まさかまさかの大下落。原因はまたもトランプ砲。最近は鳴りを潜めていたようだが、ノーベル平和賞落選後にまたやってくれたな。これが公明党の連立離脱のアトだったものだから、日経にはより大きく響いた面もあるだろう。筆者はそう重く受け止めてはいない。米中首脳会談を控えて、トランプのいつものパフォーマンスだ。
ショックなのはむしろ公明党との離縁。高市首相の芽がなくなりかけているかもしれない。筆者が、高市内閣の屋台骨だと解釈していた、あの月曜日のマドが早々と埋められてしまったからだ。目覚めて、ナイトの暴落を知ったあとはしばらく茫然自失状態であった。
しかし、よくよく考えてみれば、そのマド埋めはナイトでのこと。ナイトセッションや祝日取引での価格、値動きは全てまやかしである。現物取引の裏付けがあってこそが、日経先物の真の値動きなのである。
実際、トランプ砲が放たれる寸前までは、マド上辺を維持していたではないか。だから火曜日になってみないとわからないと思い直した。火曜日の大引け時点であのマドを埋められていたら、さすがの高市首相の芽はなくなった、われわれは日本初の女性首相誕生という幻を見せられていたのだと自覚するしかないだろう。
つまり、現物225指数でマドを完全に埋めてしまわないなら(それでも全部残るとは思ってないが、少しでも残してくれるなら)、もう一度再上昇、今度こそ49000円突破は可能だと思っている。
そんな曖昧模糊とした感覚を実際のチャートで確認してみようと思う。
金曜日ナイトのような暴落があると、「そら見たことか、相場は何があるかわからない、未来を予想することなどもってのほかだ」とすぐツッコミを入れたがる人は多い。
また、相場自体を不思議なもの、神秘的なもの、人智では計れないものなどと言って、一般庶民の不安に乗じて金儲けをたくらむエセ神秘主義者もいる。彼らは選ばれた特別な人間だけがその神秘性を解明できるのだという論理で、われわれ一般庶民を信者化させることに一生懸命だ。
筆者は相場は難しくない。誰でも(ある条件はあるが)その値動きを予想できる、ごく一部かもしれないが、未来を予想できるのだという考えである。値動きの方向だけでもはっきりできれば、相場から給金をいただくことは可能だという立場である。これは筆者だけではなく、多くの裁量トレーダーの考え方だろう。彼らと同様、しっかり精進したい。
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【現物225指数・日足&変則週足】
超特大の陽線が出た。しかしこれは高値圏の最後に出る「最後の大陽線」かもしれない。4月の暴落からちょうど半年、信用期日も到来、出尽くしになるのは当然かもしれない。その不安は確かにあった。
だとしたら、売り方が狙うのは緑の矢印。10/3の大陽線安値45042円だ。ミニ先物では45030円が相当する。先週記事でも書いたように、10/3の上昇が、高市総裁サプライズ当選を前もって知っていたインサイダー筋による仕掛けだとしたら、今度ここを割り込んだら、高市内閣はなかったことになる。われわれ庶民が変革の星として夢見た日本の指導者は幻と消えるのだ。
もっとも、45030円を割り込む前に、マド埋め(45965円)なら同じ意味。元の上昇トレンドは早々にあきらめ、ウリ中心のトレードにまい進することになるだろう。(ただし、火曜日以降の話である。月曜日の祝日取引ではいくら下落してもよい。)
よって、今週の変則週足は、陰線であろうが下ヒゲの長いものになると予想する。もちろんハラミ足だ。というより、そう願っていると言った方がいいか。そのつもりでトレードする。
【日足】
深夜の暴落に見舞われる前までは、青色3波中の4波調整中(赤色5波中の青色3波中4波)という波動シナリオでトレードを組み立てていたことはご存じだと思う。まだ3波は終わっていないと考えていた。
が、この暴落で上図のようにシナリオを変更することとしたい。3波(赤色5波中青色3波)は48945円で終了、そこからの下落が青色4波の調整。この大きな大きな陰線というわけである。
たった1日で3820円の暴落である。予定では2000円程度と考えていたから、その約2倍になった。
それはともかく、それで下落は収まったのかという問題の方が重要だ。
図の青色点線は①ー③チャネルラインである。4波の調整メドとしてよく言われるのが、「4波は①-③チャネルラインを割り込んでくる」というセオリーだ。
見ればナイトの下落はちょうどラインタッチ近辺で終了している。あるいはヒゲ先だけは下回っているか。だとすれば、ここからの下落余地はそれほど大きくない。おそらく、45000円を少し割り込んだあたりだろうと推測される。
そして、4波は青色1波天井とは重ならないというエリオット波動・衝撃波の絶対的ルール。つまり43720円以下にはならないということである。(しかし、ここまで待っていても仕方ない。他の下値メドを探そう。)
ここまでの推論をまとめると、
