■■決着つけるべく■■今週(11/10~)と月曜日の日経225MINI先物分析&トレード戦略20251110W

日曜日, 11月 09, 2025

日経225MINI先物

t f B! P L

ショックである。虎の子をまた1枚なくしてしまった。筆者自身のチキンな性格が災いしたのであるが、元をただせば、それは次のエリオット波動のシナリオを発見するに至ったからだ。

言い方は悪いが、張本人はマネースクエア社の宮田直彦氏である。氏が金曜日に発表された波動カウントは、筆者にとっては晴天の霹靂、「ははー、この手があったか!」と天を仰ぐほどの盲点であった。裁判でこの証拠を持ち出されたら沈黙するしかない。

(氏の現物225指数でのカウントを)ミニ先物に書き直して紹介しておこう。

【日足】

あとで筆者のこれまでのものも掲載するが、指摘すべきは3波頂点の位置である。筆者のは山ひとつ前で終了していた。

そればかりか氏は、5波はすでに終了、よって月足3波も終了。したがって、現在は月足4波に進行中と断定するに至っておられた。筆者が「まだ⑤ー4波中と違うん?、これからまだ上がるでしょ」とのんきな父さんぶりの最中にである。

これを知った夕方以降、怖気づいて持ち玉にロスカット逆指しを設定してしまったのである。それが深夜に引っかかってしまったというわけだ。そして後悔のもとになったのは、先物の価格がそのあと元に戻っていたことであるのは言うまでもない。あのまま下がったままであったら、「あーよかった」で済んだはず。

自分の情けなさに腹が立つ。

しかし、今になって本当にそうなの?などと疑い出した。他人に影響されてしまったという情けなさ、くやしさでいっぱいなのであろう。もう一度検証してみたくなった。

筆者の波動シナリオはこうだ。変わりない。

先週初の大下落で⑤ー4波が⑤ー1波と重なってしまったので、この5波動目は拡大型エンディング・ダイアゴナルなどと妄想したのはつい先日のことだ。

較べてみても明らかに宮田氏の案の方がラインもきれいで公共性もあるように見える。だいぶ分が悪いが、意地でも覆してみようと思う。

なので、今回記事のテーマはどうなったら筆者自身が自分のシナリオ、プランに固執せず、宮田氏の4波進行説を奉じることができるのかということに焦点を絞ってみる。簡単に言うと筆者が降参する条件はなにか?ということだ。

・・・・・・

おそらく筆者の⑤ー4波説も多くのトレーダーに支持されていると思う。ことさら特殊な独りよがりな説ではなかろう。その証拠が、ここ2,3日の乱高下である。

大きく売られたアトは大きく買戻しが入り、このまま上昇してくれるかなと思いきや、再度一方的に売られたりしている。この繰り返しで上手なデイトレーダーは儲かっているだろうが、筆者のような思惑がらみのスインガーはたいして儲かっていないのが実情であろうか。

この乱高下は天井圏にありがちな乱高下と説明されているが、具体的には売り方と買い方の激しいバトルをあらわしている。

例えば、それほど値幅の伴わない場合(=レンジ往来相場)は売り方も買い方もトレードに自信がない。どちらの方向に値動きするのかがわかっていないケースが多い(どちらの方向も五分五分)。値動きは比較的静かで、トレーダーはあるラインから別のあるラインへの「逆張り」で十分な利益を獲れる(ウリカイ両方向で儲けることができる)。

しかし、今回のような乱高下相場は、売り方も買い方も自信がある。つまり、今回の場合で言うと、「すでにもう4波だ」派=売り方や「まだ5波の上昇が残っているでしょ」派=買い方がどちらも自信たっぷりな状態でプレイを行っていると言えるのではないだろうか。

もちろん反対売買をしなくてはならないので、リバウンドは必ずある。その反対売買の瞬間を狙って逆側の勢力が攻めかけるので、余計一方的な動きになるのだろう。そして、お互いに逆側の力をリスペクトもしている。「侮れないやつ」と。いわば、がっぷり四つだ。

その力の源である、もう上昇は終わり、いやまだ残っているという思惑同士のぶつかり合いなのだ。

では、なぜいま両者とも自信たっぷりなのか? その理由をひも解いてみよう。

それには今回、筆者が買い方に属しているため(中でも弱腰の部類だが)、敵側である4波進行説に対しての悪口を書くことで実現してみせようと思う。内容はすこぶる幼稚で「お前の母ちゃん、でべそ!」的なものにしか聞こえないかもしれないが、できるだけ抵抗してみたい。

で、もう一度上の宮田氏説の日足シナリオチャート内にちょっとラインを加えてみた。

いざ。

この赤色5波動はその3波が拡張されている、いわゆる3波延長型衝撃波(インパルス)である。その場合、その衝撃波が完了したと断定できる場合の条件は何かというと、天井(最高値)から4波ゾーンまで下落することである。

通常は4波底(下の緑色水平線、48445円)まで引き戻されると言われているが、ここでは割り引いて4波始点(50010円)を超える程度の下落でもいいだろう。オマケだ。とすれば、上下2本の緑色ライン内まで下落した段階で、「5波よ、お前はもう死んでいる」と言えるのだ・・・。

・・・すでに2,3度進行しているようである。なら、上昇波動は終わったのか?

