先週中にイッキに上振れすると考えていたが、そうはならず。計画はなかなかはかどらない。原因は米国での重要な諸指標の発表があったからだと思いたいが、指標の発表などは毎週恒例のイベントであり、そんなことをいちいち気にしていては相場に向き合えない。ましてやスイングトレードなどできるはずもない。
いまだ日経の調整が続いている原因は不明だ。
今週こそか?
今週は週末に認定イベントの雇用統計や臨時イベントの自民党総裁選がある。そうなると、今週も調整、レンジ相場が続くのだろうか。
【現物225指数・日足&変則週足】
木曜日の朝ブログで「陽線になるなら大きめの実体でお願い」と書いた。実体が小さいと首つり線みたくて不吉だからだ。予感通りになった。金曜日は反落。今週の相場に暗い影を落としている。今週は先週の下ヒゲを試す番になるのだろうか。
しかし、通常の週足チャートは丸っと様相が違っていた。
明るいチャートだ。上ヒゲが連続しているが、嫌いなパターンではない。むしろ今週のローソク足は1週目の上ヒゲ先端を突破することを期待させる、希望に満ちたチャートパターンで、筆者は大好きだ。
今回はこの通常週足の方を採用しようかなとも思った。
しかし、筆者にとって変則週足は絶対的である。時々通常の週足に軍配が上がることもあるが、その頻度は少ない。なので、変則週足をあくまでも採用することにこだわった。
となれば、先週の安値44495円を試すために再下落するのだろうか?
・・・ん?44495円??確か先物の安値は9/12ナイトセッションでの44240円のはずだ。250円も差があるではないか!
そうだった。明日月曜日は配当落ち日だった。その配当分が250円ということだ。ちょっと気が楽になった。ここから44200円台まで下落してしまうのは気が重いが、44500円前後までならまだ受け入れることができそうだ。そう思わないだろうか。
そう考えることにした。(しかし、それは日中だけのこと。その日のナイトセッションでは更なる安値があってもしかるべきだろう。やっぱり44200円は考えておくべきだ。波動次第となるが。)
【4時間足】
上記のような下落を受け入れる前は、こんな風なご陽気な値動きを予想していた。
先週から続いて予想していたトライアングル4波調整だ。赤色ラインのようなら月曜日にもう1回上げ下げした後、火曜日から上昇の一途だ。あるいは、金曜日ナイトの下落ですでに調整が終了したと考えれば、月曜日からすぐ上昇してくれるだろう。緑色ラインのような値動きなら5波はエンディング・ダイアゴナルになるのだろうか。
どちらにしても、現在のパーフェクトオーダーの上昇トレンドにふさわしい調整という明るい観測であった。
しかし、暗い影はどうしようもない。修正せねばならないだろう。
赤色ラインのようなフラット修正だ。最後のC波は5波動構成だ。推進波になるかダイアゴナルになるかはまだ不明だ。どちらにしても、44500円ないしは44200円台まで下落調整が続くのである。
再度元のような上昇トレンドに戻るのは週後半からであろうか。したがって、上昇に転じるのは10/3(金)夜の雇用統計前後からか、自民党総裁選の結果がわかった来週初めからであると思われる。
しかし、下落のスピードが速ければ、そこからの回復も早い。その場合は週末を待つまでもなく、水曜日あたりから上昇が始まろう。したがって、変則週足は先週と同様、下ヒゲが長いものになりそうだ。
【米国株】
金曜日の米国株は息を吹き返した。弱い経済指標がなくならない限り、「利下げ期待」で株価は上がる。一方で景気後退懸念があるように、今後もその根拠としての弱い経済指標は続くだろう。ならば、株の上昇トレンドはまだまだ続くのだ。不思議な相場である。
でもいつかは材料出尽くしの時が来る。それが、FRB新議長選出決定の日であることはいよいよ明白になってきた。トランプの傀儡議長である。
ただ、その任命決定が10月中だと思っていたが、先日読んだ記事ではベッセントが「年内」と言っていたそうだ。筆者の勘違いだったかもしれない。ともあれ、米国株の寿命はそこまでであることに変わりはない。
日本株もその日が来るまでにできるだけ上昇し続けてくれることを願うばかりである。
・・・・・・
では、明日月曜日の予想にしよう。この【1時間足】を使う。
赤色はここから5波直行コース、青色はトライアングル継続コース、そして緑色は上記フラット下落調整コースだ。
それらを判断する決め手を赤色点線であらわした。
現最高値からナイトセッション安値までの下落の半値(トライアングルで言えばそのA波の半値=44975円)から、青色点線で構成される三角保合いの終点、ラインが交差する点へ引いたハーフラインである。
