2022年5月8日日曜日

【株デイトレード入門】ラインからライン、ゾーンからゾーンの狙い方。

今回から短期投機の王道=ライントレードのやり方を初歩から書いてみる。これは誰に向けて書くというのではなく、自分の手法の再確認のためである。

さっそく取りかかろう。なるべく順序立てて書く。


日足と5分足チャート分析を徹底せよ!


下は明日(5/9月)売り候補として選んだ銘柄、<9517>イーレックスの日足チャートである。

1)まずは銘柄選びから。

筆者の銘柄選びはほぼ機械的である。多くの銘柄リスト(200社位)から順番に日足チャートを見ていって、買い候補と売り候補、合わせて数銘柄(多くても7つ)を選ぶだけである。

選ぶのはズバリ「天底転換」のローソク足パターンが出現した銘柄である。

このローソク足パターンというのは、天井圏や底値圏での長いヒゲとか、同じく十字線とか、誰でも知っている類のものである。基本的なものは検索すれば紹介したホームページ、ブログはいくらでもあるのだが、やはり自分で書いて覚えるのがいいだろう。別途、筆者が実際に行った方法をいずれ掲載する予定ではある。




で、この銘柄のローソク足パターンというのが、図の薄青色〇で囲んだ、実体の小さいコマ足+陰線(少し長め)である。

いわば、宵の明星といわれるパターンの亜流である。亜流ではあるが、わりとよく当たる。少なくとも翌日1日くらいは陰線が出現するのではないだろうか。

この銘柄選びに関しては「25日線はまだ上を向いてるぞ」とか「割と長い陰線だ。翌日は反発するのでは?」とかいろんな批判が飛び交いそうだが、これには問答無用。いろいろ試したが、筆者としてはデイトレに限っては、今はこの方法がベストとしか言いようがない。

読者も自分の方法があるのなら、それに従うべきだ。


ネックゾーンという考え方


2)日足チャートにラインを引く、ネックゾーンを書き入れる

翌日、価格がどこまで伸びてどこで止まるかを知るためにやる作業が、ライン引き、ゾーン囲みである。これらの作業がライントレードの神髄であり、これさえできれば環境認識ができたも同然、したがって、明日のトレードも半分は成功したと言えるくらい重要である。

すなわち、レジスタンスとサポートを知るためにはこれしかないのである。

まずは、ネックゾーン囲みからの説明が便利だろう。

図には2つのネックゾーンを書き入れた(イエロー色帯)。このネックゾーンの範囲の求め方の以下を参照のこと。

ネックゾーンを利用したデイトレ法

ここでちょっとだけネックゾーンについての補足説明だけしておこう。

ネックゾーンとは、今の波動の左側に展開されている、今の波動とは逆方向の波(支配波、親波という)の中に見つけることができる、ひとつの反抗の軌跡である。つまり、親の支配(上のチャートではA→Bのオレンジ色矢印であらわされた波動)の途中で、子波(今の下落気味の波)のちょっとした反抗がかいま見られるゾーンのことである。

親が上昇波だから、短い下落の波を探せばいい。親波の天底のすぐ近くで探せばいいだろう。

それがこの場合は、(2042円~1691円)と(1782円~1691円)の2か所となっている。


次は水平ラインやトレンドライン(斜線)引きだ。

高値B点から右下に青色点線のトレンドラインをまず引いた。でもこれは明日のトレードには役立ちそうもない。ただ3点目に届かずに下落してしまったという事実が認識されるだけである。

次の青い実線の水平線(=1815円ライン)は、明日本当に下落するのなら、まず目標にされるラインである。

これくらいだろうか。

親波よりもっと左の波動からも転換点を探してラインを引くこともできるが、それではきりがない。あまり煩雑になってもトレードはやり辛いのではないだろうか。今回の場合はこれくらい、親波がもっと長い波動なら天底の近く以外にもう1点でもネックゾーンを探しておけばいいだろう。


3)では環境認識だ。

上図のようなラインやゾーンを描き込んだチャートを見ただけで、明日の波動は決まったように思えるはずだ。

すなわち、2つのネックゾーンに挟まれた白いゾーンの上から下に向かって価格が下落するのではないか?である。

あるいは期待に反して、反転して上のネックゾーンに戻ってしまうかもしれない。

どういう動きになるのかは実際にはわからないのだが、ローソク足パターンはじめとする、チャートからわかる事実は、確かに明日も下落する確率が高いことをうかがわせる。

ここでひるんではならない。自分のやってきたことを信じよう。

この銘柄は確かに売り候補なのだ!


そしていよいよ戦略編となる。

4)5分足チャートを開く



5/6金の5分足チャートである。前日のものだけで十分である。

残念ながら、日経CMEが崩れたので、明日は寄り安からのスタートになりそうだ。

そんな時の対処法をまず簡単に。

基本は小さなマド開けからの下落なら、追随してのショートを。大きくなら様子見または買い検討もあり、といったところだろうか。

ここで「この大きい、小さいってどのくらい?」の疑問に答えよう。

それは筆者が株のデイトレの実践で使う唯一のインジケーター、ATR(200)を使用する。ATR(200)はその株の平均値幅のことだと認識しているが、その利用法は以下の通りだ。

ATR(≒ADR)指標の利用法あれこれ

金曜日の高値1985円からどれだけ下落したかを測ろう。

この株のATRは114円であるから、1985円ー114=1875円となる。が、これはすでに金曜日にここまで到達してしまっている(注※あり)。ならば、明日分としてもう一回114円をマイナスすれば、1761円となる。

