2022年4月17日日曜日

エリオット波動理論ルールの活用法(1)

相場は短時間足では上昇転換を確認し、後は4時間足の新1波達成を待つのみとなった。4時間足は現在①ー4波であり、これが①ー5波を実現すれば、いよいよもって日経は長期の上昇波動に入ることとなるのである。

そのためにはまず、4時間足の雲突破短・中期移動平均線のゴールデンクロスが待たれるところである。(逆にいえば、それが5波完成の礎となるのだが)

たぶん今週中にそんな舞台が現れるはずだろうが、今はまだ4波。立派な大人になるまでに幾多の波風受けようと、誰れもが一度は通らねばならない青春の門。人生劇場、いざ序幕の一節でございます。


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ここで、エリオット波動論の基本3原則を復習しておこう。この3原則は波動をカウントするうえで、空で言えるほど暗記しておかねばならないし、なおかつ実践でも使えるほどに身体の中に沁み込ませておかねばならない絶対的重要ルールである。これを忘れなければ、エリオット波動のカウントなんぞは誰でもできる。

2波は1波始点を下回らない。(全値押し・戻し以上にはならない。なった場合は1波の始点ではなく、まだ前の波動を引きずっていると考えて、やり直し)

3波の波動の長さは一番小さくならない。(1,3,5波の推進波のうち、基本一番長いか、2番目の長さになる。ならない場合は1波の延長したものか、まだ2波の最中と考える)

1波と4波は重ならない。(4波調整の終点は1波の頂点を上回ったり、下回ったりするほど深く調整することはない)

(補注:上記の()内は筆者による言い換え)


この3つはどれも重要で相場分析に欠かせないものであるが、今回は③にスポットを当てる。ちょうど日経225MINI先物のの日足や4時間足が4波目であるので、今週(4/18~)の予想もかねて解説してみたい。

また、本当に現在が4波中であり、これから5波上昇に向かうのか?という冷水を浴びせるような議論も展開する予定である。


【4時間足】




3/9の24310円から始まった上昇波動は、現在4波中であると断言してもいいだろう。(上記ルール③通り、25515円を完全に下回らない限りという条件は付くが)。

しかし、いま問題にしたいのは、その4波動目の底がどこなのかということだ。ルール③は押し目や戻し目の最大限度値を計る際にも重宝するのだが、上に書いたように25515円までは4波としての猶予が与えられている。逆から言えば、そこまでは下落しても何ら差しさわりがないということだ。

だが、実際には26245円で相場は反転していった。そして、筆者はそれを5波の入り口(⑤ー1波=赤色円で囲った波動)であると認識してトレード現場に向かっているわけである。

果たしてそれでいいのか?

この問題をその⑤ー1波らしき波動を拡大して分析してみよう。

【4時間足2】





実はこの上昇波動もまた4波中(正確には⑤ー1ー4波)である。

なので、ここでもルール③を適用してみよう。押し目の最大限度は26655円(青色点線)である。26775円が今のところの押し安値であるから、これもまたまだいくらかの余裕はある。そして休み明け早々上に爆発しそうな気配もうかがえる。

もしその通りの値動きなら、その波動は5波(⑤ー1-波)となり、前の高値27310円を超えることは大いに期待できる。そして、冒頭にあげた、雲突破やGXが達成されて、めでたく1波(⑤ー波)完成となるわけである。

しかし、以上述べてきたのはすべて買い方の希望的観測であり、売り方の思惑は一切入っていない。相場とは売り方、買い方双方の攻防戦である以上、両者の思惑を考慮に入れなくては本当の分析とは言えないだろう。


今度は4波と思われている下落波動のチャートである。

【4時間足3】




この下落波動の内部波動は5波動構成である。1波動目の頂点=27390円に赤色点線を引いておいた。左に目を移すと3波の節目にもあたっており、なにやらBS転換線のような雰囲気も漂いだしている。

突破できないかも、と言いたいのではない。この27390円の意味を考えてもらいたいのである。

売り方からすれば、今の上昇波動(2番目のチャート)は2波調整波である。とすれば、その戻し目最大限度値が27390円だということである。

もし、上昇の5波動目が27390円を突破できないまま反落すれば、どうなるだろう。5波動目が終わったのであるから、底は知れなくなる。26655円も危ない、ひいては26245円も危うい。さらに日足の生命線である25515円に限りなく迫ってもくるだろう。

つまり、売り方の狙いはそこだ。27390円を突破させない。そして下落波動の3波を作ることである。

もうおわかりだろう。

今週の相場は27390円と26655円を巡る攻防戦である。

どちらが先に崩れるかである。

もちろん筆者は27390円突破を願っているし、実際にその相場観の元にトレードを行うだろう。また多くの個人投資家はそう考えているかもしれない。

そういう時が最も危ない。悲劇的な事にはならないだろうとは確信しているが、26655円までの下落は想定の範囲内のこととして準備しておきたいと思っている。


【今週の戦略】





1時間足チャートを見てみよう。赤色の支持ラインを引いておいた。2度ラインで反発したことは明らかである。

だが、この2度は外人参加者が少ないと思われる金曜日でのものである。明日以降、塗りつぶした青色丸に3度目にぶち当たった時はどうであろうか。同じように反発できるだろうか、それとも難なく通り過ぎてしまうだろうか。ちょっとふり向いてみただけの異邦人のように。

見ものである。

しかしロマン派筆者は、下落を歓迎する。なぜなら26655円で止まると思っているからである(下記注あり)。そこで買うまでのことだ。そしてその買い玉を27390円突破まで持っていることだろう。


注)1波と4波は重ならないと言えども、ヒゲ部分に関しては大目に見てあげることにしている。すなわち、ローソク足の実体での重なりはダメということで、今回の場合で言えば、26525円まではいいではないか。


以上、天井騒ぎの【今日のにわか予想】でした。ご清聴ありがとうございました。

(お断り)

今回は「押し目(戻し目)メドの求め方3種(3)」の予定だったが、気が乗らず延期することに。悪しからず。





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