しかし、さっき「ちょっとマケてやる」と言った。

まけてやるからには、そっちの方も完全に割り込んでこいよ。下ヒゲだけ差し込んで、逃げるつもりかよ。こっちはノーガードですっ立ってるんだ。ほら、もっとこいよ。などと、挑発したくもなってくるではないか。

そう、筆者が買い方に見切りをつけるときの条件、それは上下2本の緑色ラインの内部にローソク足実体が刺さってきた時である。それもできるだけ下のラインに可能な限り近くなる方がいいに決まっている。少なくとも前の安値49120円を割り込んでくるくらいでなくちゃね。

こんな結論になった。内心は早く買い方から脱藩したくてしようがないけど、優柔不断が足かせになっている筆者が重い腰を上げるにはそれしかないのである。

まだ5波継続中説に未練を残しているのは、出来高がここにきて増加中ということや、もっと大きな理由は、月足3波の最期がこんなものなのかという思いだ。

振り返れば、あの52695円がもし天井なら、屁のような天井だ。誰にも看取られないうちに月足3波は静かにこの世から去っていたことになる。それではあまりにも悲しすぎるのではないか。3波らしいもっと華々しい死に方というものがあっただろうに。

筆者は思い入れが強すぎるのかもしれない。

売り方さんよ、思いっきり下落させてくれ!この激しい胸の痛みを鎮めてくれ!(ここはシェイクスピア四大悲劇の主人公風に)

・・・・・・

では、この宙ぶらりんなままで予想を続けよう。

【4時間足】

青色実線の如く、このまま上昇し続けるか、もう1度くねくねをやってから(トライアングルから)上昇に転じるかだ。どちらにしても今週のミニSQ日前後には真の天井示現を達成できるだろうと睨んでいる。

この緑色⑤波の形は拡大型エンディング・ダイアゴナルで行こう。拡大型なら③波の頂点を突破してくる(フェイラーはない)が、①ー③ラインを飛び出してしまうことはないらしい。ラインに届くか届かないかはわからない。なので、3波天井52695円を突破した段階から天井に注意である。

このままもし、下落して②ー④ライン(赤点線)を下抜け、更に上で言ったように49120円をも下抜けたら、「やっぱ4波か」と観念すべきであろう。日足実体を終値を確認してからの方がいいが。

このように、今週はほぼ結論が出る。筆者にとっても大いなる悩みから解放される重要週となるだろう。

【イベントスケジュール分析】

重要なイベントはSQ日しかない。しかし、気になるのは11日(火)引け後のソフトバンクG(9984)の決算発表である。

おそらく自信強大な売り方が強引に相場を下落させなかったのは、この日を警戒していたからだろう。ソフトバンクGは今回のような異常な上昇トレンドを作った戦犯のひとりである。もうこれで終わりなのか、まだ続けるつもりなのか、その口頭弁論を待っているところだ。

その意味では、月曜日からするすると上昇軌道は難しいかもしれない。ここはトライアングルのようにもうひとくねりやってから、上昇するか、下落していくかであろう。

もうひとつ市場が期待しているのは米国の政府機関封鎖がそろそろ解除されるかもというニュースだ。木曜日はその期待で株価が上昇した。今週それが実現するなら、米国株やそれの影響大な日本株は安泰だろう。特に日経は過熱感云々といって様子見を決め込んでいたトレーダーが、ほとぼりが冷めるのを見計らって市場に戻ってくる頃合いだ。買い方の援軍となる。大いに期待できそうだ。

この2つの材料は相場の行く末を決定づけるほど重要なイベントではないが、目先を占う意味で知っておくほうがいいだろう。特に日時が決定している前者は、その後のナイトセッションから何らかの動意があるだろう。