この1761円は金曜日からの下落が平均値幅2回分あったとしての下落価格であり、注目すべき価格である。

すなわち、明日月曜日早い時間にさっさと1761円まで下落してしまっては、ショートのうま味がなくなってしまうのである。それ以上の下落を追うのは危険だからだ。

だから、明日の安値は1761円だと思い込もう。

※(安値1863円は12円オーバーシュートしたものと考える。だからこそ、引け前に安値から10円戻して引けたのであるともいえる)。

そして次に考えるのは、それ以前に目標値はないかということである。

ある。あったはずだ。

日足で引いた水平線=1815円だ。上で第1目標値となっているラインである。ここで価格はいったんは反発する。あるいは反転する気配を見せるだろう。

なので、1761円といわず、1815円近くまで下落してしまっては、そこから売りを仕掛けるのはリスクが大きすぎる。別の考え方で言えば、1815円まで下落するとしたら、最低限何円以上の利益をウリで儲けたいかと逆算するのである。

1%か? 2%か? それとも10円幅か? 20円幅か?

これに関しては個人個人で千差マン別であるが、筆者個人としての目標をいうと、「1日の平均値幅の半分程度」としている。つまりこの銘柄の場合は50,60円稼ぐことを目標にデイトレをするのである。(取れない場合もあるし、負ける場合もある、もっと大きく稼げる場合もあるだろう。しかし、当初の目標はそれくらいで臨む。)

なので、筆者の場合でいうと、50円幅程度は利益としてほしいので、最低でも1860円くらいでないとウリでのエントリーはしない。

これでおわかりだろう。上の疑問「この大きい、小さいってどのくらい?」の答えが。各自、考えてみてほしい。

しかし、この1815円ラインで反発したあと、再度落下し、このラインを割ってしまったのなら、追随して(追っかけて)ウリを仕掛けてもよさそうだ。

あるいはラインを割れると信じて、その前にウリを仕掛けてもいい。この場合は、Wトップや三尊天井のパターンや、強烈な大陰線や長い上ヒゲ陰線などのローソク足での確認が必要ではあるが・・・。

こんな強硬策がとれるのは、上で言ったように、明日は1761円までは下落が期待できると思い込んでいるからだ。

しかし、目標値2がある。日足ネックゾーンの上辺1782円だ。やはり、この近辺では本格的な反発があってもおかしくはない。ウリの撤退=利確である。


順番が逆かもしれないが

5)5分足チャートにもラインやネックゾーンを描き込む

図には2つのネックゾーンを描き込んだ。金曜日5分足の波を親波としてとらえて、そのネックゾーンをあぶりだしたものである。オレンジ色帯(1897円~1887円)、青色帯(1873円~1870円)。

これらは何をあらわすだろう。

デイトレとは前日の波動を親波として見、それに対して当日の子波がどうふるまうかを推理推測してトレードするものであるという見方からすれば、そう、それもまたレジスタンスであり、サポートなのである。

レジスタンスとして見れば、売り候補であるこの銘柄が超えてはならない一線のことである。つまり、ロスカットの水準をあらわしているのである。

もし、明日、青色帯以下で売りを仕掛けた場合、価格がこの青色帯を上抜けたなら、そこで勝負あった。売り方は潔く撤退を決めなければならない。でないと、次のネックゾーン(オレンジ色帯)近くまで上昇してしまうだろう。これは買い方からすれば、サポートの役目を果たすことになる。

前に、明日寄り安の場合の戦略を披露した。今度は寄り高あるいは同値寄りの場合を少し考えてみよう。ここでもまたウリ目線で臨むのは言うまでもない。

まず、日足でのネックゾーン(2042~1951)は、売り禁止区域である。明日の場合はたぶんこの地域まで上昇することはないだろうが、もし間違って上昇した場合は、けっして売ってはいけない(※注あり)。むしろ買うべきであるとさえ言える。下落の波は金曜日で終わったかもしれないのだ。あるいは1日だけのダマシの陽線が出現する日なのかもしれない。

※売ってもよい例外がある。左端の青色〇で囲った部分のように、いったん禁止区域に入っても、すぐ出てきた場合だ。いわゆるリターンムーブを狙うというやつである。たぶん金曜日も前もって監視銘柄に入っておれば、この銘柄をウリで獲れていたかもしれない。大陰線の後の戻り売り戦略だ。

では2つのネックゾーンの間=白い部分まで上昇してきた場合はどうか。

やはり、それも耐える地帯である。1951円近くまで上昇すれば一か八か売れるだろう(ロスカットはすばやく)。だが中間地点以下では心もとない。その場合はオレンジ色帯を完全に下抜けるまで、様子を見続けなければならない。これさえ割ってしまえば、下のネックゾーンまでは安泰である。たぶんそのネックゾーンも薄いため、簡単に割れるかもしれない。そうなれば儲けもの。前日安値1863円まではいけそうだ。

しかし、この場合の利益幅は小さいため、利確は一部にとどめ、残りで大幅下落を皮算用してみるという作戦も功を奏すにちがいない。


銘柄ごとの平均値幅を把握しておこう


最後に、常に1日平均値幅のことは常に忘れないことだ。

その日の高値(あくまでその時点での想定)で売ることができたのなら、平均的な安値はいくらになるか計算することだ。上の例で、1950円が高値になりそうなら、その日は1836円前後までは下がることを期待してもいい。5分足ネックゾーンの中間点1890円が高値になりそうなら、1776円までは期待できる。

またATRはあくまで平均であるから、これらの数字と売りの目標値(今回の場合は3つあげておいた)とをすべて勘案した上で、その時その時点でのムードなどから(抽象的だが)「ここら辺かな」というところまで利益を伸ばすことに努めたいものである。


以上、天井騒ぎの【今日の取り繕い】でした。ご清聴ありがとうございました。




























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