金曜日ナイトセッションではこのラインで1度反落、引けにかけてそのラインまで戻ってきた様子がうかがわれる。米国株の上昇っぷりから考えれば、日経ももう少し上がっても良ささそうなものだが、その反発ぶりにはちょっと不満が残るような気がしている。このハーフラインに行く手を阻まれたのかな。
ともあれ、このハーフラインを上に突破してくれば、やはり日経は強いと言わざるを得ない。シナリオはすぐさま書き直す。
それでなくとも、月曜日は配当落ち日だ。ヘッジでの現物株のカラ売り筋がどこかでは買い戻してくる。その需要は大きい。
だからショートは非常に勇気がいる行動だ。
<重要ライン>
<参考>49615・・・現物225指数・月足3波高値目標値その2
①48270・・・別線4時間足拡大目標値
②46875・・・4時間足大ジグザグ上昇拡大目標値
③46815・・・日足ジグザグ上昇チョイ拡目標値
④46725・・・4時間足ジグザグ上昇チョイ拡目標値
⑤46620・・・③ー5波天井候補2
⑥46340・・・4時間足ジグザグ上昇N値
⑥46240・・・本日上昇可能値(実験中)
⑦46110・・・③ー5波天井候補1&4時間足上値メド2
⑧46010・・・4時間足大ジグザグ上昇チョイ拡目標値
⑨45800・・・上昇転換ライン
⑩45710・・・現最高値&4時間足上値メド1
⑪45690・・・現・最高バリュー上限値
⑫45525~45635・・・4時間足仮天ネックゾーン
⑬45515・・・4時間足戻り高値
⑭45405・・・1時間足ジグザグ上昇拡大目標値
⑮45305・・・5日線処
⑯45220・・・ナイトセッション・バリュー上限値
※45210・・・ナイトセッション終値
⑰45115~45110・・・ナイト上昇浅押しゾーン
⑱45085・・・ナイトセッション・バリューハーフ
⑲44950・・・ナイトセッション・バリュー下限値
⑳44925・・・4時間足直近安値(ナイト安値)
㉑44845・・・本日下落目標値1
㉒44740・・・本日下落目標値2
<44495>・・・現物225指数・変則週足の先週安値
㉓44240・・・日足直近安値
㉔44070・・・大下落転換ライン
㉕43925・・・4時間足下値メド
㉜43110~43020・・・日中マド3
㉝42560~42425・・・日中マド2
㉞40175~40095・・・日中マド1
<詳細>
しかし、ハーフライン(⑯前後)が寄付きから一歩も上に通さないようなら、そして下落が始まったら(⑰ゾーン割れ)ウリを試みてもいいだろう。日中時間は下の青色点線(⑲前後)で下落は止まってしまうかもしれないが、ナイトに期待だ。
いくら下落しそうに見えても日中セッションではゴリ押しをしてはならない。安値では買戻し勢力が動き出す。だから、彼らが買戻しを急がなくてもいいような下落をするはずだ。ゆっくりゆっくり、なだらかな下り坂を演出するだろう。
その日のうちに配当落ち分を埋めるほど株価が上昇すれば、その相場は強いという。だからこそ売り方は適度な下落に止めておかなくてはならないのである。
また、もし逆に寄付きから一気にハーフラインを突破してくるようなら、それはもうすでに買戻しを急いでいる事情があるのだろう。あるいはカラ売り勢を殺すためにあいつらが猛烈に買い上がる証拠である。
どちらにしても、ハーフライン突破では買うしかないのである。
そして、その買い上げが一過性のものなら、チャートも青ラインのようにもう一度下落してくる。それがトライアングルE波だ(あるいは5波の最初の押し目だ)。その終点を見極めるにもこのハーフラインが有効になってくるだろう。上手に活用してほしい。
<マイポジション&スイングトレード的構想>
売0()
買3(42900台、43800台、44900台) 1枚減・入れ替えもあり
※足元をすくわれる日が続いている。不安は募るばかりだが、限月丸ごとトレードのシナリオにまだ変更はない。9/15記事内の図では、青色、赤色、どちらの予想ラインになるかはまだ断定できない。今週次第になる模様だ。
<前日感想戦>
まず9時すぎ、前夜の買玉を45370円で利確。迷ったが警戒感が勝った。5分足でも大きな陰線ができそうだったし。直後上昇は思惑外れ。
9時半前45195円でカイ直し。12時過ぎたところで45400円で利確した。ちょっと下がってきたからだ。前日同様の後場から下げを警戒。また10時頃からは、筆者がデイトレ時に参考としているコア30指数が昨日高値ラインを完全に上回れない状況が続いていた。チョイ不安になっていたのだ。※このあたりの模様は最下部のチャートで説明している。ご参考に。
しかし、その後場もカイしか浮かばなかった。12時40分過ぎの45200円は安値切り上げを狙ったもので、出来高も5000枚超あった。しかし、反発はしたものの時間短く、値幅も小さいのが不満で、1時チョイ前45230円で撤退した。