・・・・・・

では、以上のことを見渡したうえで、明日の戦略会議をしよう。

SBGの決算発表を翌日に控えているので、ここから一直線に売られることはやはり考えにくい。

カイに有利な日となるだろう。比較的だが・・・

あまり大きく上昇しすぎるとウリの手が伸びてくる。ウリでもカイでも両方で儲けられるかもしれない。ド転対応力が試される日だ。狙ってみる。


<重要ライン> 

<参考>55300・・・当限月上昇率25%

<参考>53718・・・現物225指数・200MA乖離33%

①53665、54905・・・スイング目標値1,2

②53185・・・4時間足ジグザグ上昇拡大目標値

③52695・・・現最高値

④52230~52640・・・4時間足仮天ネックゾーン

⑤52210・・・4時間足上値メド2

⑥51785・・・4時間足ジグザグ上昇N値

⑦51550・・・4時間足上値メド1

⑧51385・・・4時間足戻り高値

⑨51330~51850・・・今回大下落の深戻しゾーン

⑩51315~51505・・・日中マド8

⑪50920・・・上昇転換ライン

⑫50790・・・5日線処

⑬50465~50620・・・(改)日中マド7

⑭50465・・・ナイトセッション・バリュー上限値

※50400・・・ナイトセッション終値

⑮50060・・・ナイトセッション・バリューハーフ

⑯49620・・・ナイトセッション・バリュー下限値

⑰49600・・・1時間足480MA処

⑱49520・・・ナイト安値(4時間足直近安値)

⑲49175・・・大下落転換ライン

⑳49120・・・日足直近安値

㉑48600・・・4時間足下値メド

㉒49000~48820・・・日中マド6

㉓48325~48190・・・日中マド5

㉔47810・・・4時間足ジグザグ下落N値

㉛46355~45965・・・日中マド4

㉜43110~43020・・・日中マド3

㉝42560~42425・・・日中マド2

㉞40175~40095・・・日中マド1


<詳細>

売られたとしても⑯まで。それ以上売ってくる根性は売り方にはない。しかも、そこまで売ったとしても買戻しを急がなくてはならないから、相場は大きくリバウンドする。

それでも自分たちの存在を消すわけにはいかないから、まずは寄付きから売ってくるだろう。買い方も利確しておきたいはずである。

なので、まず寄付きから実際に下落が始まったら、とりあえずは⑮が仮の底値だと考えて買っていく。(止まらなかったら⑯で買う)それ以上は、まやかしの売りだ。SBGの決算前に本気で売ってくることはない。だから絶対的に買うべきであろう。

たとえ⑳を割り込んだとしてもだ。(ただし、その場合はその日中にリリースすることは言うまでもない)

※ここからの下落がどこで止まるかはわからないため、下落しだした時点でウリをしておくのがベターだ。50200円を割れたら危ない。すぐ戻るかもしれないが、いちおう売っておく手か。

逆に、売り方のへっぴり腰を見越して、買い方が攻め立てることもあろう。51000円水準までは期待できる。その辺がこの日の潮時であろうか。それ以上上昇(例えば⑧)することもあろうが、51000円以上は売り方が黙っていない。そこからの下落は彼らにとっておいしい獲物だ。再度1000円~1500円以上の果実がもぎ取れるからね。

なので、売っても買っても、この日はデイトレで我慢しておくべきなのである。


<マイポジション&スイングトレード的構想>

売0() 変わらず

買1(42900台) 1枚減

※とうとう1枚になった。月曜日の値動き次第で今後がわかると思われるので、今日は我慢の日になろう。


<前日感想戦> 

ノートくちゃくちゃのため割愛。昼も夜も活発にトレードした。

最後はB玉を49600円で逆指し決済設定。真の上昇トレンドなら直前の安値49670円を割ることはないはずと思っての行為である。翌日チャートを見ると、ふるい落としにあったような感じもする。

どっちにしたって失敗だ。


以上。


まずはこれだけでも覚えて帰ってください。

◎まずジグザグ波動の徹底マスターから始めよう。

ジグザグ修正波だけでもこれだけのことができる! 4波修正波は難攻不落である。 その修正波の動きは種類もいっぱいある上に、それらが複雑に絡み合って、長期化すれば長期化するほど値動きのドロ沼にはまってしまう。個人投機家は、この4波の予想がつきがたい値動きに翻弄され、3波でしこたま稼い...

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自己紹介

 超短期(短気?)スイングトレーダーです。日本株と225先物を中心にやってます。FXやCFDは気が向いた時だけです。毎日日記したいけど、結構時間かかるので・・・一、チャンスを殺さず・・・二、ルールを犯さず・・・三、利薄きからは獲らず・・・この『トレーダー心得三か条』を守り、値動きから利益を掠め取る手法は”急ぎ働き”なれど、それなりの仕込みは必要と考えております。

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