きょうも時間に追われているので短刀直入に話そう。シリーズ2戦目のことで落ち着かない。
まずはこれから。【現物225指数・日足&変則週足】
先週は陽線ではあるが上ヒゲが長く、不安感も少々でている。しかし、水色円で囲んだごとく、7月以降の上昇相場においては、大きめ陽線が立っては2週ないしは3週調整というサイクルで進行していることから、3週目にあたる今週はまた大きな陽線が期待できそうである。
先週金曜日が週足上ヒゲ部分を埋めようとするような陽線だったことが心強い。今週初からも上昇が続けば、史上最高値更新も大いに期待できるだろう。
通常の週足チャートと見較べてもらいたい。通常週足のほうが確かに日経の力強さがより顕著に感じられるだろう。まさに無双だ。しかしその強さと裏腹な不安感、「この幸せがいつまでも続くのかしら」という不安心理が隠されてしまっているようにも感じられる。だから、「今週はまた一服してほしいな」という買いたい弱気が頭をもたげてくるであろう。
その点変則週足はすでに2週間の調整を終了している。もちろん3週目の調整も考えられるが、「一丁やったろうではないか!」との決断をより促してくれる優れたチャート形状なのである。どうなるかは結果論だ。上昇に賭けようではないか。
【日足】
4月暴落後の未曽有の上昇はすでに最終点に差し掛かっていることは言うまでもない。最後の5波動目の5波(緑色)というのが現在のカウントだ。しかもその緑色5波もすでに5波動目(赤色ライン)に進行しているかもしれず、その天井は2020年3月から始まった月足3波の終焉を意味することも言うまでもないことだろう。
そう、もうすぐ月足3波は終了するのである。それが終われば長い長い冬の時代を迎えることになる。ただ、その冬はそのアトに続くべき春を想定している。なので、簡単に耐えることができるだろう。それは高市早苗という日本初の女性首相と行動を共にするということでもある。そう予感させるほどのインパクトを感じさせるではないか?
が、足元はちょっと不安だ。
そもそもサナエノミクスとアベノミクスを同列に置いて批評しているのが間違っている。アベノミクスは2008年10月、日経平均が7000円割れという今からはとても考えられないオンボロロ、オンボロボロロという時代から少し立ち直った、2012年末から始まった。エリオット波動カウントでは月足1波内の3波動目スタートと位置付けられる。そっからのイケイケは当然のことだったろう。
比べてサナエノミクスは月足3波の5波動目、それも最終局面である。期待する方が無理である。もうすぐ4波になるのだ。その意味では、サナエちゃんは苦労するでぇ。
(それでも高市早苗は娘盛りを渡世に賭けた女である。4波らしく時が解決してくれるのを待つか、にっちもさっちもいかなくなったら「野田よ、ガタガタ言ってんじゃねえ、お前こそ竜ちゃんみたいな顔しやがって、解散だ、解散、総選挙だ」ともろ肌脱いで、ツボ振りしてしまうだろうか。)
だから5波の訪れはそう遠くないことだろう。支持率の高いうちに行えば、暖冬で終わりそうだ。筆者もそう心配はしていない。
問題はやはり足もとだ。
筆者には金曜日の値動きが気に食わない。高市トレードがまだ生きているなら、あれはない。日足こそしっかりした陽線に見えるが、値動きが緩慢すぎる。夜のCPI指標を待っていた? バカ言っちゃいけない。高市トレードがそんなものに負けるわけがないのだ。
警戒するのであれば、先に目標値(49600円前後)までいったん上昇してからのちに調整してほしかった。それが、目標値に達せず、達したのは経済指標が発表されてからである。ということは高市サプライズはすでに終了し、それよりも米国の利下げのほうが上昇の材料として重要視されていたということだろう。
やはり高市トレードは終了したと思わざるを得ない。さきの首相指名選挙で出尽くしであったかもしれないのだ。
さらに言えば、高市サプライズ後の日中マドは下記4,5,6と3つのマドを今度は確実に空けた。この事実も高市トレードの終焉を物語っているかもしれない。
が、日足波動的にはもう1波残っていることは事実なので、それを以って完全終了とするべきであろうし、そのタイミングも今週中、ないしは遅くとも来週初までだろうと考えることにした。
【イベントスケジュール分析】で詳しく見てみよう。来週の重要イベントを列記してみる。(日本時間表示)
①10/28(火)午前中・・・高市・トランプ首脳会談
②10/30(木)朝方・・・FOMC金利発表&議長コメント
③10/30(木)午前中・・・トランプ・習近平首脳会談
④10/30(木)昼・・・日銀金利発表(3時半~総裁コメント)
⑤11/ 3(月)・・・祝日・日本市場休場(但し先物オプション取引はあり)
どうやら②③④が重なった木曜日があやしく感じられる。
天井はおそらく木曜日の後場だ。日銀の発表直後ではないだろうか。たぶん利上げナシとなるだろうが、それですべての材料出尽くしとなると見ている。もちろん余熱でナイトや翌金曜日も上昇する可能性はある。どちらにしても3波の天井にふさわしい上昇っぷりを期待している。
また米国株も本来は②で材料出尽くし、下落トレンドに向かうものと予想していたが、③が発生したため1日だけ命拾いしたか。どちらにしても今月末までの命であることに変わりはないが・・・。
つまりは日米ともに天井は同じようなタイミングになるようである。
注意点は⑤の祝日があること。前日金曜日ナイトまで目いっぱい上げ続けるか、金曜日の日中までで上昇をストップさせ、ナイトから暴落させるかだ。前者なら天井は火曜日の寄付き直後になる可能性がある。いちおう頭に入れておこう。