その判断は正解だったようだが、1時すぎ45150円の安値更新のアト45190円で再度買ってしまう。今度は出来高が1万枚超あった。誰しもが考える大底のサインだ。ザラ場で1分間で1万枚の出来高はそうない。
証拠に安値から200円すぐ上がった。「もうこれで調整は終了」と感じたが、コア30が後場寄り付きを上回れない。1時半前45300円で利確終了。
それで止めときゃ良かったものを、2時すぎ、45200円でカイ直す。ポジポジ病の誘惑に負ける。しかし、これはその後の反発がほぼなく、2時半に同値撤退でき、大きな下落を免れたようだ。
その後は外出。出先で3時半からの急落を知ってぞっとする。
ナイトが始まる前には波動カウントの修正を完了していた。トライアングルのE波はまだ終わっていないとの結論。「まだC波が続いている。あるいはフラットのC波かも」で、更なる下落を覚悟。
5時20分過ぎ45100円でウリに回った。ヘッジをせねばならない。「おそらく前の安値44970円をも割ってくるだろう」と、ホールド玉1枚をほぼ同時に切った。断腸の思いである。
下落スピードはかなり遅々としたものだったが、考える安値は44800円水準だろうと考えていたし、9時半指標で大きく下落するかもという思惑もあり、あまり気にかけなかった。
だから、8時半近くからの上昇に利確が遅れてしまう。9時10分前だ。45025円と含み益減少。
『8時半前からの反転・回復は、9時半指標で更に上昇の可能性大』がセオリー。通常、値を戻すのは9時前後からのことが多い。早め戻しはそれだけ逆側からのカウンター攻撃を恐れているからだろう。
なので、数分後45030円で買いましたよ、ええ。そして上昇、45200円に。「今度こそ調整は終了」と思うでしょ、そりゃ。
しかし、無残なや。11時から急落。すぐ気が付かず、損切り▲20円。
そのあとは絶望感とTVのお笑い番組の明るさが同居。アルコールも手伝って、11時半すぎ44955円でカイ。
金曜日でなけりゃ買えなかったし、損切りも大きくなっていたことだろう。幸運に感謝せねばなるまい。
しかし、金曜日はドラマがよく起こりますなあ。昼間から気ィつけておかねば。
以上。
<参考チャート> 9/25の日経平均とコア30指数の5分足チャート比較図。
コア30指数は海外投資家の保有比率が大きい銘柄群であり、日本を代表する30銘柄だと言える。そのチャートの動きは日経平均と連動性が非常に高く、筆者はそれを先物チャートと同時に見ながら仕掛けや決済タイミングを計っている。
連動性が高いということは、連動しない場合にこそより注目すべきである。上の感想戦での話をこの観点からもう一度振り返ってみたい。
上が225指数、下がコア30指数である。本当は225指数でなく、先物のチャートで比較したかったが、やり方がわからなかったのでご勘弁を。
また赤色点線は前日高値ラインである。日経平均はこの前日高値を突破できていないが、コア30は突破していることに注目してほしい。
問題はコア30チャートに記入した緑円の部分だ。この時先物はちょっとした押し目を挟んでぐいぐい上昇していたと思う。が、コア30は前日高値ライン挟んで行ったり来たり。明らかに上昇することをぐずっていたのである。このことが筆者がこの先利確を入れた一番最初の理由となる。
しかし、コア30銘柄以外の日経平均採用銘柄(残り195銘柄)は前日高値突破にまだまだ「エイ、エイ、オー」状態だったから、日本を代表するコア30にしてみれば、「わしゃ知らん」とは言えず、他と一緒に高値を目指すことになったのである。
結果、コア30自身も完全に前日高値を更新することになったが、やはり無理があったのであろう。その後下落に転じている。それでも日経平均の2番天井が1番天井に届かなかったことに比べて、コア30指数は1番天井の高値を更新している。これこそはコア30指数としての矜持と言えるだろう。
それはともかく、後場のスタート時でもその特殊性を見せてくれる。緑色矢印で示したローソク足だ。
日経平均でもマド明け下落で始まったことは同じだが、そのスタート位置に着目してほしい。なんと前日高値ラインからのスタートである。わかりやすいではないか?
その後も、日経平均がマドを埋めようと後場寄付値を突破するほどリバウンドしても、コア30は「無駄なことはおやめなさい」とさりげなく教示してくれている。すでに後場の下落は決定的だったようである。
このようにコア30指数のチャートはどっしりとした構えでまぎれ、だまし、ごまかしなどが少ないと感じている。われわれのような225指数先物投機家にとっては、まことにありがたい存在なのだ。これからも有効に活用しようと思う。いろんなトレードアイデアが湧いてくるはずだ。
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