2020年1月13日月曜日

値動きのカラクリ(2)

チャートが思い通りになりつつあるので、続編を書こう。

『エリオット波動・第2波の研究(2)』


前回・第1回の記事では、第2波の意味だけを書いたに過ぎない。すなわち、「第2波は第1波の調整波である」。なんとも当たり前なことを、もっともらしく書いて少々照れ臭い。が、今回は気を取り直して、重要な事の2点目にあげたことを深く掘り下げてみようと思う。
すなわち、

B)その調整の深さは往って来い、すなわち全押し、全戻しになる可能性がある

このことである。

そもそも、順張りの投資家にとって、上昇相場における「押し目」、下落相場における「戻り目」は最大の関心事である。押し目や戻り目、すなわち調整はどこまでなのか?どこまで調整すれば、元のトレンドの方向に反転してくれるのか。この最適な価格帯をキャッチできれば、思う通りの利益を十中八、九手にしたも同然だからである。

で、問題は、それらの最適な価格帯がどこにあるかということで、個々人は様々なテクニカル指標や経験、アノマリーなどを駆使して、その分析に全神経を集中することになる。

1/3や半値、61.8%の価格、あるいはローソク足3本迄とか、経験によるところが大きいともいえるが、同じ銘柄でもその時その時で違うのは当たり前なので、大いに悩むことになる。はっきり確定できないので、初めから「買い下がり」などとして、下落のたびに買っていく手法もある。

筆者は、少しの含み損も抱えたくないという、小心者かつ欲深なタイプの人間だから、生半可な調整では仕掛けたくない。38.2%なんてとんでもない話だ。まだまだ下落するのではないか?と戦々恐々。夜もオチオチ眠れない。

そこで提案したいのが、このBの法則で、調整第2波に限れば、100%の深さを覚悟しておいた方が良いという法則である。(もっともこれは筆者が考えたのではなく、エリオット波動論の重要なルールの一つであるが)

前回記事を思い出してほしい。第1波は下落相場からの再生である、というような意味のことを書いた。その第1波の調整の役割である第2波だからこその法則で、第4波やABC調整波には通用しない。

なぜなら、多くの人間がその第1波の上昇に対して疑心暗鬼のままであるからであり、株価がもとの鞘(第1波の始点)に収まってしまうことに対して、何らの疑問も持たないからである。

また、そんな100%調整を期待する投資家も少なからずいる。価格がそこから反転すれば、Wボトム(Wトップ)となり、強烈な買いサインが点灯するからである。(おそらくそんな投資家はいずれ第3波の大きなトレンドを手に入れることだろう)

ここでまた論点がはっきりしなくなったので、コーヒータイムを。
前回取り上げたチャートのその後を検証したい。
本多通信工業(6826)である。

前回の調整安値547円からさらに調整して、540円まで下落した。そして先週ようやく上昇の兆しが表れたように思われるところである。上昇幅149円に対して125円の調整、率にして約84%弱の押しである。これが第2波でなければ、とっくに投げている。

もう一つあげよう。
日本エンタープライズ(4829)である。こちらは2波調整が3か月もかかっているが、上記の本多通信工業のチャート形状とそっくりだろう。(こちらは昨日見つけて、明日の仕掛け予定銘柄にしようと思うくらい小躍りしたが、金曜日引け後に決算発表があったようなのでボツにした)
これも同じく深い押しになっている。

これらのチャートから導きだされる教訓がある。
それは

「第2波の調整は深く、期間も長い

ということである。これは特にふだんの出来高が少ないマイナーな小型銘柄に多くありがちな特徴である。(※人気銘柄には適用できません)

なので、長期覚悟で仕掛けるか、上昇の兆しが見えるまでじっと様子見に徹するかである。両銘柄とも大きな陰線をつけて下落しているので、深押し完了!とばかりに買ってはいけない。大陰線をこなすには時間がかかるという法則もあるくらいだ。(買ったとしても、いずれは報われるか、損切しても知れた額ではあろうけれど)

以上、第3回はまたいずれ。B法則の応用編の予定である。














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