下値は45030円を割り込んでくるかもしれないが(特に月曜日はその危険性多し)、そこが天与の買い場。徐々に反転の態勢を整えてくるだろうということだ。
そして、もし例のマドが完全に埋められなければ、高市内閣の成立は大いに可能。相場は上昇を急ぐだろう。逆にもしマドが完全に埋められてしまったら、高市首相の芽は当分なし。それでも、45030円前後を守っている限りは青色5波の上昇はいずれやってくるはず。ただし、前者のような急スピードというわけにはいかない。広末や朗希のように160キロ以上出すことはできないのだ。
ここで、ちょっと【イベントスケジュール分析】をぶっこんでみよう。
首班指名選挙が来週初、20日とか21日と言われている。その翌週はトランプが来日するのでそれ以上は延ばせないのだろう。その足でトランプは習近平と会談するか。もしくは月末~翌月初になるかだ。これもそれ以上は延ばせない。延ばせばこの世の終わりとなる。そして今月末には29日、30日と米日の金利発表がある。
どうやらこのあたりと見当がついてきただろう。
もし今週、例のマドを少しでも残してくれたら、それは高市内閣誕生の印であるから、来週初から急騰する(青色5波になる)。もし今週中にでもどこかしかの政党が連立相手として急浮上というニュースが出たら、選挙を待つまでもなくその時点から急上昇するだろう。
例のマドを完全に埋められてしまったら、首班指名選挙待ちだが、連立相手無きの高市首相誕生や、野党連合首相誕生なら、月末まで相場は軟調(4波が続く)、上昇は11月からになるだろう。ただし、その上昇は確かに5波の上昇であるが、弱いという印象はぬぐえず。もしかしたら3波天井48945円を超えられないフェイラーになるか、超えたとしてもすぐ大きな調整(月足4波)のために反落してしまうだろう。月足4波だから、以降長い長い冬の時代を迎えることになる。
【4時間足】
日足で言う青色3波だけの詳細図だ。このように緑ラインで5波動は終了している。
この青色3波は5波延長型推進波と見られており、緑色5波動目が一番長い。この場合、その調整は5波動目の61.8%以上引き戻されるのがセオリーである。すでに61.8%戻し水準は下回った。しかし、全戻し以上は一回り大きなサイズでの調整になるので、起点44370円(赤色⓪)を下回ることは決して許されない。
ここでも青色点線のチャネルラインを引くことができる。このラインが防衛線になってくれるといいな。おそらく45000円は割ってくるだろう。下ヒゲなら44800円台になるかもしれない。まあ、そこら辺で手を打ったらどーや。
明日月曜日は波乱が予想される。朝イチかもしくは午後になってからか。45000円割れが試される、実際に割ってしまうかもしれない。
しかし、筆者はこれを拾う。高市首相の夢を追おう。(断っておくが、筆者は決して高市氏個人の支持者ではない。相場にとって一番いい展開が期待されるからである。)
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だが、心配はやはり【米国株】だろう。
どの市場も大きな陰線を付けた。たぶんきっかけが欲しかったのだろうよ。トランプ砲が引導を渡すことになったのか、ここからが見ものである。利下げ期待で上昇するより、インフレ、景気減速不安で下落する日が目立ってきたら注意だ。まずは小型株ラッセル2000の調整ぶりを注意深く見ることにしよう。
日経も少なからず、米国株の調整の影響は受ける。その意味でも明日から波乱の緞帳が切って落とされるのかもしれない。
しかし、高市首相云々の前に、日本株はあの石破政権の時でさえすでに買われていた。危険な匂いぷんぷんの米国株の代用としてだ。それが今になって、その資金を引き揚げるってことにはならないだろう。先物でのヘッジはしても、現物株は粛々と買い続けるはずだ。よって、このまま下がり続けることはない。
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では、明日月曜日、祝日取引の戦略だ。
上で書いたように、45000円割れはすべて買いだ。ここで逃げるわけにはいかない。もちろん小さなロスカットは必要だが。小さなロスカットをした上で、何度も買う。セオリー無視の手法だが、3度目でもダメならやめればいいだろう。それまではあきらめないことだ。ただし、限度はある。その限度については上に書いてあるはずだ。必ず記憶しておくべき数値である。
<重要ライン>
<参考>49615・・・現物225指数・月足3波高値目標値その2
①48945・・・新最高値
②48480~48780・・・4時間足天ネックゾーン
③47915・・・5日線処
④47900・・・4時間足戻り高値
⑤47795・・・ナイトセッション・バリュー上限値
⑥47450・・・ナイトセッション・バリューハーフ
⑦46935・・・上昇転換ライン
⑧46650・・・先週月曜日の日中マド(45965~47335)の中間点