尚、③については一番重要イベントと言っても過言ではない。すべての思惑を消し去ってしまうパワーがある。オトナ同士の会話だから、まさか決裂はないと思うが、議題の進展はさほど期待できるものとも思えない。特に米国株はこの日まで期待で上昇し続けるか、直前まで軟調な値動きをするかどちらかはわからないが、日本株もそれに追随した動きになることは間違いなかろう。
イベント前に米中ネタで日経が下落したら買うべし、だろう。
では。さらに詳細に分析を進めよう。
【4時間足】
直近の上昇が4波継続中のものなのか、5波の初期段階のものなのかははっきりしない。4波なら、ここから50000円近くまで上昇後再度下落、フラット修正波のC波底を付けてからイッキに上昇5波の進行となるだろう。
すでに5波なら、このまま大きく後退することなく、適度な押し目を付けながらの上昇後最後のクライマックスを迎えることになる。
どちらでも天井は木曜日ないしは金曜日に間に合うし、天井めどはおそらく51000円を付けるか付けないか程度が予想される。これは図の②ー④チャネルライン(青色細線)から想像できるだろう。
4波継続中であったにせよ、ここからは50000円前後までの上昇が期待できることは確かである。先ほども軽く振れたが、直近の上昇はフラット修正波と仮定すればそのB波であろう。だからB波として50000円水準に近づいたときは、いったんの利入れは当然である。本当にフラットなら再度48500円近辺まで下落する可能性が濃厚だからである。
また前回高値を少しでも突破しちゃえば、もし5波だったとしても、そこからの下落は当然の帰結であろう。
※両建て使いの筆者としては、50000円を超えたらショートを持つかもしれない。50000円を超えてしまえばいつ天井だと言われても納得するからだ。
すでに5波進行中だったとして実際に51000円まで伸びたら、利確はもったいなく思うかもしれない。逆に損した気分にもなるだろう。これを判別する方法は未だ考え付かない。その場その場で考えるしかないかもしれない。しかし、木曜日の時点では価格がどこに位置していようと天井を意識するべきである。
・・・・・・
では月曜日の戦略会議だ。
もうわかっているだろう。カイしかないことを。4波中であっても5波進行中であっても、押し目必ず拾うこと。これしかない。
筆者は現物指数で50000円突破は確実だといまだに考えている。そうでなければ、高市サプライズの意味がないからだ。
押し目がなくても50000円までに十分な利益を想定することができる位置なら、買うべきであろう。
<重要ライン>
①51340・・・4時間足ジグザグ上昇N値
②50975・・・スイング目標値2
③50885・・・1時間足ジグザグ上昇拡大目標値
④50435・・・スイング目標値1
⑤50375・・・本日上昇可能値2
⑥50240・・・1時間足ジグザグ上昇N値
⑦50235・・・大上昇転換ライン
⑧50145・・・拡大フラットならB波天井候補
⑨50050・・・本日上昇可能値1
⑩50010・・・現最高値
⑪49985・・・現最高バリュー値
⑫49840・・・目先上昇転換ライン
⑬49665・・・ナイト高値
⑭49620~49795・・・(改)4時間足天ネックゾーン
⑮49620・・・ナイトセッション・バリュー上限値
※49555・・・ナイトセッション終値
⑯49555~49485・・・ナイト上昇の浅押しゾーン
⑰49495・・・前日日中マド埋めライン
⑱49485・・・ナイトセッション・バリューハーフ
⑲49285・・・ナイトセッション・バリュー下限値
⑳49130・・・5日線処
㉑49000~48820・・・(新)日中マド6
<参考>48641・・・現物指数・変則週足先週終値
㉒48540・・・4時間足⑤ー1波天
㉓48445・・・日足直近安値
㉕48325~48190・・・日中マド5
㉛46355~45965・・・日中マド4
㉜43110~43020・・・日中マド3
㉝42560~42425・・・日中マド2
㉞40175~40095・・・日中マド1
<詳細>
押し目をくれるなら⑱チョイ割れ程度までで手を打っておくかな。フラット修正波ならここからいったん折り返し点を付けるかもしれないが、逆にそれ以上の下落は考えられない。すぐ反発に転じるものと考えられる。
もしそこで止まらなければフラット修正波であることは確実だ。⑲まで下落後上昇、50000円に向かう。
しかし、明日はマド明け高寄りの確率が高そうだ。⑪までは伸びる計算で買う。高寄り後ナイト終値とのマド埋めが先ならそれを待ってもいいが、待つのはそれまでだ。反転の気配を感じたら(感じるだけでよい)、カイを素早く行うべし。
などと、冗漫に思っている。
<マイポジション&スイングトレード的構想>
売0() 変わらず
買3(42900台、43800台、48600台) 変わらず
※そろそろ天井を意識しとくべし。すなわちショートの準備だ。買玉を持っているスインガーなら仕掛けは比較的容易いはず。むしろこの日のために買っていたと思ってもいいくらいだ。
<前日感想戦>
日経朝刊に「株、過熱感へ警戒強まる」とのキャッチコピー。いっそう強気に構えることになった。
が、コア30指数は陰線の連続できっかけがつかめない。9時17分頃やっと49125円と重い腰。次の30分に赤字転落するもガマン。その後はハデではないが順調な上昇で安心感。「49600円まではイクはず」との思いは強かった。
後場1時すぎには49395円追加カイ。これは2時すぎ49360円いったん切るも、5分後49310円でカイ直した。が、伸びず。3時半過ぎてから49360円で決済しておく。
ナイトは下寄りからのスタート。すぐ上昇に転じてくれたからよかったが、6時45分頃48425円で朝の1枚を利確してしまった。日中バリュー上限値49455円に届かないと感じたからだ。
以上。

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