2022年6月11日土曜日

【チャート読解/副読本】斜め45度の法則。あるいはトレンドラインの見方。

例えば上昇波動でも下落波動でもいいのだが、価格が斜め45度での価格で推移している波動を見て美しいと感じたことはないだろうか?

筆者は長く続くトレンドほどその傾斜角度が45度であることをなんとなくだが経験的に知っていた。ライントレードを出発点とする筆者は、いろんな波動に沿ったラインを引くたびにそんな感慨を抱いている。

それより急角度であれば、いわゆるV字、ナイアガラと言われるようにそのトレンドの寿命は短いし、逆に小さな角度のトレンドでも長続きしない。前者ではあまりの急角度なことに恐怖し、後者はあまりにも価格変動が小さいため投げやりになってしまうというトレーダーたちの心理的背景が影響しているのかもしれない。

やはり45度で推移するトレンドが一番長く続くのではないか、長く続くが故に美しく見えるのではないか?

そんなこんなで筆者の妄想が始まった。


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そういえば滝川クリステルは「斜め45度のマドンナ」だったな。45度って意味あんのかな。

ネット検索をする。「斜め45度の」まで入力したら、下に「斜め45度の法則」との例単語が出てきた!

いくつかのHPの中から議員夫人のことはすっとばして、まず目に入ったのが、合気道師範のブログだった。

合気道弘道館里見道場

ここで筆者は黄金比(1:1.618=フィボナッチだね)の他に白銀比(1:√2)という言葉があるのを恥ずかしながら初めて知った。正方形の対角線の角度をそう呼ぶのだそうだ。いくつか関係する記事を読んだが、師は武術の奥義はこの法則にあるとも言われており、また美の法則でもあると考えられているようだ。

合気道の演武が演舞と感じるのは芸術と武道の法則が白銀比や黄金比にかなった動きになっているからと考えられます」という一文が気にいった。

さすがは武術の大家である。師範まで昇りつめた方の言葉は重みがある。清冽としてすがすがしい。筆者のお気に入りに加えたのは言うまでもない。

次に開いたブログは、バレエの先生のものらしい。

JBPバレエ

全くの門外漢である筆者は驚いた。45度はもっとも美しく見せるための体の向きのことだった。バレエでも使われている。45度の法則はやっぱり生きているのだ。

もうひとつ。科学的に論じたものはないかと探したのが、

おとな理科

ボールを遠方に投げるには何度が最適か?という記事があった。前半の数式をすっ飛ばすとグラフがあった。これがそうだ。




どこかで見たような気がする。そうだ、統計学で使う正規分布曲線だ。相場では価格のばらつきとその平均との関係をあらわしたものだ。それに似ている。

飛距離は45度を中心として+-5度前後が最も伸びるらしい。そういえば野球でも45度の角度で打ち上げられた打球がホームランになりやすかったな。




もうひとつあった。高さと飛距離の関係をあらわしたグラフだ。

やはり45度前後は距離といい、高さといい、もっとも理想的だと思われるが、注目したいのは、黒色線の70度のグラフだ。

ここで筆者の専門分野である「相場」に関連付けしてみよう。高さを価格、距離を期間と置き換えてみればどうだろう。高く上がれば上がるほど底到達までの期間は短いということではないか?

筆者は確信した。45度の法則は相場の中にもある。


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筆者が主戦場にしている日経225MINI先物では、5/13の25475円から今週金曜日につけた28350円まで上昇が続いたが(9限月)、その上昇トレンドラインの角度を測ってみたら、73度もあった。上のグラフでいうと黒色曲線とほぼ同じ。

ということは、来週からの下落速度は速いのかな。高値をつけてからの急落を見ると、時間調整というより価格調整の方だったかな。どこまで下落するかは別として。

もうひとつ。ギャンファンというテクニカルツールがある。価格と時間に注目したインジで、筆者も去年あたりは頻繁にチャート分析の道具として使っていたが、最近はめっきりその頻度が減った。見限ったわけではない(下記注参照)。いまひとつ、使い方(実戦での)がはっきりしていない状態なので、使用しきれていないだけである。ちょっとづつでも考えてはいるのだが、いまだにわからない。また実践的な使い方を書いたブログ記事も見当たらないのである。

このギャンファンは安値から高値へ【1×1】ラインを合わせて引くわけであるから、ファンラインの9本のラインの中でも【1×1】45度の角度のラインが重要なようである。なぜ、45度ラインが重要と考えたのかは、上の斜め45度の法則の存在を知って腑に落ちた。

そしてまた別の妄想が始まった。

45度の角度が絶体の真理だとすれば、それを今の高値安値に合わせるということは、そのいまのトレンドラインこそが「真」と仮定するということである。そして、その「真理ライン」から価格が放れ始めた時ということは、「真理」から遠くなるということで、「偽」になることであり、それを相場界ではトレンドに対する「調整」と呼ぶのだろうか。

しかし、『この世界にはトレンドとトレンドやない、トレンド的なものがあんねん』という先人の教えからすれば、上記考えもはなはだあやふやなものになってしまう。

うーん、わからない。すべては仮定の話なのか? 絶対的な真理は存在しないのか? 君たちがいて、僕がいるのか?

筆者の聖杯探しの旅はまだまだ続く。そうじゃ、あ~りませんか?


(注)

ここでいう「見限る」というのは、たとえば、昔よく通ってたスナックに半年ぶりに訪れたとしよう。

加賀まりこ似のママが「あら、とうにお見限りだと思ってよ」と新ボトルの口を開けながら、腿のあたりをぎゅっとしてくる。若い人にはわからない機微だろうが、顧客サービスの一環だとわかっていても自然に鼻の下はびろ~ん。

このママが発した「見限る」という言葉の意味と同じである。

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それにしても、あのママ、「やっぱ、色っぺえや」。


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