2022年3月27日日曜日

【日経記事分析5】商社株はまだ上がるのか?

 海運株の後釜に据えられた商社株はこれからでも大丈夫か?


最近は先物関係の記事ばかりで個別銘柄に関してはけっこう久しぶりになった。特に昨年の12月以降からは、筆者のトレードがデイトレに限定するようになって、なかなかスイングトレード対象の記事が書けなかったからでもある。が、日経もようやく上昇トレンドが確定的となってきたことだし、少しは株の記事にも力を入れることができるだろう。

で、今週が再出発の第1弾。先週土曜日3/25朝刊・スクランブル面での『海運株人気 継ぐのは商社株? 資源高追い風、高値更新』との見出し記事に触発されてちょっと書いてみた。

あれは1年、2年前だったか。有名投資家バフェット氏が「商社株を買っている」とわざわざ告白したことがきっかけとなったかどうかは別として、あれから商社株全般は堅調な動きになっていたようである。

ただ、ボラが小さいので筆者などデイトレ派にとっては手掛けづらく、日本株の低迷を尻目にジリジリと上がっていく株価を見ながら、「株はやっぱり長期だな」と自分を納得させていたものである。

また、記事に触発されたこと理由がもう一つあって、筆者は昨年末に以下の記事を書きおろしている。

暗雲漂う日経平均株価~海運株チャートが示唆するものとは?

この記事の中において筆者は、海運株と日経平均株価の奇妙な関連性をつたないながら追及することを試みたのであるが、残念ながらここまでの経過からは見当違いの内容であったと言えよう。

が、当たらずとも遠からずで、海運株の動向には常に注意を怠っていなかったところ、今週に入っての海運株の不調に「どうやら日経もここらあたりが天井かも」などと想像もしていたものであった。

そんなところに、この日経新聞の記事である。

海運のあとは商社。商社株がここからの日本株を主導するのか?

なんでも大手5社は3/18以降連日で昨年来高値を記録し続け、2月末比で日経平均が6.1%の上昇だったのに比し、悪くて12.8%、上位2社は20%以上の上昇率であったらしい。また資源インフレがこれからも世界中を席巻するであろうから、ますます上がるだろう、てな記事である。


さっそく、チャートを覗いてみた。日足では冗漫なので週足である。


<8002> 丸紅









<8058> 三菱商事














<8031> 三井物産














<8053> 住友商事














<8001> 伊藤忠








いかがだろうか。

エリオット波動のカウントを施すためにラインを書き入れてある。例によって、いささか乱暴であり、信憑性に欠けるだろうが、大手5社の週足チャートはすべて第5波動目を進行中であることがわかる。

そしてまた共通するのは、先週のローソク足が大きく上にピークアウトしたような、いわゆる伸び切り線となっていることである。すなわち天井、もしくは天井圏であり、ここから買っていくには少々危険なムードが漂う。

しかし、日足を見ると、どれも高値圏であるのには違いないが、出来高はピークアウトしておらず、ここからもじり高が続き、ウェッジのような形(あるいは先週学習したダイアゴナル)で上昇していく感じもある。


思うに、勝者株は日経平均と生死を共にする形で、ひと相場を終えるのではないだろうか。

だとすれば、中・長期での投資は考え物である。やるなら、今週に限っての上値追いの短期取引で儲けるしかない。そして、5波の噴きあがりが終わったあと、ABC調整波を待ってからの買いをするべきなのではないだろうか。

(といっても筆者にそんな気はないが。筆者には心の面でもお金の面でもそんな余裕はない)

この記事のライター氏は「過度な期待は禁物だ」という警句で結んでいた。大手メディアの記者に似つかわぬ、かなりの良心の持ち主なのであろう。


以上、天井騒ぎの【今日の間に合わせ】でした。ご清聴ありがとうございました。

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