⑨46585・・・5時間足直近下落38.2%戻し
⑩46525・・・4時間足上値メド2
⑪46225・・・4時間足上値メド1
⑫46090・・・日足⑤ー3波上昇の38.2%押し
⑬46025・・・5時間足直近下落23.6%戻し
⑭45965~47520・・・(合)日中マド4
⑮45780~46185・・・ナイト下落浅戻しゾーン
⑯45245・・・ナイトセッション・バリュー下限値
※45240・・・ナイトセッション終値
⑰45125・・・4時間足直近安値(ナイト安値)
<参考>45042・・・現物225指数・変則週足の前週安値(10/3)
⑱45030・・・上記参考値の先物相当値=4時間足5ー2波底値
⑲44980・・・4時間足チャネルタッチ処
⑳44890・・・4時間足下値メド1
㉑44685・・・1時間足480MA処
㉒44590・・・4時間足下値メド2
㉓44370・・・日足押し安値
㉔44330・・・日足⑤ー3波上昇の61.8%押し
㉕47630・・・本日下落目標値1
㉖47580・・・月曜日日中バリュー下限値
㉗43815・・・4時間足ジグザグ下落超拡大目標値
㉘43720・・・日足⑤ー1波頂点
㉜43110~43020・・・日中マド3
㉝42560~42425・・・日中マド2
㉞40175~40095・・・日中マド1
<詳細>
とりあえずは底値を44800円台までと決めておこうか。一瞬なら㉑があるかもしれない。これは取れないので、前もって指値しておくかだ。これは簡単なケース。
でも、このまま大きく下落することなく上昇しちゃったらどうしよう。
月曜日ナイトセッションも含めて上昇するなら⑧あたりまでと決めている。それくらいまで上昇していないと、本番の火曜日に例のマドを埋められてしまうからだ。また、4時間足最後の大陰線の高値が45990円なのでそれを目標にしてもいい。あるいは自立反発は最低限⑮下辺までと決めてもいい。
それらの目標値を狙ってリスクに見合う価格であればチャレンジしてみることだ。ローソク足サインなどは多分出ないから(出たところで時遅しが、ローソク足やチャートパターンなのだ。)、一か八かになるだろう。
が、バクチなので、筆者はやらない。寄付きから先に45000円を割っていく場合しかカイでは仕掛けないだろう。逆に先に上昇して46000円を超えてきたらウリを仕掛けるつもりだ(なるべく46500円以上で)。
このウリはナイト中に決済しておかなければならない。そりゃそうだろう、「マド埋めは断固阻止」に賭けているのだから。
<マイポジション&スイングトレード的構想>
売1(48500台) 新規1枚増
買2(42900台、43800台) 変わらず
※売玉を1枚でもホールドしていたので、何とか持ちこたえられるか。必ずあるだろう恐怖の1日を確実に仕留めたい。
<前日感想戦>
9時すぐ、48555円ウリ。48780円という想定外の高値で一瞬躊躇してしまったが。
そのあと、9時寄付きからの1分足出来高は15000枚以上という異常値を発見。コア30指数もマド明けからの下落、陰線が続き、下げに安心感。この玉は早々にホールド確定とした。
9時半チョイ前、48475円でウリ増し。バリュー下限値近く、9時半からのイッキ下げを狙った。10時5分前48365円で利確。狙いは48220円だったが、反発された。
10時すぎ48405円でウリ直し。これはベストタイミング◎。20分後48255円利確。
後場も快調。1時すぎ、48170円ウリ。48220円まで上げられるもガマン。2時前48050円で利確し、自公会談の結果に備える。
自公決裂のニュースで下落するも、乗れず。また「47500円台じゃ下げは足りない」とカイも自重。
案の定ナイトは下にマド明け。拡大フラットC波底47385円のチョイ下で指値しておいたが刺さらず。反転してしまった。なので、47690円でショート。すぐ▲60円。上昇は47700円までだろうと高をくくっていた。また5時寄りすぐの下落は48400円台までだと思っていたからでもある。きっちり47385円を付けてからの反発であった。
この見逃しは重大なミス。動体視力は相当落ちでいる。また、2番底の47390円の時には風呂に入っており、見逃し。ミスが重なりヤル気消失。
「どうせ、今夜はそれほど上がらないだろうし、来週初めにはまた下がってくるだろう」と言い訳が口をつく。月曜日は祝日取引だから、上がっていたら戻り売られるだろうと考えていた。
仕事をやらない言い訳に過ぎなかったが、これが幸運につながるとは・・・。ぐっすりオネンネ中のまさか、まさかの下落であった。夢を見ているのかと思ったくらい。翌朝6時半、とび起きた。
ともあれ、売玉は決済しておらず、買玉も増やしていなかった。来週の反撃に備えて買い余力も温存できた。・・・そう思わないとやってられない。含み益の超大幅減はやはり悲しい。
以上。
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