしていいと思う。


<ポジション>

売0() 変わらず

買2(31000トビ台、31200台) 変わらず

一応37300円前後までなら底値は拾いにいくつもり。


<前日感想戦> 

9時半近く、37605円で買うも、下落が止む気配がない。たまらず20分後37575円でウリをかます。37595円を下回ってきてからだ。「37400円までは下がるかな」。

下がらず。40分後37565円でウリ玉撤退。一応ヘッジには役だったのみ。3時半手前で朝の買玉を37765円で利確。

ナイトは「3波だ!」との思惑で早々に37850円カイ。が、高値を取った後も乱高下し、9時半を回ってから狩られる。ちょっと追いかけすぎでもったいなかったか。


以上。


まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

◎まずジグザグ波動の徹底マスターから始めよう。

ジグザグ修正波だけでもこれだけのことができる! 4波修正波は難攻不落である。 その修正波の動きは種類もいっぱいある上に、それらが複雑に絡み合って、長期化すれば長期化するほど値動きのドロ沼にはまってしまう。個人投機家は、この4波の予想がつきがたい値動きに翻弄され、3波でしこたま稼い...

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自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

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